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♂♀(オスメス)
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♂♀(オスメス)の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.82pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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読みながら、純文学で私小説っぽい世界観を垣間見ました。ストーリーの面白さというよりは、 『性』という壮大な概念のある一部分、しかもあまり人が突かないところに潜り込み、 徹底的に考えて考えて、追究しつつもその深層に浸り、溺れていく・・・というような、 作者さんの哲学をまとめた論文のようであり、でも小説でもある、という作品なのだと思います。 空き時間に一人の際、もしくは相手の話に興味を持てない時に上の空になりながら、ふっと頭に浮かぶ考え事、 けれど1分も継続させずに止めてしまう。大多数の人にとっては特段の必要性のないテーマって、色々あると思うんです。 それについて、あれこれ考えを巡らせる。 そのあれこれを縷々記した挙句に作者さんが出した結論が、読者にどれくらいの足しになるかは分からないし、 この小説から、建設的な発想を見いだせられる人が、どれくらいいるのかも分からないけれど、 そういう意味合いを欠くものを、それでもたくさんの時間を割いて読み耽るという事。 それって、省エネとか節約とか、コストカットというような言葉やそれにまつわる事象を、 目一杯ポジティブに考える今日この頃を生きている自分に、なんとなく、贅沢な感覚を与えられるという事ではないでしょうか? | ||||
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奇才、花村萬月の傑作、ギラギラしているハズなのにそうとはとらせない、言葉遊びの妙とかけひき、フィクションなのか実話なのかわからないが、文面のエロスはここでは萬月節もフルスロットルである。官能小説では伝わってこない心の襞までもがなまなましい。頭にず~んときてしまう。どうして愛してしまうのか、ただ性だけがすべてなのか?そうではない心から溶けてしまおうとする部分の描写が実に色っぽいのだ。単なる中年オヤジは同じことをするべからず、バッカじゃないの?といわれるにきまってる、ただ萎縮しない一言がいえれば、「もしや」かもしれないが空気は読もう、そうでないと変態だ。後半少しだれてきてしまうし、カニバル的な嗜好が文面に入ってくるのはあまり好きではないのだが、読んでみれば知的バカ、痴的秀才になってみようじゃないかと思わせる。 | ||||
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奇才、花村萬月の傑作、ギラギラしているハズなのにそうとはとらせない、言葉遊びの妙とかけひき、フィクションなのか実話なのかわからないが、文面のエロスはここでは萬月節もフルスロットルである。 官能小説では伝わってこない心の襞までもがなまなましい。頭にず~んときてしまう。どうして愛してしまうのか、ただ性だけがすべてなのか?そうではない心から溶けてしまおうとする部分の描写が実に色っぽいのだ。単なる中年オヤジは同じことをするべからず、バッカじゃないの?といわれるにきまってる、ただ萎縮しない一言がいえれば、「もしや」かもしれないが空気は読もう、そうでないと変態だ。 後半少しだれてきてしまうし、カニバル的な嗜好が文面に入ってくるのはあまり好きではないのだが、読んでみれば知的バカ、痴的秀才になってみようじゃないかと思わせる。 | ||||
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