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犯罪は二人で



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【この小説が収録されている参考書籍】
犯罪は二人で―天藤真推理小説全集〈17〉 (創元推理文庫)

犯罪は二人での評価: 4.00/5点 レビュー 3件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(4pt)

夫婦で盗みを

著者の作品全集の最終巻で、十二篇の短編集。
ユーモアがあって、比較的軽妙ではあるが、緻密で唸らされる作品が多い。
中には「のりうつる」の様な、空想的な作品もあるが、多くは、着想が現実性を帯びている。
ウマの合わない友人を描いた「運食い野郎」や、当初から話が胡散臭い「純情な蠍」などは、
現実に、我々の周囲でも繰り広げられているかも知れない様な、犯罪的および非犯罪的悪である。
夫婦で盗みを働く「犯罪は二人で」よりの三連作は、その、経緯(いきさつ)自体から面白い。
そして、実際に犯行を行う場面は、、、思わぬ事態が生じるあたりが、傑作だ。
その他の、殺人を扱った作品も、どこか間が抜けている。
非常に親しみを持てる作品ばかりで、とにかく楽しい。
著者は既に故人であるので、新作の登場は無く、これまでの作品を、噛みしめて読みたい。
犯罪は二人で―天藤真推理小説全集〈17〉 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:犯罪は二人で―天藤真推理小説全集〈17〉 (創元推理文庫)より
4488408176
No.2:
(4pt)

酷い目に遭う

 天藤真推理小説全集の17巻。
 12篇を収める短編集。著者の死後に雑誌掲載された作品なども。
 3篇が表題作「犯罪は二人で」のシリーズ。あとは独立した短篇。
 ユーモア・ミステリとして上質のものばかり。結末のひねりも利いているし、文章や登場人物にも温かみがある。もっと高く評価されて良い作家だと思うが、時代に合わなかったのか。
犯罪は二人で―天藤真推理小説全集〈17〉 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:犯罪は二人で―天藤真推理小説全集〈17〉 (創元推理文庫)より
4488408176
No.1:
(4pt)

上質のユーモア

びっくりするようなトリックはないかもしれないが、決して単調ではなく、必ずひとひねり利いている。文章も上品なユーモアをたたえていて、読み飽きない。推理小説なのになぜか何度も読み返してしまう。
犯罪は二人で―天藤真推理小説全集〈17〉 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:犯罪は二人で―天藤真推理小説全集〈17〉 (創元推理文庫)より
4488408176

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