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fの魔弾
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fの魔弾の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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カッパノベルスから出た柄刀氏の長編で氏が何回も挑戦している王道の密室殺人ものである。 今回は密室トリックに同時進行の同種の密室事件と法廷劇が進行していくという新基軸の趣向があるが、まあいつもの柄刀氏らしいコテコテの密室ものである。 氏にしては密室トリックはストレートでシンプルだが、うまく長編に引き延ばして活用されている。 ボリュームにしては読後はややあっさりし過ぎの感もあるが読み応えのある作品である。 | ||||
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浜崎憲也は、完全に密室状態のマンションの一室の中で、二つの銃殺死体 と凶器として使われた拳銃のそばで、意識を失っているところを発見された。 浜崎の衣服や手袋から硝煙反応が検出され たことから、彼は殺人罪で起訴されてしまう。 浜崎の無実の証明に乗り出した旧友の南美希風は、事件 の鍵を握るチャップマンという男に会うために単身渡米する。 チャップマンとの面会中、美希風は麻酔薬で意識を失わさせられてしまうのだが、 気がつくと、彼は密室となった部屋の中でチャップマンの射殺死体とともにいた……。 意表を衝く密室トリックと法廷での真相追求劇が 特徴の『ユダの窓』を現代風にアレンジした本作。 各要素の翻案が見事なのはもちろんなのですが、探偵役である美希風を 浜崎が容疑者とされた事件と酷似する状況に追い込み、真犯人が仕掛け たトリックを、いわば実地で解明させるという状況設定が素晴らしいです。 また、薬物汚染を背景にした人間ドラマもよく練られており、特に、 浜崎が身内の者にも隠しているある事実は、終盤でそれが明か された際に、えも言われぬ驚きとカタルシスをもたらしてくれます。 | ||||
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浜崎憲也は、完全に密室状態のマンションの一室の中で、二つの銃殺死体 と凶器として使われた拳銃のそばで、意識を失っているところを発見された。 浜崎の衣服や手袋から硝煙反応が検出され たことから、彼は殺人罪で起訴されてしまう。 浜崎の無実の証明に乗り出した旧友の南美希風は、事件 の鍵を握るチャップマンという男に会うために単身渡米する。 チャップマンとの面会中、美希風は麻酔薬で意識を失わさせられてしまうのだが、 気がつくと、彼は密室となった部屋の中でチャップマンの射殺死体とともにいた……。 意表を衝く密室トリックと法廷での真相追求劇が 特徴の『ユダの窓』を現代を舞台に翻案した本作。 各要素の翻案が見事なのはもちろんなのですが、探偵役である美希風を 浜崎が容疑者とされた事件と酷似する状況に追い込み、真犯人が仕掛け たトリックを、いわば実地で解明させるという状況設定が素晴らしいです。 また、薬物汚染を背景にした人間ドラマもよく練られており、特に、 浜崎が身内の者にも隠しているある事実は、終盤でそれが明か された際に、えも言われぬ驚きとカタルシスをもたらしてくれます。 | ||||
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高校時代の友人が殺人犯として起訴された。南美希風はその無実を証明するため、調査を開始する。 しかし、友人は2人の死体と共に密室に閉じこめられていた。その密室の謎はなかなか解けない。 そんな中、美希風はアメリカで、他殺死体の隣で目を覚ます。罠にかかった美希風。時間は限られていた。 日本での起訴からの流れと、アメリカで他殺死体の隣で目を覚ましてからの緊張した行動の章が交互に描かれ、緊迫感は充分。 そして、最後に明かされた密室の作成過程は、ちょっとその日の夜眠れなくなるかもしれないものです。 | ||||
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