白髪鬼

【この小説が収録されている参考書籍】

評判

白髪鬼の評価:

4.40/5点 レビュー 15件。 C ランク

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平均点4.40pt

Amazonレビュー一覧

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全28件 21〜28 2/2ページ
No.8
(5pt)

表題作なつかしー

どこかで読んだストーリーと思ったのも道理、原作・江戸川乱歩でしたか。こういう話はでも、横山先生のいかにも好むものでもあるのでこのチョイスは納得出来ます。誰も幸せにならないラストとか、いい余韻のある話でした……。
 冒険モノにファンタジーもの、色々な話が他にも収録されています。投げっぱなし、放りっぱなし的なラストが多いのには、人間に出来ることなど限られているというそんなメッセージ性を感じました。読み応えのある話が4編、お勧めです!
白髪鬼 (江戸川乱歩文庫) Amazon書評・レビュー: 白髪鬼 (江戸川乱歩文庫)より
4394301173
No.7
(5pt)

乱歩原作の絶妙なマンガ化

本書に収載されているのは
 横山光輝「白髪鬼」
 桑田次郎「地獄風景」
 古賀新一「陰獣」
の、いずれも乱歩原作の三作品である。
まあ、厳密には「白髪鬼」は乱歩オリジナルとはいえないのだが。
そして、いずれの作品も、乱歩の雰囲気を良く表している。

いずれも著名な作品だし、かなり原作にそってマンガ化されているので、ストーリーについては今さら言うことはない。
横山作品は、そのソフトタッチと相まって、かなり暗い話をサラリと、淡々と描いている。
桑田作品は、シャープなタッチが、かなり陰惨なストーリーを明快に、しかも著者もかなり楽しんで描いたことが良く分かる作品となっている。
本作はたしか「ぼくらマガジン」という、比較的対象年齢層の低い雑誌での連載だったこともあり、陰惨な描写は極力控えめではあるが、それでもあんな場面やこんな場面など、乱歩ファンならニヤニヤものである。

さて、最後の古賀作品である。
「陰獣」のマンガ化はかなり難しかっただろうが、適度にストーリーを省略して、独特のタッチで不気味な乱歩ワールドを実にうまく描写している。
さすがは「エコエコアザラク」の作者である。
かなり強引な描写もないわけではないが、やはり乱歩作品とのマッチングは最高である。

入手し難い本ではあるが、乱歩ファンには一度手に取る価値がある。
横山「白髪鬼」は近年再刊されたが、この三作のそろいぶみには拍手を送りたい。
白髪鬼 (角川ホラー文庫―ホラーコミック傑作選) Amazon書評・レビュー: 白髪鬼 (角川ホラー文庫―ホラーコミック傑作選)より
4041924049
No.6
(5pt)

懐かしい小説

白髪鬼は翻案物なので、プロットに若干無理なところもあるが(西洋式墳墓や海賊の宝)、
それを補って余りある乱歩ワールドが展開する。特に主人公による一人称独白体はこの作
家ならではの雰囲気を醸し出してあますところない。考えてみればずいぶん残虐な復讐が
展開するのに、意外にも血なまぐささは少ない。乱歩作品にはそういうプラスティックめ
いた、或いは人工的な趣向が強いのだ。復讐を貫徹した主人公にはその出自にふさわしい
気品めいたものさえ漂い、いっそ爽やかでさえある。またこの小説には隠された主題とし
てのホモセクシュアリティもある。
白髪鬼 (江戸川乱歩文庫) Amazon書評・レビュー: 白髪鬼 (江戸川乱歩文庫)より
4394301173
No.5
(5pt)

懐かしい小説

白髪鬼は翻案物なので、プロットに若干無理なところもあるが(西洋式墳墓や海賊の宝)、
それを補って余りある乱歩ワールドが展開する。特に主人公による一人称独白体はこの作
家ならではの雰囲気を醸し出してあますところない。考えてみればずいぶん残虐な復讐が
展開するのに、意外にも血なまぐささは少ない。乱歩作品にはそういうプラスティックめ
いた、或いは人工的な趣向が強いのだ。復讐を貫徹した主人公にはその出自にふさわしい
気品めいたものさえ漂い、いっそ爽やかでさえある。またこの小説には隠された主題とし
てのホモセクシュアリティもある。
白髪鬼 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 白髪鬼 (角川文庫)より
4041053056
No.4
(4pt)

復讐するぜ

 1973年に出た角川文庫版。
 「白髪鬼」「一枚の切符」「盗難」「人でなしの恋」「恐怖王」の5篇が収められている。
 「白髪鬼」は、壮絶な復讐の物語。プロットが良く出来ている。悪人たちが次第に追いつめられていくさまが楽しい。予定調和の心地よさも。
 「一枚の切符」は、ちょっと納得のいかない話だ。
 「盗難」は、小気味よい作品。
 「人でなしの恋」は、美しくも哀しい話。乱歩の傑作の一つだろう。
 「恐怖王」は、なんだか消化不良というか。
白髪鬼 (江戸川乱歩文庫) Amazon書評・レビュー: 白髪鬼 (江戸川乱歩文庫)より
4394301173
No.3
(4pt)

復讐するぜ

 1973年に出た角川文庫版。
 「白髪鬼」「一枚の切符」「盗難」「人でなしの恋」「恐怖王」の5篇が収められている。
 「白髪鬼」は、壮絶な復讐の物語。プロットが良く出来ている。悪人たちが次第に追いつめられていくさまが楽しい。予定調和の心地よさも。
 「一枚の切符」は、ちょっと納得のいかない話だ。
 「盗難」は、小気味よい作品。
 「人でなしの恋」は、美しくも哀しい話。乱歩の傑作の一つだろう。
 「恐怖王」は、なんだか消化不良というか。
白髪鬼 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 白髪鬼 (角川文庫)より
4041053056
No.2
(5pt)

怖く、そして面白い

人はここまで復讐の鬼になれるのか?人間の狂気、浅心、裏切り、執念、そして復讐・・全てにおいて「ここまでやるか!」ってくらいに書かれており、本当に面白かった。スイスイと読める本でした。
白髪鬼 (江戸川乱歩文庫) Amazon書評・レビュー: 白髪鬼 (江戸川乱歩文庫)より
4394301173
No.1
(5pt)

ふくしゅう鬼

あの『厳窟王』(アレクサンドル・デュマ)の主人公エドモン・ダンテスの身の上すらうらやむほど おそろしい目にあった主人公の「ふくしゅう」劇。 主人公の物語る口からでる「ふくしゅう」という言葉、つねに平仮名なのは、「復讐」と普通に漢字で書いてしまうほど並の復讐にはとどまらぬ、強い執念をあらわしているのでしょうか。主人公の経験した恐怖、そしてその「ふくしゅう」心の強さに、読む者も思わず手に汗をにぎりながらひきこまれる思いでありました。
白髪鬼 (江戸川乱歩文庫) Amazon書評・レビュー: 白髪鬼 (江戸川乱歩文庫)より
4394301173