魔術師

評判

魔術師の評価:

4.11/5点 レビュー 44件。 B ランク

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平均点4.11pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全48件 41〜48 3/3ページ
No.8
(5pt)

挿絵の明智小五郎なら、やはり岩田専太郎か

初出誌の挿絵を全収録する創元推理文庫『乱歩傑作選』。こんな贅沢な事ができるのはドイルと乱歩ぐらいか。テキストの濃密さなら光文社版乱歩全集だが、挿絵の魅力も捨てがたい。本シリーズが着実に版を重ねているのも、この企画が支持を得ている証拠。
本作『魔術師』を手掛けたのは名手・岩田専太郎。
流石の出来映えによる美しい線画は明智小五郎のイメージを決定付けた。その後の『怪人二十面相』の小林秀恒、『少年探偵団』の梁川剛一の描く明智は完全に専太郎のそれを引継ぐものだ。『吸血鬼』『妖虫』、『人間豹』の冒頭も彼の筆による。
本編にも触れておこうか。『蜘蛛男』の大好評を受け、昭和5〜6年『講談倶楽部』に連載。
生首を乗せて隅田川を漂う獄門舟、時計塔文字盤上の断頭台、舞台で晒し者にされた裸の美女に迫る道化師のダンビラ、そして異様な地下室に映し出される生埋め地獄映画・・・。まさに波乱万丈、乱歩通俗長編の中でも一際息詰まる名場面の連続である。
福田得二郎への連続予告と、冒頭・終盤の密室殺人の秘密にもう少し納得いくオチがあればと思うが、それを補って余りある乱歩の「コレデモカ コレデモカ」な筆の粘りが一気呵成に読ませてくれる。
『乱歩傑作選』は20巻以来音沙汰が無いけれど、まだ通俗長編には『白髪鬼』『地獄の道化師』『偉大なる夢』等が残っている。もし次巻があるなら絶対『目羅博士』をプラスして『猟奇の果』をお願いしたい。両作とも専太郎画で初出誌も同じ事だし。
魔術師 (江戸川乱歩文庫) Amazon書評・レビュー: 魔術師 (江戸川乱歩文庫)より
4394301130
No.7
(5pt)

挿絵の明智小五郎なら、やはり岩田専太郎か

初出誌の挿絵を全収録する創元推理文庫『乱歩傑作選』。こんな贅沢な事ができるのはドイルと乱歩ぐらいか。テキストの濃密さなら光文社版乱歩全集だが、挿絵の魅力も捨てがたい。本シリーズが着実に版を重ねているのも、この企画が支持を得ている証拠。
本作『魔術師』を手掛けたのは名手・岩田専太郎。
流石の出来映えによる美しい線画は明智小五郎のイメージを決定付けた。その後の『怪人二十面相』の小林秀恒、『少年探偵団』の梁川剛一の描く明智は完全に専太郎のそれを引継ぐものだ。『吸血鬼』『妖虫』、『人間豹』の冒頭も彼の筆による。
本編にも触れておこうか。『蜘蛛男』の大好評を受け、昭和5〜6年『講談倶楽部』に連載。
生首を乗せて隅田川を漂う獄門舟、時計塔文字盤上の断頭台、舞台で晒し者にされた裸の美女に迫る道化師のダンビラ、そして異様な地下室に映し出される生埋め地獄映画・・・。まさに波乱万丈、乱歩通俗長編の中でも一際息詰まる名場面の連続である。
福田得二郎への連続予告と、冒頭・終盤の密室殺人の秘密にもう少し納得いくオチがあればと思うが、それを補って余りある乱歩の「コレデモカ コレデモカ」な筆の粘りが一気呵成に読ませてくれる。
『乱歩傑作選』は20巻以来音沙汰が無いけれど、まだ通俗長編には『白髪鬼』『地獄の道化師』『偉大なる夢』等が残っている。もし次巻があるなら絶対『目羅博士』をプラスして『猟奇の果』をお願いしたい。両作とも専太郎画で初出誌も同じ事だし。
魔術師 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書) Amazon書評・レビュー: 魔術師 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)より
448840104X
No.6
(4pt)

文代さん登場

タイトルで想像がつく通り、魔術師と名乗る殺人鬼と明智小五郎との対決を描いた物語です。魔術師の普段の職業が本当に魔術師なので、この犯人の呼び名は多少安直なような気もします。しかし、この小説は乱歩ファンにとって、後に明智と結婚することになる文代が初登場する作品として重要です。なんと文代は、魔術師の娘なのです。
そしてまた、本作は「魔術師と対決する話なのだから、魔術師をやっつければそれで終りだろう」という当然の読者の予想を見事に裏切る作品となっています。そして、この結末は見事に冒頭部分と符合しているのです。乱歩の連載作品では、途中でどんどん話がそれるパターンが多いのですが、本作のように最初と最後がきちんと呼応している作品は珍しいのではないでしょうか。
魔術師 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書) Amazon書評・レビュー: 魔術師 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)より
448840104X
No.5
(5pt)

明智小五郎の恋物語

私個人は、乱歩の作家生活の中でこの作品が発表された昭和5年前後が全盛期ではなかったろうかと思う。「孤島の鬼」「蜘蛛男」「黄金仮面」そして本書に収録されている「魔術師」「吸血鬼」といったこの時期の長編通俗小説は本当に面白い。本格推理ではないが、正体不明の怪人物と明智小五郎の騙し騙されの闘いは理屈抜きに面白い。細かい事を言えば論理が破綻している箇所も何点かあるのだが、そんな事は気にならないで一気に読める。推理小説というよりは怪奇冒険小説という表現の方が適しているだろうか。「魔術師」では明智小五郎の妻となる文代との馴れ初めが書かれてあるし、「吸血鬼」では小林少年が初登場する。明智ファンにとっては必読の書と言える。
江戸川乱歩全集 第6巻 魔術師 (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 江戸川乱歩全集 第6巻 魔術師 (光文社文庫)より
4334737889
No.4
(5pt)

とさかのついた化け物の恐怖

海底の魔術師の風貌が詳細に記されており、想像すると鳥肌が立ちそうだった。明智探偵の推理が冴えている。迫力を感じるお薦めの一冊です。
海底の魔術師 (少年探偵) Amazon書評・レビュー: 海底の魔術師 (少年探偵)より
459108423X
No.3
(5pt)

とさかのついた化け物の恐怖

海底の魔術師の風貌が詳細に記されており、想像すると鳥肌が立ちそうだった。明智探偵の推理が冴えている。迫力を感じるお薦めの一冊です。
海底の魔術師 (少年探偵・江戸川乱歩) Amazon書評・レビュー: 海底の魔術師 (少年探偵・江戸川乱歩)より
4591058522
No.2
(4pt)

おもしろいのですが・・・

「孤島の鬼」を読んで以来、私と妹のなかで江戸川乱歩がブームになっています。江戸川作品はロマンティックな気分やせつない気分、はらはらドキドキ、こんなトリックがあるとはっ!?と、夢中になる要素が100%入っている!!と、いうのが、私達2人の同意見でした。しかし、今回は「先が読めるんですが・・・」と、いう感じです。感のするどくない私達が思ったくらいなので、みなさんもそう思うはずです。最後にフォローしますが、ちゃんと、おもしろいのです。でも!と、いう感じですね。
魔術師 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書) Amazon書評・レビュー: 魔術師 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)より
448840104X
No.1
(4pt)

明智小五郎の恋

終結部の展開が少し急激でドラマチックすぎてとってつけたようなところがあり緻密さにはやや欠けますが、その分、最初から最後まで、テンポよく派手な展開が次々と続き、読んでいてわくわくする一冊です。これも乱歩が時々扱う「世代を超えて続く“ふくしゅう”」がテーマです。明智小五郎の恋の話も出てきます。
魔術師 (江戸川乱歩文庫) Amazon書評・レビュー: 魔術師 (江戸川乱歩文庫)より
4394301130