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(短編集)
ZOO
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ZOOの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.83pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全193件 61~80 4/10ページ
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以下の5編を収録。「カザリとヨーコ」双子なのに周囲からの扱いに大きな違いがある姉妹の、妹の頑張り物語。ポジティブな妹。星4。「SEVEN ROOMS」閉じ込められた姉弟。見えない犯人との戦いの1週間。ちょっと泣きたくなった。星2。「SO-far そ・ふぁー」少年からみた世界。見えない家族の関係。不思議。星3。「陽だまりの詩」ロボットとして創造された私。死を見つめ、感情を知り始め…。星5。「ZOO」犯人を探し出す…。狂言の中にある思考の変化。星3。暗い気持ちになるような話もありました。私は「カザリとヨーコ」と「陽だまりの詩」が読めただけでも価値のある本でした。「陽だまりの詩」は良いです。本当。 | ||||
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どれもこれもアイデアをぶちまけて、読み手に一時の衝撃を与えようとしているだけにとれました。 どんでん返しも期待しましたが大した展開は無く、撒くだけ撒いて終わってしまいます。 「SEVEN ROOMS」は下手なB級ホラー映画を見ているみたいで、特にその感じが顕著でした。 周辺の情報を見せない閉鎖的な状況は、未知な部分への不安、恐怖、期待感を増大させますが、やりすぎなのかとってつけた設定のようで、まるで浮いてしまって見えました。 感情描写がほぼ無く、登場する人間は物のようで、それも臨場感を欠く要因の一つかもしれません。 星新一氏のような冷笑的な作品を描くなら、記述の少なさ故の無機質さは逆に楽しめますが、多彩なジャンルが出てくる上に、本来感情の大きな起伏、生々しさを必要とするはずの内容には全く不似合いで、感動や残虐性が悉く薄れます。 丁度棒読みの朗読を聴いているような感覚です。 「リアル鬼ごっこ」よりはまだましですが、読み終えるのに苦労しました。 これで心動かす人たちは、実はずっと想像力豊かなのかもしれません。 | ||||
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カザリとヨーコを読んで、後の作品を読む気がしませんでした。以前・夏と花火と私の死体・優子を読んで前者がまぁまぁ良かったんで少しは期待してたんですが。一番引っ掛かるのは、作品全体を通してリアリティーが無いこと。一部を除いて主人公の周りには低能しか居ない。あるキャラは中二という設定なのに、言動や振る舞いがまるで低学年の小学生の様。作者は主人公を孤立させたかったんだろうが、それはリアリティーを歪ませてまでする事かというと甚だ疑問。少なくとも自分にとっては、それによって読み心地が悪かった事は否めません。 | ||||
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冒頭作『カザリとヨーコ』なぜ一卵性双生児なのに実の母親に姉のヨーコだけ 虐待されるのか、その理由がいつ出てくるかいつ出てくるか、 期待してページを捲ったが、出てこずじまいで。おわり。 そりゃあんまりです。 「虐待に理由はない」とか、えどじだいには「畜生腹」と言って嫌われたとか、 そう言うのは認めませんからね。 | ||||
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五つの短編からなる作品集である。そのどれもが、それぞれ違った観点から親しいものの死をとらえている。中でも「陽だまりの詩」は印象的であった。ロボットの主人公が生命の死とは何のか?を見つけるために、日々の生活の中で一つ一つ生き物らしさを知っていき、生きていることの喜びと苦しみの両方に気付いていく。人間である僕たちはそんなこと当たり前で逆にその生命らしさというのを失いかけているのかもしれないと思い、この物語はそんな僕に再び生命らしさを考え直させてくれた気がする。 | ||||
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おもしろいはおもしろいけど、最後にもうひとひねりほしい作品ばかりでした。この後まだなんかあるんだろうなぁ、と思いきや何もない感じ。あと、どれもどこかで聞いたような話でした。なんかロボットの話って、「世にも奇妙な物語」にありませんでした?(ラストがちょっとちがうけど) | ||||
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ZOO以外の作品は途中何度か引き込まれてとてもおもしろかったのですが どうしてもオチというか最後があまり好きになれませんでした。。。 どうなるか読者に想像させるっていうのはあるかもしれないですが この本はあまりにも投げやりすぎだと思いました。 でも陽だまりの詩はとてもいい作品だと思います。 | ||||
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読中、読後感の悪い作品や、エグい表現を使った作品は 気に入らない人にはとことん気に入らないでしょうね。 個人的には、納得のいかないストーリーが多かった気がします。 しかし、夢中でスラスラ読んでしまいましたから、 きっと何か、ものすごい「魅力」があったのでしょう・・・ なんとも不思議な世界です。 非一般的な設定に心を奪われます。 予想外の展開に驚きます。 でも、納得いかない感が残る。 大勢に受け入れられるのは、 「陽だまりの詩」のみでしょうね。 | ||||
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乙一の最高傑作だと思う。 冒頭の「カザリとヨーコ」一行目を思わず読み直さずにはいられなかった。意表をつく状況設定は乙一作品の醍醐味であるが、読者を煙に巻くというのではなく、非日常の世界へ何の抵抗もなく誘う手腕は見事、というより一種の才能としか言いようがない。 二作目の「Seven Rooms」も傑作だと思う。異様なシチュエーションの理由は何一つ説明されないまま、読者は最後まで宙吊りの状態で姉弟の運命を見守ることになる。描写の巧みさも乙一作品の魅力の一つであるが、七つの密室を非現実的リアリティによって違和感なく描き切っている。 「So Far」も非現実の世界を描いているように見せかけておきながら、実はそうではなかったという最後のオチが絶妙である。落語的作品であるが、それまでのシュールな作風から一転することによって、マンネリ化に陥るのを踏みとどまっている効果は大きい。 続く「陽だまりの詩」「ZOO」、いずれも佳作ぞろいである。乙一のデビュー作は『夏と花火と私の死体』(これもまた傑作)であるが、乙一への入門書としては、その持ち味が十二分に発揮されている本書を個人的にはお薦めしたい。美しい狂気をシンプルに描き堪能させてくれる、数少ない作家の一人だと思う。 | ||||
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全5編の短編集。 不思議な話の数々。 グロテスクなのは、『SEVEN ROOMES』のみだと思いますが、普段そういった話に免疫ののない私には、読み進めるのも苦痛なくらいでした。 評価はそれなりに高いようでしたが、ZOO2を読む気になれなかったのが私の感想です。 短編集なので、通勤・通学途中に読むにはいいかもしれません。 | ||||
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まさか小説でこんなにも感動するとは…。読んでいると著者の世界に引きずり込まれ、電車を乗り越しそうになった事が何度もありました。ただただグロテスクなのではなく、背筋を這い上がってくるような怖さもあり、癖になります。これは素晴らしい。気になった方は是非読んでみてください。 | ||||
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中学生の娘が読んで、面白いよ!というので開いてみました。吐き気がしました。今はこういうのが面白いのでしょうか?平気で読んでる皆さんが、私は怖い。 | ||||
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SEVEN ROOMSとか、まるで出来の悪い映画ですね設定がありきたり、たいして怖くもないどの話も「え?これで終わり?」と曖昧に終わります曖昧な終わりはいいんです。ただこの作品はオチが思い付かなかった感がたっぷりします。自分は好きになれませんでした。 | ||||
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乙一の描く少年少女は強い。大人たちに比べると、ずっと強い。 虐げられたとしても、屈しきらない命の強さを秘めている。 苦手な描写もある。ヴィジュアライズしたらダメだぞ。と、頭の中で警報が鳴るような。 だけど、そんなグロいはずの物語がしんみりと終わったりするからずるい。 切なくも暖かく美しい物語も交えつつ、黒から白まで5つの短編が収められている。 どれも世界としてはしっかりと作られており、なかなか贅沢だった。 | ||||
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まさに、何なんだこれは?!です。 オイラは、本を読むのはあまり多くはないけど、そんなオイラでも、異質を感じた。 こういう個性的な人がいるのは、感動しちゃう。 乙一の作品に感動すると言うより、乙一自身に感動する。 | ||||
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短編集ってこともあって、とても読みやすいのが印象的でした。 短く、サッとオチまで持っていく感じです。 中でもSEVEN ROOMSは、もっと続きが読みたい!って思わせる作品でした。 緊張感、リアルさ等で、読んでて気分が悪くなりました。 どちらかというと、世にも奇妙な物語の作品にあるかな?って思いました。 乙一さんの書くものは、世にも〜の作品に似通っているものがあるかと。 狂気を描くという点では、誰にも劣っていないかと思います。 | ||||
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怖かったり楽しかったり切なかったり悲しかったり…いろんな話が盛り沢山 | ||||
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まさにこれこそ、「黒い乙一」の代表作ですね。 どの作品も、ページ数は少ないのですが、迫力があります。 乙一は、見ているようなグロテスクさはあまり好まず、読者それぞれの捉え方により様々な精神的に追い込むような、ジワジワとこみ上げる恐怖を描く鬼才の持ち主だと思っています。 しかし、本当に活字中毒者だと自負するような私みたいな人間は、最近気がついてしまいました。 彼は、常にベースになる作家が居るような・・・・。その下書きを、もっと自分流にオリジナリティにテイストを加えて読者を新しい本の世界へ導く作家なのです。 今作は、同じく福岡出身の赤川次郎が見え隠れする・・・・。 さらには鈴木光司もある。でも、どちらの作家にもない恐怖のどんでん返しで、乙一節全開です。 もしかすると、同郷なこともあり、赤川次郎を尊敬しているのかも? 私も福岡なので、こんな有能な作家を発掘していることに誇りを持てます。 「暗いところで待ち合わせ」なんかが好きな いわゆる 白い乙一派は絶対抵抗があるでしょう。 彼は筆力がありすぎるというか、たんたんと怖いせいか?なんだか心の内側に染み付いて忘れられない物語を作り出すので、心が萎えて 「しばらく乙一は止めよう」と思ってしまいます。 今回ほど思ったのは初めてかも。 「カザリとヨーコ」・「そ・ふぁー」は、なんだかリアルすぎて目を背けそうになりました。 こんな状況に自分がなったら?私は正常でいられる自信はあるだろうか?とか真剣に考えたり。 「seven rooms」と「zoo」は、タイプの違う狂人を描き、ラストをぼかす。これが怖い! どうなったかは、私たちの想像に任せられてしまいます。 「陽だまりの詩」は唯一、先が読めてしまうので、あまり推理しない方が楽しいかも。 しばらく間を空けて、乙一離れをしても、また戻って来てしまう。 軽い中毒症状に悩まされてみませんか? | ||||
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10編の短編が収録された作品で、どれも奇妙な恐さがあっておもしろかった。個人的には「SEVEN ROOMS」が一番恐くておもしろかった。突然密室に閉じ込められて、そこからはどうやっても脱出することができない。唯一の脱出口として部屋に汚い水が流れている溝があり、小さな弟だけが通れるのだが、その溝の先には同じ部屋が7つあって他にも同じ状況の人間がいることが分かりさらに恐怖が増していく。最後の結末まで目が離せなかった。 | ||||
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若者に圧倒的な人気のある作者の作品で代表作だそうなので読んでみました…が、まったく受け付けませんでした。カザリとヨーコは視点はいいものの台詞がいかにも嘘臭く感じてしまう。なんだかなぁ…。自分の年齢が30だからなんでしょうか。オチありきのストーリーに全く何も感じませんでした。やっぱりトマス・H・クックやキングに戻ります。文章力の低下が叫ばれていますが、これが最高と位置づけられるのなら最もだなぁと思う今日この頃ですね。同じ短編でも悪意の国のアリスやカトリーヌアルレーの方が怖くて面白いです。 | ||||
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