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ビッグ・バウンス



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ビッグ・バウンス

ビッグ・バウンスの評価: 5.00/5点 レビュー 1件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(5pt)

巨匠のターニングポイントになったというクライム・ノベル

元野球選手で、渡り労働者の主人公が、曰くのありそうな男女に出会い・・・というお話。

訳者あとがきに、レナードの創作の仕方が書いてありますが、先にキャラクターを作ってから、それがどういう風に展開していくか、という感じで書くそうで、結末もレナード自体が判らないそうです。なので、キャラクターが人間味あふれ(情緒的で曖昧な部分が多い)、中での盛り上げ場もいいですが、人物同士の絡み合いが読みどころになっている様に思えました。

昔、ミステリのベストテンを決める媒体のアンケートにジョージ・V・ヒギンズの「エディ・コイルの友人たち」を挙げていたそうで、それに触発される感じで、西部小説から現代が舞台のクライム・ノベルに鞍替えしたらしいですが、本書を読むと、クライム・ノベルやパルプ・ノワールの要諦はしっかりと把握していた様な気がします。

クライム・ノベルの殆どの作品が翻訳されていると思っていたので、まだ未訳があったとは寡聞にして仄聞、というか得した気になります。海外名作発掘枠には感謝です。

個人的には「グリッツ」や「スティック」が最高に面白かったですが、本書もまだ未完ではありますが、十分に面白かったです。

巨匠のターニングポイントになったというクライム・ノベル。是非ご一読を。
ビッグ・バウンスAmazon書評・レビュー:ビッグ・バウンスより
4102201424

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