踊りつかれて

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評判

踊りつかれての評価:

3.93/5点 レビュー 54件。 B ランク

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平均点3.93pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全37件 1〜20 1/2ページ
No.37
(5pt)

今の時代皆が読むべきだと思う

まだ途中ですが、この本に出会えて良かったと思ってます。

私自身誹謗中傷を受け、
辛い日々を過ごしました。

この辛さは当人にしか分からない、
同じ経験者にしか分からない。

悲しいですが現実で……

開示請求にも大金かかるのに

帰ってくるのはプラマイほぼ変わらない

プラスちょっとって所です。

相手が支払いに追われると言う点は良いですが。

こちらの負担がデカすぎる。

被害者がより辛い目に合うと言うのはどう言う世の中なのでしょうか。
とイライラする事ばかりですが、

そんな時この本の紹介を見て、興味を持ちました。

また読み終わったら書き足します。
踊りつかれて Amazon書評・レビュー: 踊りつかれてより
4163919805
No.36
(5pt)

瀬尾政夫という人間の軌跡が立ち上がってくる中、徐々に浮かび上がってくる闇の深さ、そして彼らを結ぶエピソードの数々にぐっと来ました。じんと胸に染みとおる味わい深い作品でした。

この小説で一番の読みごたえを感じたのは、弁護士の久代奏(くしろ かなで)によって瀬尾政夫(せお まさお)という人間の軌跡が描き出されていくところでした。彼と芸人の天童ショージ、歌手の奥田美月(おくだ みつき)とをつないでいるもの、その絆の深さがあぶり出されてくるエピソードの数々は、ぐっと胸に来るシーンがあちこちにあって心が震えました。

それと、出だしは激しいロック調で始まった小説が、ラストでは哀愁を帯びたバラード調のメロディーが流れているんですよね。
無責任な誹謗中傷のコメントが生み出すネット上の悪意、〈毒〉に対してやりきれない思いを抱きながら読んでいったら、終わりのほうに来て、何とも綺麗で情感豊かな愛の物語になっていたという驚き。それまでのどす黒く濁った怒りの感情が、この最終盤のシーンで洗い流されるみたいな気持ちになったんです。このラストは素晴らしかったなあ。胸に染みとおる深い味わいがありました。
踊りつかれて Amazon書評・レビュー: 踊りつかれてより
4163919805
No.35
(4pt)

誹謗中傷を受けた者たちへの深い愛の物語

amazonの紹介文から、SNSの卑怯な誹謗中層匿名投稿者への復讐物語なんだろうと、胸がすくことを期待して読み始めましたがちょっと違いました。復讐劇は最初の1/5くらいで、あとの4/5は復讐のかどで逮捕された元音楽P(プロデューサー)の弁護を引き受けた弁護士が、誹謗中傷の犠牲となったコメディアンと歌手の過去、そしてこの音楽Pとの関わりを自分自身との関わりを含めて追跡していく姿が描かれています。ですのでこの物語の主題はSNS投稿者や芸能記者への復讐の顛末ではなく、犠牲となった二人の人生の軌跡とそれに深くかかわった者たちの、二人への深い愛と尊敬の発露にあったと理解しています。ただその4/5の物語が微に入り細に渡り、そしてとても長く、ちょっととくどいように思いました。ただ最後の章、元音楽Pと犠牲者の一人であった歌手との数十年ぶりの邂逅のラストシーンは感動的で、涙を止めることができませんでした。
踊りつかれて Amazon書評・レビュー: 踊りつかれてより
4163919805
No.34
(5pt)

グイグイ引き込まれる展開

安易なSNSの投稿が人を傷つけ、人生を奪う時代。その加害者への復讐にまつわる話で、関わる人物描写の深掘り具合がすごい。時代考証も詳しく、徹底されており実話かと錯覚させられる。様々な舞台へと話が広がり、展開も絶妙で、どんどん読み進めたくなる。作者の作家魂に感服。
踊りつかれて Amazon書評・レビュー: 踊りつかれてより
4163919805
No.33
(5pt)

昭和と令和を混ぜる作品が流行りかな

直木賞候補作品だったので読了。読んでいくうちにどんどん引き込まれていく。とても興味深い作品でした。冒頭は昨今のSNSでの誹謗中傷により有名人が餌食になったことから始まり、あまりにひどい投稿した人や過去にニセ記事を書いた記者の個人情報がAさんによりSNSで逆にばらまかれ、彼らの生活や仕事に支障が出る。最近流行りのテーマかと思い、面白く読み進めるが、それだけにはとどまらない。個人情報をばらまいたのがAさんだとすぐに判明し、Aさんの裁判が始まる。ここからのストーリーが深い。昭和の時代にさかのぼり、芸能界の闇や、2人の有名人の過去、弁護士との関係性、有名人とAさんとの関係性、Aさんの動機などなど。色々なことが明らかになり、繋がっていく。これはお勧めの本。
踊りつかれて Amazon書評・レビュー: 踊りつかれてより
4163919805
No.32
(5pt)

SNSの言葉は凶器になる。人のつながりは人を救う。

ザ・ベストテンが歌謡曲番組の王者だったころ、芸能人を貶めるのは週刊誌やワイドショーだった。引き金を引くのは記者たちだ。現在は、SNSによって一般人が芸能人に引き金を引く。最悪の場合は命を奪う。言論空間が広がることは歓迎すべきなのだろうか、閉塞感だけを生み出していないだろうか。本作品ではSNSでバッシングされた二人の芸能人に関わる人が、自分が犯罪者になることを厭わずにバッシングした一般人の個人情報をさらしていく。もう何が正義で、いや、正義こそ悪なのではないかと曲解してしまうほどだ。この苦しみを本作品で追体験すると、気軽なSNS投稿は慎むようになるだろう。
踊りつかれて Amazon書評・レビュー: 踊りつかれてより
4163919805
No.31
(5pt)

もっと周辺関係者のその後が知りたかった

SNSでの匿名の文章により自死を選ぶことになった芸人。
それに対してその匿名の人物をあぶりだし、それぞれの関係者がどのような結末を迎えるのか期待と不安で読み進める。
著者らしい丁寧な状況描写と心情描写が生きる展開で、途中心が痛くなるような文章も引き込まれていく。
全体的に満足は出来る内容ではあるが、結末的には結局2人関係に行きついただけで物足りなさは残る。
匿名の人物たちがあまり本筋に生きてこなかったなー
この面とは別のサイドストーリーの方が期待高かったのに。
踊りつかれて Amazon書評・レビュー: 踊りつかれてより
4163919805
No.30
(4pt)

言葉は時に人の命を奪う

SNSでの炎上・誹謗中傷をテーマにしたした作品としては、朝倉秋成「俺ではない炎上」はエンタメ色があったのに対し、こちらはとてもシリアスな内容。匿名で議論・意見交換ができるSNSはもちろん良い面もあるが、言葉の刃によって人を追い詰めるとても恐ろしい凶器にもなるということを改めて認識しました。

かなり重厚な作品だが、個人的には後半の過去を掘り下げるパートなどはもう少し短くても良いと思いました。
踊りつかれて Amazon書評・レビュー: 踊りつかれてより
4163919805
No.29
(4pt)

面白い本です

塩田武士さんのファンです。
前作とはまた違った内容ですが良かったです。次回作が待ち遠しいです。
踊りつかれて Amazon書評・レビュー: 踊りつかれてより
4163919805
No.28
(5pt)

very good!

図書館で借りて読んでいたのですが、濡らしてしまい弁償本として取り寄せました。すぐに届きました。とても面白い本でした。
踊りつかれて Amazon書評・レビュー: 踊りつかれてより
4163919805
No.27
(5pt)

目から鱗ですよ

何気なくSNSが取り巻く社会に、少しでも違和感を感じる方は、是非ご一読を!
踊りつかれて Amazon書評・レビュー: 踊りつかれてより
4163919805
No.26
(4pt)

読了

奥深い物語りだ。SNS投稿やその内容の取捨選択についても考えさせられる。学ぶところは大きい。
踊りつかれて Amazon書評・レビュー: 踊りつかれてより
4163919805
No.25
(5pt)

これも最後はあたたかい涙が、、、

前半と後半の構成は『存在のすべてを』に近くて、SNS情報被害から始まり、人の一生分くらいの2つのドラマが紐解かれ、やがてつながり、最後は、これもあたたかい涙がこぼれました。
踊りつかれて Amazon書評・レビュー: 踊りつかれてより
4163919805
No.24
(5pt)

安全圏のスナイパーたちに警鐘を鳴らした一冊だった

自殺したお笑い芸人と、週刊誌の過度な執着により居場所を奪われた歌手を取り上げて、ネットのインフラ化やSNSの普及が社会にどんな影響を及ぼしているのかを描いた話。

SNSの普及により、誰もが気ままに自分の意見を投稿できることになった一方、匿名性を武器に自らのストレス発散のため、有名性に対して敵意といった攻撃性を持ち、暴言、誹謗、中傷という銃を撃ちまくる安全圏からスナイパーによる殺人を取り上げたのはとてもインパクトがあった。

本書では、告発者により安全圏のスナイパーたちが行った行為と、その個人情報を公開することにより、被害を受けた者と同じ状況に追い込むことから物語が始まっていく。

告発者の瀬尾政夫はすぐに発見され、安全圏のスナイパーの一人から訴えられて警察に身柄を拘束される。

弁護士の久代奏は、瀬尾政夫の弁護をすべく、依頼人の物語を紐解いていく。

事実よりもおもしろいことを優先する、自分が信じたい情報ばかり集める、承認欲求や小遣い稼ぎのために記事として配信する、といった悪意の連鎖により、攻撃された者はどれだけ追い詰められるのか、分かりやすく描かれていた。

攻撃のターゲットになった人間が浴びせられる情報量と、実際に負うべき責任との間に大きな乖離があり、社会的影響力の大きさがそのまま的の大きさになっているというのも、こういった悪意の特徴である。

厄介なのは、ネットに公開するやつがいる限り、過去の過ちが鮮度を保ち続けるということ。

面と向かっては主張できなくても、匿名性の高いツールをストレスの捌け口として利用する人が増えている現代社会において、今の法律は現代の情報が持つ力の大きさに対応できていないという主張は共感できた。

個人が匿名で情報発信できるから何を言ってもよい、という風潮には歯止めをかけるべきだと思うし、当事者を死に至らしめるまで追い詰めるきっかけとなったネットユーザーに対して、警鐘を鳴らした一冊だった。

「匿名性は悪意の免罪符ではなく、人間の成熟度をシビアに測る物差し」という言葉は印象に残っている。
踊りつかれて Amazon書評・レビュー: 踊りつかれてより
4163919805
No.23
(4pt)

考えさせられる本

途中でいつの時代か見失うところがあったけど楽しく興味深く読めた
踊りつかれて Amazon書評・レビュー: 踊りつかれてより
4163919805
No.22
(4pt)

テーマがぶれていると感じる

ネットでの誹謗中傷に対する報復として、加害者の個人情報を晒す"ネット私刑"から物語は展開していきます。
ただし、作品は「snsにおける誹謗中傷」よりもさらに的を絞って、snsにおける「芸能人に対する誹謗中傷」に対して話が進んでいきます。だからなのか、とにかくネットの匿名性やそれに乗じた批判=悪という視点でしか物事は語られません。個人的には、「ネット私刑は正義か悪か」や「匿名性と責任」というネットの在り方について掘り下げてほしかったのですが、それについては作者自身が明確な答えを提示しており、それ以上深堀がされなかったのが期待外れでした。とにかく犯人の人物像を追っていく話になっており、途中から物語のテーマが変わっていったように感じます。それを作者も自覚しているのか、途中で「これからのネットは・・・」みたいなセリフを登場人物に言わせますが、何というかついでにという感じがぬぐえません。また、ネット私刑を行った側を完全なる善人に誹謗中傷側を徹底的にクズとして描くことでより物語が単純化しているように感じました。
最終的には、sns問題というよりも、「世間の目によって芸能界から追い出されたアイドルとそれを支えてきたプロデューサーとの再会」を描きたかったのだろうと理解できます。ただ、冒頭のインパクトが大きかったので、それに引っ張られてしまい、だんだんとこれじゃない感をすごく感じました。
踊りつかれて Amazon書評・レビュー: 踊りつかれてより
4163919805
No.21
(5pt)

SNS上の正義とは何か

令和と昭和を行き来して芸能界を舞台にエンタ闇が描かれていく。丁寧な取材をしたのだろう、読み進めるたびに引き込まれる。最後は初めに思っていた方向とは違ったが、切なくも救いのある感動の人間ドラマに涙した。ネイティヴスマホ世代にとってのSNS、ヤフコメに代表される中高年にとってのネットコミュニティの危うさに危険を感じてならない。著者の考察が安全圏のスナイパーに届くことを願う。
踊りつかれて Amazon書評・レビュー: 踊りつかれてより
4163919805
No.20
(5pt)

✨️一時の感情の捌け口、その呟きの数だけ当事者を囲み、追い詰める。自身が浮上するわけでもないのに他者を沈める✨️

SNS、宇宙のような永遠に情報を投げ入れる恐怖。一時の感情の捌け口、その呟きの数だけ当事者を囲み、追い詰める。自身が浮上するわけでもないのに他者を沈める。一度躓いたら終わり、本当にそうなのか。正しさとは何か。どの立場に感情移入するかで読者の感想は変わるだろう。目の前に光る端末が世界とつながるその先、言葉の刃が心に突き刺さっている姿を想像できない人々。踊りつかれて。どんなに辛い人生を過ごしても、夢があり感謝がある。哀愁のメロディが夜の奥から聴こえてくる。青一色、夜の湖面。終盤に出てきたこの表現がとても好き。
踊りつかれて Amazon書評・レビュー: 踊りつかれてより
4163919805
No.19
(4pt)

虚と実が入り乱れる情報社会で「正義」を盾に誰かを撃つということ

この商品、発売前から書店員さんたちが「最高傑作」「心をえぐられる」ってものすごく推しているのを見て、読むしかないと思って購入しました。結果、大正解!ページをめくる手が止まらなくなる、まさしく骨太の社会派大河ミステリです。

まず、読み始めてすぐに引き込まれたのが、SNSの誹謗中傷で命を落とした芸人の話と、過去の歌姫が週刊誌に潰された話が、一つの復讐劇で繋がっていく展開の妙です。情報社会の「今」と、まだネットがなかった「昔」のメディアの暴力性が対比されているのが、他の同テーマ作品との大きな差別化ポイントですね。過去の週刊誌のデタラメが、現代の匿名による「安全圏のスナイパー」の行動原理にどう影響しているのか、虚と実の境界を徹底的に攻める描写がすごい。
踊りつかれて Amazon書評・レビュー: 踊りつかれてより
4163919805
No.18
(4pt)

ネット炎上の恐ろしさ

ネットで晒され炎上=社会的な死を意味することがこれほど恐ろしくリアルに書かれた作品はちょっと無いだろう。

後半は自殺した芸人と消えたスター歌手の過去が次第に明らかになり告発者の動機に繋がっていく。展開にもう一捻り欲しかったが一気に読ませる筆力はさすが。
踊りつかれて Amazon書評・レビュー: 踊りつかれてより
4163919805