踊りつかれて

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評判

踊りつかれての評価:

3.93/5点 レビュー 54件。 B ランク

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平均点3.93pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全9件 1〜9 1/1ページ
No.9
(3pt)

惜しい

初めの問題提起からは、違った内容になっていきます
社会問題といえるネットの中傷事件から、それに関わった人たちの人生を深く案内していきます
ちょっとくどすぎて、饒舌過ぎる感じ
ラストシーンはさすがの筆力で感動させられました
踊りつかれて Amazon書評・レビュー: 踊りつかれてより
4163919805
No.8
(3pt)

ダラダラと長い印象

登場人物が謎に包まれているのでそれらを紐解いていくシーンが大半をしめているのだが、それが同じような会話のシーンがダラダラと続いて長い。特に瀬尾に関しては特別な発見も少なくもっと短くできることを長々といろんな人の視点で書いていて読み続けるのが辛かった。
かと思えば急に実在の事件をモチーフにしてきて話の展開が急。無理矢理感があった。他の著書が好きだったので期待はずれ。
こうして最初の事件に繋がりました!という納得感がなかった
踊りつかれて Amazon書評・レビュー: 踊りつかれてより
4163919805
No.7
(3pt)

もっと書けるでしょう

2/3までは、おお!だったけど、別府時代のヤクザもどきの話は長すぎるし内容もステロタイプ。
せっかく現代ネットの問題性を題材にしたのに、最後は人情話でガッカリした。
もっと高みを目指して欲しい。
踊りつかれて Amazon書評・レビュー: 踊りつかれてより
4163919805
No.6
(3pt)

面白い!だけど納得がいかない点も…

全体的にはいいんですよ、、さすがの筆力です
(上から目線に感じる方がいたらすいません)。
いいんですけど、
ちょっと納得にいかない部分がいくつか…。

~以下ネタバレあり~

そんな個人情報を抜くようなアプリって個人が簡単につくれて、
他人のスマートフォンに入れられるものなのかなぁ…というのが一つ。

そしてもう一つ、ラストシーンですがキレイすぎないですか?
客席が500席くらいで3階席まであって、
ステージには緞帳があって、グランドピアノがある…
という会場?コンサートホール?のイメージがつかないのですが…。
そんなところ一介の弁護士が簡単に借りられますか?という点も。
(照明も誰かが準備して操作しているようですが誰が?)
どなたか、この会場に近いですという場所があれば教えてください。
踊りつかれて Amazon書評・レビュー: 踊りつかれてより
4163919805
No.5
(3pt)

前半は面白い、後半は冗長だった。

前半は文句なく面白いです。怒髪天を衝く宣戦布告と、誹謗中傷した人達が職場を追われ家にいられなくなり追い詰められていく様は今後この物語はどうなっていくのだろうとワクワクします。個人情報を晒した男の正体は序盤で分かりますが、彼の動機が結局、自分が目にかけた人間が誹謗中傷されたことで自殺だったり、芸能界にいられなかったことへの復讐である点は正直がっかりしました。

宣戦布告通り自殺した芸人との面識はないけどその芸に惚れこんだ一ファンという立ち位置のほうがよかった。後半の人情噺も悪くないですが、SNSの誹謗中傷というテーマから若干離れた感があるので冗長に感じました。それよりも誹謗中傷した側の再生物語、もしくは反省せずに同じことを繰り返して更に追い詰められるなどの末路が見たかったですね。

結局のところSNSの誹謗中傷に関しての主張、個人情報を晒した枯れ葉のやったことはそれを見た人間が社会的リンチを行うよう誘導したということで、根っこのところが誹謗中傷した人間と変わらないんですね。悪いことしたやつはネットでリンチにされても当然という。それが不倫であるか誹謗中傷であるかの違いでしかない。

それはともかくSNSなどでつい誹謗中傷をしてしまう自覚のある方はこの小説を読めば、タイピングしているときにその手が止まるかもしれないのでお薦めです。
踊りつかれて Amazon書評・レビュー: 踊りつかれてより
4163919805
No.4
(3pt)

ワクワク、ドキドキが足りない

よく調べて緻密に書かれているが、面白くはない。過去二つの事件の背景を弁護士が調査して点と点を繋げるように背景事情が浮かび上がる展開に破綻はないが、意外性や驚きがない。複数視点で語られる物語が重複していて基本同じなので退屈な感じがありました。
踊りつかれて Amazon書評・レビュー: 踊りつかれてより
4163919805
No.3
(3pt)

八方美人があだ。現実を読む方が深淵

SNSの誹謗中傷という現代的なテーマに挑んだ意欲作だが、残念ながら塩田武士の従来の切れ味が感じられない。
例えば『罪の声』では限られた登場人物に焦点を絞り、複雑な題材に切り込み、うまく調理してくれた。『歪んだ波紋』では企業不祥事の内幕を丁寧に描写しながらも、テンポが良い。この切れ味は、焦点の絞り方にあるのかもしれない。
そして本作……最大の問題は登場人物を増やしすぎたことにあるだろう。これは単に物語における登場人物だけではない。たとえば、キャラクターの輪郭が同定されないところの不安定さ、である。
例えば、弁護士にとってもそうである。開示請求に長けた弁護士のエッセンスと、作者と親交の深い弁護士のエッセンス、これらが混在しているように見受けられる。
つまり根本的な問題は、名誉棄損という繊細な題材を扱うゆえに「八方美人」の姿勢を感じるところである。傷つけることを恐れることは、フォーカスを一点に絞らないこと。
誰かを責めれば名誉棄損、世間を風刺すれば政治や創作芸術。
この「名誉棄損」という壁を越えずに安全牌を切るというところ、役を作ろうと思ったがベタ降りした作品展開の変調、これは塩田氏の創作の「つかれ」なのではないだろうか。
塩田武士さんらしい社会派の視点や問題意識は健在だが、それを小説として昇華させる構成力としては、皆が求めすぎたかもしれない。
もう少し登場人物を絞り込み、核となる部分を深く掘り下げていれば、踊り切れる作品になったのではないだろうか。

テーマ切り出しの意欲は評価するが、名誉棄損事案も陳腐化している。
週刊文春いう庇護下での創作という点も、却って保守的でともいえる。

一つ言えることは、敢えて読むより現実を覗く方が、深遠だと思わされる分には深い。
踊りつかれて Amazon書評・レビュー: 踊りつかれてより
4163919805
No.2
(3pt)

アメージンググレースが聞こえない

「高村薫」を期待して読んだ。SNS社会の闇を炙り出し、軽快なフットワークで的確に指弾する復讐劇に見えた。ところが突然「安部公房」に変調する。そしてラストは、えーっと驚く魂の再生劇。作者のサービス精神旺盛はわかった。でもしっくりこない。色んな食材が仕込まれているけど馴染んでないというか。
なにこの展開?という気分だ。
踊りつかれて Amazon書評・レビュー: 踊りつかれてより
4163919805
No.1
(3pt)

祝・直木賞ノミネート!

前半はとにかく悪意の塊がむき出しになります。SNSにおいて「安全圏のスナイパー」たちは芸人の失敗に対して粘着質な絡みをやめません。「表現の自由の行使には、必ず責任が伴う」はずなのですが匿名を隠れ蓑にして徹底的な弾圧は終結点をみせることなく芸人を追い込みついには・・・。

そして昔、SNSなどない時代にも悲劇がありました。才能溢れる女性歌手も週刊誌の突撃取材への対応を脈絡無く切り取られて活躍の場を絶たれました。

このふたつの事件に無責任な投稿、取材を続けた人たちに鉄槌を下すように「全さらし」が発動します。本名、住所、職業などがなぜかすべて明らかにされました。犯人が特定されて裁判に向かって・・・。

というかなり複雑で伏線満載の小説です。さらに後半は完全なる「人情噺」になりますので「一冊で何度も楽しめる」構成になっています。ただし、すべての伏線が無事に回収されるとはいえず、ちょっと饒舌すぎる分量かとも思えます。
踊りつかれて Amazon書評・レビュー: 踊りつかれてより
4163919805