ブラックボックス

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評判

ブラックボックスの評価:

3.13/5点 レビュー 60件。 C ランク

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平均点3.13pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全76件 21〜40 2/4ページ
No.56
(5pt)

予備知識不要。とにかくポチれ

予めいろいろ頭に入れてから読むタイプの小説ではないと思います。このレビューも読む必要ないです。とにかくポチってアプリを閉じましょう。
ブラックボックス (講談社文庫 す 52-1) Amazon書評・レビュー: ブラックボックス (講談社文庫 す 52-1)より
4065347432
No.55
(4pt)

コロナ禍が浮き彫りにしたもの

帯の文章(ずっと遠くに行きたかった〜)が気になり購入。

ロードバイク用語が理解できない等否定的なレビューも散見されたが
理解出来ずともこの作品の根幹を理解する事に何の問題もない。

個人的にこの作品はコロナが浮き彫りにしたものに焦点を当てていると感じた。
端的に言えば本来動物であるはずの人間とその人間が営んでいる社会の不合理さについて。

象徴的な一文がある。
「サクマには、目の前の一つ一つは明確であるにもかかわらず、自分で選び取ったジョブを積み重ねるとゴールではなく破綻が待ち構えているのが不思議でならなかった。-------この疑問が解消されることは、どうもなさそうな気がしている」

作中には変わらない日々を指して「ループ」という単語が頻繁に出てくる。
未来など考えず狩猟生活していた頃と違い、
我々は職業を選択して日々ループしながら生きているが、
この先にあるものが何かわからず多くの人間が不安を抱いていると思う。

主人公サクマは衝動的な人間で、暴力行為を働いて職場を転々としている。
ここだけだと感情移入出来そうにもないが、ただ「ループ」を抜け出したいとも考えている。
主人公に自分を重ねる人は意外と多いのではないか。
読んでみて欲しい。
ブラックボックス (講談社文庫 す 52-1) Amazon書評・レビュー: ブラックボックス (講談社文庫 す 52-1)より
4065347432
No.54
(4pt)

現代が生み出した物語

変化が加速していく現代において、どちらへ進むべきか正解が分からず、時代に置き去りにされる私(主人公)の葛藤。人は周囲との比較でしか自分を測れず生きづらさを感じる一方で、断片的な記憶をたどると確かに生きてきた証があり、そこには人のぬくもりがある、そんなメッセージを感じました。
最近配信されたNETFLIXの韓国ドラマと似たようなメッセージ性を個人的には感じています。全くジャンルの違う内容ですが、現代が生み出す物語の着地点という感じ。匂いや味、感触と人間の些細な感情が細かく描写されていて、自分の記憶かのように脳裏に鮮明な情景が広がる体験をしました。(夢にもでてきました)
ブラックボックス (講談社文庫 す 52-1) Amazon書評・レビュー: ブラックボックス (講談社文庫 す 52-1)より
4065347432
No.53
(5pt)

心のブラック世界の哀しみ物語。

自分が置かれた闇の世界から逃れることが出来ないもどかしさ。その心象風景を緻密に描く作家の力量を感じられる作品。
ブラックボックス (講談社文庫 す 52-1) Amazon書評・レビュー: ブラックボックス (講談社文庫 す 52-1)より
4065347432
No.52
(4pt)

私はとても勇気をもらいました。

私は芥川賞とか正直興味がありせん。でも
、ちょうど長年勤めた会社を辞めることになって、この本が気になりました。この本の、「自分の中の怒りの爆発を、なぜ止められないのだろう」に興味を持ちました。
主人公は私より随分年下ですが、なんだか、この本を読んで気が楽になりました。
展開としては、主人公が、不幸ループしてると思われる自分の人生を、その怒りを、最初から最後まで、その疾走感と圧倒感を持って最初から一気に読みきりました。
結局、主人公の怒りは、自分でもわからない、ふつふつとした、衝動的な怒りだった。頂点の世界の憧れもあるけど、でも、諦めもあって、どうやって負のループを抜け出せるかと考えつつ、諦めている自分に焦燥感を持ちつつ、毎日に流されてどうしようも出来ない。
そして、その自分でもわからない、ふつふつとした怒りが時々、自分でもコントロール出来なくなるときがある。でも、決して間違っていなかったと思います。ただ、その怒りを、どうやって皆さん主張できますか?なかったことにする?普通は理性か?何かでやり過ごす。でも、考えるより、口や、手がでてしまう人だっている。
でも、無限に思えたループも、最後はほんのわずかな違いを気づくことによって、そう、この本はスッキリしないけど、でも、私は希望をもらいました。
人生なんてそんな明確な、劇的な答えはないけど、でも、未来が決まってないんだから、色々失敗しても、進んでいくしかない、、、
そう思える小説でした。
ブラックボックス (講談社文庫 す 52-1) Amazon書評・レビュー: ブラックボックス (講談社文庫 す 52-1)より
4065347432
No.51
(2pt)

どうにもいいかげんな中途半端感がぬぐえない

読んだ印象としては、人権派弁護士が大きな手を広げ、私はどこまでもどこまでも君を救うよー!と呼び掛けているような作品に思われた。
 この主人公は短絡的、直情型で粗暴。切れるとすぐに手が出るためどの職場も長続きしない。刑務所の主人公は自分の赤子を産んだ妻の手紙へ、返事すら書いてないのである。現実的にはもう見限られている筈である。物語の最後で、人間の生活には日々様々な色どりと香りが異なるのであり、それを味わわない人生はなかろうと神の天啓を得る筋書きであったが、それこそが身勝手なまやかしと言えまいか。それから、前三分の一はビデオなら早送りすると思う。要は長い。
ブラックボックス (講談社文庫 す 52-1) Amazon書評・レビュー: ブラックボックス (講談社文庫 す 52-1)より
4065347432
No.50
(4pt)

ストレス社会の実態の例を描いた作品です。

最近の芥川受賞作品は難解で最後まで読めないことが多かったのですが、この作品はリアル感をもって一気に読めました。現在のストレス社会に生きる実感がひしひしと伝わってきたからです。  

 前半はサクマというキレやすくフィジカルの強い若者の働く日常の姿が淡々と描かれています。後半はムショでの様子を書いてあり、特にムショでの様子は筆者の体験談に思えるほどリアル感がありました。私も主人公と一緒にムショ経験させてもらったように感じました。小説の良さは疑似体験をさせてくれることにあると思います。その時に大事なのは感情の実感が主人公と共感できるかどうかということです。この小説にはそれを感じました。

この小説は私にとって改めて現在社会を考える機会を与えてくれた。
第一に、“現在のストレス社会は問題あり”を再認識させてくれたことです。
 ・事業体は経費レスを極限まで追求し、人を幸せにするどころか不幸にしているのではないか?
 ・便利さやロープライスを追求するあまり結局自分達の首を絞める結果になっているのではないか?
 ・見た目で人を冷笑するひややかな社会ではないか?
第二に、
 ・それでも現実は進んでいく、変わらない、ということ。
第三に、
 ・自分はどのように対応していくかの問題、人は助けてくれない。

 以上のようなことを改めて考えさせてくれましたので星4つです。星5つでないのは、こうなんというかグワーッ!とした感動の読後感はなかったので。あえて言えば、生きる力を与えてくれるというよりは問題提起をしてくれた作品になりました。
ブラックボックス (講談社文庫 す 52-1) Amazon書評・レビュー: ブラックボックス (講談社文庫 す 52-1)より
4065347432
No.49
(4pt)

この国・社会が救えなくなった人たち

福祉や制度が救う範疇にはないものの、人一倍の苦労をしつつ日々を送る人々がいます。最近の枠組みでは発達障害・触法精神障碍者と表現されてしまうのかもしれませんが、もう少し緩めれば「生きにくさを感じる人々」です。

日本がまだまだ若く勢いがあったころはそういう人々も含めて社会全体で清濁併せ飲んで掬い取ることができたけれど、失われた数十年を経て老境に差し掛かった今、社会を支える底は抜けてしまいました。抜けた底の下には無敵の人を育てるどす黒い温床が広がっています。

その軽重を問わず、賞は絶対的な基準ではなく世相や空気を反映して選ばれるのでしょう。この暗くてとげとげしいともいえる作品が純文学として、芥川賞として、評価されたこと自体にきわめて強い批判的な視点を感じます。作品としては粗削りですし前後半がまるで別の物語のようでしたが、それでも現代日本社会を率直に下からのぞき込む視点と、排ガスのにおいの中を高速自転車で駆け抜けるような描写は十分に楽しめるものでした。
ブラックボックス (講談社文庫 す 52-1) Amazon書評・レビュー: ブラックボックス (講談社文庫 す 52-1)より
4065347432
No.48
(5pt)

現代社会の底を照らす

(※若干ネタバレ有)
刑務所と現代社会との対比によって、ゴールのない不安さに価値を与えた点で、評価5とした。大切に磨かれた一語一語が素晴らしい。
ブラックボックス (講談社文庫 す 52-1) Amazon書評・レビュー: ブラックボックス (講談社文庫 す 52-1)より
4065347432
No.47
(1pt)

つまらない

芥川賞?読んで自分は何も感じない
ブラックボックス (講談社文庫 す 52-1) Amazon書評・レビュー: ブラックボックス (講談社文庫 す 52-1)より
4065347432
No.46
(3pt)

時代の雰囲気が伝わってくる

作品の構成は、前半において主人公が感じている漠然とした違和感が、後半において顕在化してくるカミュの「異邦人」に似ている。この時代の雰囲気、閉塞感や不安感はよく伝わってくる。主人公のサクマに、ムルソーほどの魅力を感じないのも、この時代の雰囲気を背負っているからか。疾走するロードバイクに関する描写は俊逸。
ブラックボックス (講談社文庫 す 52-1) Amazon書評・レビュー: ブラックボックス (講談社文庫 す 52-1)より
4065347432
No.45
(5pt)

よかった

よかった 良い作品です
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4065347432
No.44
(5pt)

事前情報・先入観を捨て,最後までちゃんと読めば,期待を裏切らないのでは

レビュータイトルのとおりです.途中,ちょっときつい感じがしましたが,意外にも読後感は良かったです.最後まで,ちゃんと読めば分かる人は多いのではと思います.この作品の前に,同著者の「小隊」を読みましたが,この「ブラックボックス」の方が私は好きです.
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4065347432
No.43
(1pt)

私には??な作品

何が伝えたいのかさっぱりわからない作品でした。
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4065347432
No.42
(2pt)

文学とは何かを考えさせられる

説明的な文章が多い上に、その内容も読み手の立場から、特に興味を惹かれないものが多かった。何をもってこの作品が芥川賞に選ばれたのか、選考委員の論評も読んだうえでこの作品を読んだが最後まで理解できなかった。読んでいて退屈で、最後は与えられた業務のように読み終えた。文学ってこういうものなんだろうか?真に面白い作品というのは、紙の冊子でしかないちいさな本に、自分が引き込まれるように時間を忘れて読んでしまうものだ。残念ながらこの作品はそのようなものではなかった。
ブラックボックス (講談社文庫 す 52-1) Amazon書評・レビュー: ブラックボックス (講談社文庫 す 52-1)より
4065347432
No.41
(4pt)

そんなに悪くないよ

序盤は、生活環境や自転車の描写が稚拙だな、と感じたかな。でも、社会に上手く収まらない主人公を描く手法だろうし、社会と適度に交われない主人公のもどかしさに共感できた中盤からはスラスラ読めました。

たぶん、何事にも上手く適合でき、世の中に対し窮屈さを感じない人には、分からない苦行の世界かな。

自分もキレる心を持ち合わせてるので、若い頃は抑えるのが大変だったなーとか、今まで大事にならないでよかったなー、なんて過去を鑑みながら、主人公に感情移入できました。。

そして、このタイプの人間の生き方や苦労を、少し考えさせられましたね〜。
ブラックボックス (講談社文庫 す 52-1) Amazon書評・レビュー: ブラックボックス (講談社文庫 す 52-1)より
4065347432
No.40
(4pt)

読んでみましょう

とにかく読んでみましょう
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4065347432
No.39
(3pt)

ムカつくとすぐに手が出る自転車配達人を受け入れられるかどうか。

主人公のキャラが受け入れられるかで、この作品は評価が変わる。僕にはあまりなじめなかった。

自転車配達人の仕事模様が分かるのは面白い。だが、主人公の人格が未熟で、納得がいかないとすぐ相手を殴ってしまう。

ここに共感があるかどうか。
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4065347432
No.38
(4pt)

前半と後半のコントラスト

前半はごく最近の世相を綺麗に反映している。
一方で後半は普遍的なテーマを扱っている。
どちらもうんうん、と頷ける内容だった。
比較的平素な言葉で書かれていた。
ブラックボックス (講談社文庫 す 52-1) Amazon書評・レビュー: ブラックボックス (講談社文庫 す 52-1)より
4065347432
No.37
(3pt)

自転車好きなら

いい年してウーバーイーツで生計を立ててるロードバイク好きとしては前半の細かい描写がかなり刺さる。

1990年代を「フリーター」として過ごした20代。
あれから時は流れて2022年、個人事業主としてウーバーやアマゾンの配達で食いつなぐ40代。
結局、会社というシステムで生きられずその日暮らしを続ける本質は変わらない。

それでもとりあえずは食べていける。
何か法に触れる訳でもない。
将来のこと、具体的なことは先送りして目先の生活だけをこなしていく。

そんな生き方を選ぶ人が増え、自由と自己責任の象徴としてロードバイクと仕事いうテーマが芥川賞受賞に繋がったのでは。
ブラックボックス (講談社文庫 す 52-1) Amazon書評・レビュー: ブラックボックス (講談社文庫 す 52-1)より
4065347432