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普通の子
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普通の子の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.67pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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朝日新聞の書評で取り上げられており、本書を読みました。 本書は、いじめの描写が非常にリアルに書かれており、自分のいじめの経験がフラッシュバックしてきて、読んでいるのが苦しくなりました。人間の持つ攻撃性というものは、小学生に限らず、大人になってからも存在するものだと改めて思いました。職場でのひどいいじめを経験し、自分を守るために他の人を傷つけてしまったことがトラウマになっています。攻撃性のある人間というのはどこにでもいて、雰囲気で分かります。いじめに対する掘り下げ方が非常に深く、読む価値のある本でした。 | ||||
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良い状態でした | ||||
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一見、普通の子でも黒い部分があり、それを本人は罪に意識がなく、日頃は忘れて暮らしているが、黒い部分を晒された子にとったら忘れられない経験になってしまう。最後の最後までおもしろい。 | ||||
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⑴物質的面(マイホーム、仕事、趣味etc)を流れで選択肢したことで、(a)子供に善悪快不快を伝えることや(b)子供同士での社会性をはぐくむ時機を逸し、しっぺ返しを食らう。 公園遊びが大事と、「子供へのまなざし」を教えてくれた保育園の先生が言っていた。親の前だけいい子は危険とも。 ゲーム偏中と心や時間を割かないとこうなるよということかな。親も1歳から始める主人公も成長の機会はあったはず。 間違った方向性の一生懸命さの結末が切ない。 | ||||
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著者の作品は、細かい葛藤や感情、言語化できないもどかしさを描くのが本当に上手いと思う。 子どもは生きる世界を選べない現実を描いた「君たちは今が世界」、中学受験の過酷さと葛藤を描いた「翼の翼」 に続いて、小学生のいじめ問題を描いた本書。 小学五年生の晴翔が、教室のベランダの鉄柵を乗り越えて飛び降りた。 なぜ飛び降りたのか、誰がいじめたのか、学校はどんな対応を考えているのか、などのありきたりな内容だけでなく、加害者と被害者の関係性を丁寧に掘り下げていて読み応えがあった。 晴翔の母親で本書の語り手の美保も、小学校時代にいじめの被害者と傍観者になる経験をしていた。 自分がクラスのいじめっ子に支配されていたように、息子の晴翔も誰かに命令されたのかもしれないと考え躍起になって犯人探しをしようとしたり、学校の対応を非難しながらも、晴翔が立ち直るためフリースクールへ通うことも検討していく。 しかし、なぜ被害者が居場所を奪われなければならないのかという憤りと、不登校になることが「普通の子」でなくなってしまうという怖さとが、混在してモヤモヤしてしまう感情が痛いほど伝わってきた。 人の心の痛みが分かる子、人の心を大切にできる子になってもらいたい、と親なら誰しもが思うが、自分がされたことは覚えていても、人にしてしまったことを覚えていることはとても難しく、被害者がその後、どんな人生を歩んでいるのか想像することもできない。 本書の最後は衝撃の展開が待っていて、「加害者は一生、被害者の本物の笑顔を見ることができない」という言葉が印象的だった。 | ||||
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小3小4の親です。自分にそのまま置き換えても想像ができるくらいリアルな話で、子どもの見えない部分の生活、気持ちを想像すると不安になりました。 小学校だからこそ起きそうなできごと、それが見えていそうで見えていない当事者だったら親だったり。 本当にリアルすぎるフィクションで、怖くなりました。 | ||||
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学校という閉塞した空間。 その中で起きるいじめの問題。 被害者と加害者のように区別することのできない難しい人間関係がとてもリアルだった。 大人側から見た世界と子供の側から見た世界は全く違う。 奥田英朗の「沈黙の町で」を思い出しました。 | ||||
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「衝撃のラスト」が売り文句・・・ならば「被害者と思ったら加害者だった」?と思ったら、そんな単純な話ではなく、想像を超えていた 感受性が強い人ならば、読み終えてからしばらく放心するかもしれない そして多くのことを考えるだろう いじめをテーマにして書いた小説の終わり方はとして、これ以上のものはないと思った | ||||
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人は見たいものしか見ないし、見たくないものはなかったことにして、そうしていることにも気づかずに過ごしている。この本を読むと見たくなかった自分、忘れていた自分をいやでも思い出すかもしれない。それは怖い。そういう意味では普通のホラーよりずっと怖い。ネタバレになってしまうからあまり書けないが、この本のような視点からいじめを描いた作品はこれまでなかったと思う。自分には関係ない、そう思っても、そう思った人にこそ読んでもらいたい。できれば、映像化してほしい。 | ||||
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色々と説明し難い機微の事情がある場合もあるが 「実は」がこの位な感じの場合もままある事で ヘタに経験則があると先回って先回って考えるけどさ 複雑にこねくり回して気を回して遣って 「真相」に辿り着いた時に虚脱しそうだ… 自分が「親」をやった事がないから どう想像しても追い付かないんだが 「はあ?」で虚脱に至るんじゃなくて 「こうなってしまったのは自分の育て方がうんぬん」に行くものなんだろうか 大人っちゃ嘘つきなんだよ 怒らないと言って白状させて やっていい事と悪い事の判別も付かん子どもに 拳固くれてやるもんだろ? 小突き回してごめんなさい行脚させるモンだろ? この程度なら↑が一番てっとり早い気するんだが はい。昭和のヒトです こどもの方はそれでいい気がするんだが 抉れた大人は大人になっちゃってるんだから 自分で何とかして頂くとして 大変楽しく読みました | ||||
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読み終わった後、心が震えました。 成人した子供の親である今、主人公にイライラしながら読み進めました。が、少し前、子供に何気なく言われた学生時代の話しを聞いて、我が子は思っていたような子ではなかったのか?と、驚いたことをふと思い出し、この主人公に苛立つのは自分の嫌いなところに似ているからかも。 と気づきました。 就寝前に読み始めて夜中に読み終わり、そのまま眠れず、レビューを書いてます。 うまく感想をかけませんが、子育て中の方にぜひ読んで頂きたい素晴らしい本です。 | ||||
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