コーヒーの囚人
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自分以外の誰かに振り回されている人たちの、スパイスの効いた人間関係(主に男女関係)が興味深く描かれた本です。5話から成ります。 最初の「コーヒーの囚人」と最後の「風向きによっては」は、1つのストーリーの表と裏みたいな感じでつながっています。 個人的には、3話目の「どこかの喫煙所で会いましょう」がとても印象に残りました。 家族に障がい者がいる場合の結婚について、偏見だと分かっているけどぬぐえない、また受け入れ難い、女性のグレーな感情。と同時に、女性の心とは裏腹に冷めていく男性達の気持ちも痛いほど分かって、人間関係って本当に難しいなと感じました。 文中に、すごく大切なメッセージを端的に表している部分があって、それは 「他人の持つリスクに排他的でいれば、それはいずれ己にも降りかかってくるものだ」 という一文。 砂村かいりさんの冷静かつ緻密な表現力とともに、心に深く刺さったこの一文が、実は、読み終ったあともずっと心に残っています。 全体的に、ストーリーの設定にも登場人物にも一癖あるので、読んでいて飽きません。 微妙(奇妙?怪奇?)だけど、もしかしたら身近にもあり得るかも?と思える人間関係を垣間見てみたい方に、この本をお勧めしたいです。 | ||||
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