11ミリのふたつ星〜視能訓練士 野宮恭一〜
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視覚障害と聞くと、すぐに盲目の方を思い浮かべてしまいがちですが、実は、一部見えていない、もしくは、一部しか見えていない、そういう方の方が多くて、なまじ普通に生活できてしまうもんだから、誤解されたりすることがとても多いのだと知りました。 | ||||
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以前の「7.5グラム~」の本では検査と治療がメインだった覚えがありますが、今回は、検査に加え訓練を通じた患者さんとの心の交流に重点が置かれていたように感じました。 また前作と違うのは、成人だけでなくむしろ子どもの患者に焦点をあてていること。 斜視の子どもとその母親。糖尿病網膜症を患う漫画家。網膜剥離や動脈閉塞の話もありで、盛りだくさんです。 なにより興味深かったのは、小さい画面を長時間見続けることで突然発症する、スマホ内斜視という病気が存在することでした。 また、子どもの病気を告げられてすぐに受け入れられない母親の気持ちを考えつつ、治療を勧める。ただ治療をすればいいって訳ではない大変さが伝わってきました。 マンガのキャラクターのペンライトや連絡ノートの活用もナイス!でした。 様々な人が協力し合い、難局を乗り切っていく場面が多いですが、それもこれも北見先生のセリフとして出てきた、 「上手くいかない道のりってのは、ごめんなさいも増えるけど、ありがとうも増えるからね。なんでも自分一人でできるようなものだと、周りとの関わりも希薄になっちゃうからね」 に象徴されているのではないかと思います。 前回の本よりもパワーアップしていると感じました。 目に意識を向けるための啓発本でもあります。 少しでも自分の目の状態や視力に興味・関心のある方は是非読んでみてほしいです。 | ||||
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「視る」という能力は様々な奇跡の上に 成り立っていると思い知らされました。 意欲十分、器用さ不十分な青年が、 ときに空回りしつつ、愛してやまない 訓練士の道を突き進む物語。 彼のあふれんばかりの情熱が、 人々の心を動かしていくさまに惹かれました。 理解ある雇い主の医師や、 プロ意識が強い同僚たちの姿勢には 尊敬すら覚えましたよ。 なんてあったかい職場! こんな場所だからこそ 主人公が受け入れられ、 たくさんの人たちと笑顔を 分かち合えたのですね。 看護師の青年の本気が 垣間見えるエピソードも素晴らしかった! 彼の主人公とは違った熱さは、 応援せずにいられません。 スマホの使い過ぎが 恐ろしいことになる話は、 全ユーザーに知らしめたい! 「一念岩をも通す」を 地で行くようなストーリーは 何かに本気になりたい人にピッタリ。 いい人が醸し出す癒しは 気持ちを整えるのにも役立ちました。 パズルのピースがピタリとハマるような 美しいストーリー。 彼らの試行錯誤の先に待つとびきりからは きっと目が離せませんよ! (対象年齢は13歳以上かな?) | ||||
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