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ニワトリは一度だけ飛べる
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ニワトリは一度だけ飛べるの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.60pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全20件 1~20 1/1ページ
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amazon商品紹介より以下、 左遷部署「イノベーション・ルーム」に異動となった酒井のもとに、「ニワトリは一度だけ飛べる」という題名の謎のメールが届く。 送り主は、いったいどんなメッセージを伝えようとしているのか……。 笑って泣ける重松節全開の作品が、いきなり文庫化。 ※ 日本企業の闇にスポットを当てた。寓話で隠した。 昔に読んだ事があるがオズの魔法使いを再度読んでみたくなった。 偽装事件は過去たくさんあったような気がする。 本書がどの事件を指すのか調べてみたが、あれかな? おぼろげだが覚えているよ、最悪で大きな内部告発事件だった。 それはそうとて、本書は夢中で一気読み。 日陰に押し込められたサラリーマン達がイノベーション(革新、または新機軸を打ち出す)する話か。 おじちゃん達が集まって何やかんやする話って多いですね最近。 著者も飛んだという事でしょうか。 人生で一回は飛んでみたいものです。 | ||||
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結構最後のまとめはご都合感があったけど、全体を通して良い作品だったと思う。 | ||||
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主人公含めた三人に全く共感できないまま、 どこかであっという盛り上がりを期待しつつ、 終わってしまった感じです。 個人的に取り上げられている神社は時々参拝するところだったので ニワトリ達にも馴染みがあり、そこが楽しかっただけです。 | ||||
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前半の複雑な重苦しさと見えない不幸の「重松節」から、後半のスリリングな展開が楽しめて、本当に面白かった。寝る間を惜しんで一気読みしたのは久しぶりです。是非々々、ご一読下さい! | ||||
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盛り上がりのないまま終わった感じでした。 前半はだらだら話が進み終盤に都合良く解決されます。 色んなサラリーマンものの小説はありますが、これは一番ピント外れのストーリーの 様なきがします。 他の小説は、もう少し現実味のあるものか、非現実的ではあるが、興味深い内容になっているが、 そのどちらでもありません。 登場人物にも全く共感出来ません。 なぜわざわざこの話を書いて出版しようとしたのかが疑問です。 | ||||
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展開が軽すぎる気がした。 登場人物たちは真剣だろうが、 あくまで小説であり、 ページの都合で急で都合の良い 展開に感じた。 | ||||
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説教されて触発されて、若者が動く みたいな話でしたか結局 むしろ世代間闘争とか書いてほしかった 重松好きだけど、最近子どもだましに走ってるよね | ||||
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『ニワトリは一度だけ飛べる』(重松清著、朝日文庫)は、追い出し部屋に送り込まれた社員たちに、「ニワトリは一度だけ飛べる!」とエールを送る小説です。 業務用の冷凍食品の製造から卸までを手がける三杉産業の39歳の営業二課係長・酒井裕介は、突然、イノベーション・ルームという名の追い出し部屋に放り込まれてしまいます。時を同じくして、酒井と同期の出世頭、37歳で商品開発部の部次長に抜擢された羽村史夫も、社長を巡る派閥争いに巻き込まれ、イノベーション・ルームに送り込まれてきます。 もう一人、イノベーション・ルームにやって来た男がいます。大阪支社から移ってきた入社10年目の中川政夫だが、彼は自らこの部署への異動を希望したというのです。 「イノ(ベーション)部屋の一日は、ほんとうに長かった。与えられた仕事は、会社の改革案のレポート作成――どんなに分厚いレポートを提出しても読んでもらえないことくらい、見当はつく。それでも、(定年間近の)江崎(三郎室長)の許可なしに社外に出ると、たちまち怠業の口実を会社側に与えてしまうことになる。ほとんど軟禁状態と言ってもいい。来客はない。電話も鳴らない。ファックスも来ない。ときどき思いだしたように入ってくるメールも、営業の仕事の引き継ぎにかんすることばかりで、内容を鎌田(統括営業本部長)にチェックされることを警戒してか、文面はどれも通りいっぺんで、そっけなかった」。 酒井に、「ニワトリは一度だけ飛べる」という件名のメールが届きます。「メールは社外から送信されていた。差出人のアドレスに心当たりはない。意味があるのかないのか、アルファベットと数字を適当に組み合わせただけのようにしか見えなかった。『ニワトリは一度だけ飛べる』――件名も、さっぱりわけがわからない。・・・<酒井裕介様>。メールの一行目に、はっきりと名前が記されていた。ニ行目からは、差出人の名前抜きで、すぐに本文に入る。<ほんとうか嘘かは知りません。たぶん嘘だと思います。でも、もしもほんとうだったとしたら、ちょっと素敵なお話です>。そんな一文で始まる、長いメールだった。・・・返事は出さなかった。だが、このまま削除するのもためらわれて、受信トレイに置いたままだ。<信じられるかどうかではなく、たいせつなことは、信じるかどうか、だと思います>。その一言が、妙に心に残っていた」。 「ニワトリは一度だけ飛べる」のメールを送り付けてきたのは、いったい誰なんでしょう。酒井に再び届いたメールには、<つらいときには『オズの魔法使い』を読みましょう。L・F・ボームの書いた『オズの魔法使い』には、わたしたちが生きるために必要なことがすべて書かれています。そして、わたしたちの誰もが、『オズの魔法使い』に出てくる登場人物(『人物』といっても人間はヒロインのドロシーだけですが)の誰かにあてはまります>と書かれているではありませんか。 えげつない手をいろいろ使って追い出しを仕掛けてくる鎌田一派に、酒井らは、遂に、反撃――ゲリラ戦――を開始します。 本書の冒頭に、「この物語は、平成の半ば頃、とある冷凍食品会社で起きた内部告発事件をめぐる、ささやかなゲリラ戦の記録である――。筆者はこの物語を事件の直後、二〇〇二年から翌年にかけて、いったん週刊誌連載で発表したものの、諸般の『事情』があって(小説と銘打ち、戦記というよりむしろ寓話に仕立てあげたつもりでも、やはり少なからぬ関係筋を刺激することになってしまったのだ)、単行本化は見送った。しかし、平成が終わろうとする頃になって状況が大きく変わった。事件に深く関わり、有形無形さまざまな『事情』を押しつけて単行本化を拒んできた関係筋の中で、最も強硬な姿勢だった人物が亡くなったのである」という文言が添えられています。 実話としても、小説としても読み応えのある作品であるが、私は個人的に特別な感慨を覚えました。私が長年勤めた、ある製薬企業の経営陣を巡る派閥争いに巻き込まれて失脚し、数年間、窓際族生活を余儀なくされたことを思い出したからです。 | ||||
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リストラ部屋に異動になった男が勇気ある決断を起こすための物語。 ざっくり読めるのだが、江崎室長、羽村、中川、酒井たちの単調なやりとりが退屈だった。 また、せっかくオズの魔法使えになぞらえた不思議なメールが届くのに、わりと早い段階でニワトリの正体が明らかになるのも残念。最後までニワトリが誰か分からず、リストラ部屋の男たちをサポートする展開の方がおもしろいと思った。 本作では、著者の作品によくある感動的な言葉や場面が出てこず、見せ場がないまま終わってしまった。 | ||||
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気になります。ガンガン派手などんでん返しではないけどホッとはしました。 | ||||
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重松清の作品は好んで読んでいますが、これは登場人物や設定がデフォルメされすぎていて感情移入できませんでした。 登場人物のキャラ付けが極端なうえ、発生するイベントも一会社員の視点で読むと「そうはならんだろう。。。」という感じ方をしてしまう内容でした。 | ||||
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作者がすきで読み始めましたが、読み始めはあまり面白いないのかなと思いました。 しか、段々と読み進んでいくと、意外な展開に無我夢中になり読み進んでいました。 読みながら、本のタイトルを何故そんな名称にしたのか、最後に少し理解出来たみたな気がします。 私生活でも、この本の内容を生かしていきたいと考えています。 久しぶりにいい本にであえたなと思いました。 | ||||
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この作者らしい内容・結末なんですが、なんでお前はこの道を選んだのにこうなった?家族のことを考えてこうしたんだろ!って同じサラリーマンからしたら思いました。主人公達の思惑が薄いと言うか、まっ、そんな感じでした。肩肘張らず気軽に読めます。 | ||||
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冷凍食品会社で実際に起きた内部告発事件をもとにして書かれた本です。 平成の半ばにそのような事件があったことをすっかり忘れていましたが、このような勇気ある行動のおかげで今の食の安全が成り立っている(と思う)のだと感謝せざるを得ません。 もちろん、その一件で今でもご苦労を重ねている方々がいると思うと、正義ってなんだろうなと考えてしまいます。 リストラ部屋への移動の際、怒る者、落ち込む者、自由な時間だと喜ぶ者。仕事に対する考え方も三者三様で「働き方改革」が叫ばれる今だから参考になりそうな言葉もたくさんあり、興味深かったです。 登場人物に感情移入しながら読むのもいいし、ドラマ化された時を想像しながら読むのも楽しいと思います。 | ||||
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派閥争いや好き嫌いで理不尽に閑職に追いやられる人もいる。大企業であっても。大人の集まりの筈なのに、子供のイジメよりタチが悪い。当事者になった時 生活の為に自分を殺して会社に残るか、外に出るか。この本のリストラ部屋に送られた3人は中川を助けるために行動を起こす!意外な人が仲間に加わりもう一気読み必至です! | ||||
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おとぎ話のような。 人は誤解の上に良くも悪くも進むものなのかもしれないと考えさせられる物語でした。 | ||||
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重松氏のユーモアからはじまる本書です。緊迫感あり、感動ありで先が気になってあっという間に読み終えてしまいました。 | ||||
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「とんび」で感動し、本のタイトルに引き込まれ購入した。読み進めるうちに爽やかな気持ちがめばえた。 | ||||
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さすが、重松さん...という構成です。 タイトルにある、"空飛ぶ鶏"..."オズ御魔法使い"を伏線にしながら、続くはずだった 日常が断たれたサラリーマンの悲哀から再生までを、それぞれのすれ違いとわかり合い を絡めて、進めてくれます。終盤は、スリリングで大胆な展開になっていくのですが、 丁寧に淡々と進める筆の力が違和感を感じさせません。ラストのシーンは、登場人物の 動作や表情まで、はっきりと目に浮かびます。さすがです。 | ||||
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バブルの頃に数年はおいしい思いをしたことがあるよっていう世代には大いに共感されるというか、楽しめると思われるお話でした。 概ね40歳以上ぐらいの、バブル味わってみたかったなーという世代にも、面白いだろうと思います。 「会社が嫌いだけど仕事は好き」、「会社はお金をもらうだけのところ」など、働くことの定義を問う内容なども盛り込まれていて、考えるネタになりました。 オズの魔法使いのお話と、現代の会社という場所が、かぶってくるという展開になってきたあたりから、続きが気になって、途中でやめられず、結局一日で読破してしまいました。 ラストに向かって、あの人がこんな風に?のように、ドドドと盛り上がっていくところがとても良かったです。 最後ハッピーでもアンハッピーでもない、ちょうどいい感じで終わって、納得できたところもあるし、なんだか、自分も「日常をがんばろう~」って気分になりました。 | ||||
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