なぎさの媚薬
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読んでいてしんどい部分もありました。 | ||||
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官能小説は好きなジャンル。重松清氏の作品という事で以前コンプリートしましたが、食傷気味になり一度処分しました。最近何故か読みたくなり再購入。以前は目を背けたエリカ編も今回は受け止めることが出来ました。加齢による感性の劣化か、娘の成長と重なったのか理由は定かではありませんが、年を取るのも捨てたもんじゃないなと。 | ||||
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重松清氏の『なぎさの媚薬1 海の見えるホテル』 (小学館文庫)等々、一連のシリーズは大変感銘深い小説シリーズ。講談社文庫で「上下」にまとまったりもしたようだ。 『なぎさの媚薬1』は、こんな内容。 わたしを買ってくれませんか―?渋谷の路地にたたずむ美しい娼婦・なぎさを抱いた男たちはみな、不思議な夢を見る。青春時代に戻って、忘れられない女性と再会するのだ。今夜もまた一人の男が、なぎさに導かれて長い夢を見る。八坂敦夫は、中学時代の同級生・ミツコと再会した。好きだった。あの頃は抱けなかった。だから、いま、抱きたい。愛し合いたい。そして、現実では悲劇が待ち受けていた、ミツコの運命を変えたい…。青春のせつなさあふれる官能小説「なぎさの媚薬」シリーズ第一弾。 そう。先に紹介した山田氏の本(山田宏明氏の『美少女伝説 レポート1968慶応大学の青春』情況新書・2011年刊行)ではないが、渋谷の路地で娼婦なぎさ とまみえることが出来れば、タイムスリップして1968年頃の日本に戻れるのである。二人が疎通になるきっかけとなったあのとき、改めて戻れば、違った対応が取れる、そうなれば…。少なくとも美知子さんがアパートの二階で転落する寸前に辿り着けば、彼女の事故死を防ぐことができる…。そうなれば、山田氏の人生も彼女の人生も、日本の運命までもが(?)違ったものになったかもしれないのである。 あぁ…なぎさか。明日渋谷へ行こう? 我が身に置き換えれば、30年ちょっと過去に戻ったら、あのとき、違う女性を選べば、あんなに早まらなければ、もっと若いスリムな女性を配偶者に出来ていたかもしれない? いや、その前に本屋に行こう。絶版で今は手に入らない本でも、あの頃なら新刊屋でも手に入ったかもしれないから。いやいや、だったら30年前ではなく40年前に、今の体のまま戻りたい? お金はどうする? 100円札が必要? 500円玉は通用しない…。カードもダメ? ううむ…。 | ||||
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今まで読んだ事のある重松清さんの作品とはうってかわり とても濃厚な官能恋愛小説でした。 伝説の娼婦、なぎさと関わる事でそれぞれの主人公が眠りに落ち 夢の中で青春時代にワープしてしまうと言った ファンタジー要素も盛り込まれた連作短編集です。 文庫ですがページ数も多く分厚い1冊でそれに比例して中身もかなり濃厚でした。 こんな引き出しもあったのかと純粋に驚かされた1冊です。 | ||||
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男は、つねに肩肘張って生きている。それが、矜持だと思っている、面倒くさい生き物だ。だから、なにも隠さなくていい、身構えなくてもいい、ごまかしたり、負い目を感じたり、申し訳なさを背負ったり、逃げだそうともがいたり・・・そうしたことの一切から解放されたら・・・なにもしなくてよかったら・・・「なぎさ」は男を解き放つ。片想いで終わったあのひととの、叶うことのなかった夢を叶えてくれる。でも、彼女は天使ではない。自らを娼婦と呼ぶ。極上の快楽。失ってしまったものが甦る。だれの心の中にもひっそりととどまっている、甘酸っぱい初恋の女。性的な関係がなかったからこそ、永遠に汚れないあのひと。 いにしえに戻って、その人と性的な関係が持てたら・・・それは、男にとって決して叶えられるはずのない寓話。 このながい紙面の中に同化して、束の間の夢を貪ろう。現実が変わることがなくとも。 | ||||
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