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小説8050



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【この小説が収録されている参考書籍】
小説8050
小説8050 (新潮文庫 は 18-15)

小説8050の評価: 4.20/5点 レビュー 114件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.20pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全88件 21~40 2/5ページ
No.68:
(4pt)

面白いけど期待したのとは違うかな

8050問題に興味があり読みました。非常に面白い。ぐいぐい読めます。
しかしみなさんおっしゃるように8050ではなく5020ですね。このまま40、50になったら終わりだ!と言われるので、30過ぎてしまった引きこもりの人にはお勧めできません。

いじめ裁判の描写はとても面白かった。親が裕福で恵まれているからこそできたことで現実にはなかなか難しそうだけれど小説としてはとても良い。弁護士のキャラも好き。

思い込みと正義感が強い父親、人の話を最後まで聞かずに事件が起きた。こういう父親が引きこもりの原因の一つなのでは?息子からお前のせいだと言われるくらいなのでは?と思ったけど、さすが賢くて優しい息子さんで丸く収まり、んー良かったねという感じでした。
小説8050 (新潮文庫 は 18-15)Amazon書評・レビュー:小説8050 (新潮文庫 は 18-15)より
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No.67:
(5pt)

すべての大人たちに

親、教育に携わる人をはじめとしてすべての大人に読んでもらいたい。崩壊していた家族が、ある意味、再生していく物語としての側面もある。それよりも強烈に印象に残ったのは、「いじめ」がいかに一人の人間を壊して行くか、の描写であった。ここでは、被害者に焦点を絞るため、学校側のマイナス面しか出てこないが、実情は異なる。しかし、いじめ問題について、学校ができることは限られている。なんの権力も与えられていない。悪質ないじめは、早期に法の介入を導入すべき、と考えさせられた。
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No.66:
(4pt)

8050ではないかな。

友達に薦められ8050という題名に興味を持ち読みました。
お父さんが息子の問題に向き合ったからこそ脱却できたのだろう。
8050と言う割には両親も若いし息子もまだまだやり直せるし引き返せる年齢で8050ではなく5020。
本当の8050はもっと悲惨。

大人になれば本人の問題だと見て見ないふりをして小遣いあげて朝昼晩の食事を部屋に運び洗濯掃除までしてあげれば働かなくても生きていけると感じとるのかな。

子育てに無関心な父親と過干渉で進路や生活にまで口出しして本人の気持ちを操縦する母親のもとに育って自分で巣立つことができなかった人ってもっと悲惨で悲しい。希望もないし光も見えない。

ある精神科医の話を聞いた。
区医をしていたときに保健所の職員が連れてきたひきこもりの男性は、90になった母親が認知症で徘徊してるのも気づかず保健所の人が母親を保護したら襖の奥からガサゴソと音がして聞いてみると『うちの息子が奥にいますよ』と悪びれるかとなく言ったそう。
親の年金で暮らして異変に気付けないくらいの引きこもりは害でしかない。
日本には病院にも行けないくらい病んでる引きこもりがたくさんいる。
本人が自分は病気だと認めないと病院にもつれていけない。
施設に入れろと言うが施設に入れるにも病院や役所に行くにも本人の了承が必要で無理に連れ出すと人権問題になるとのこと。

自分で立ち上がろうと藻掻くうちはまだ希望が見えるが人生諦めた引きこもりはどうにもならない。
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No.65:
(5pt)

素晴らしい作品でした

中学生以下の子を持つ親、特に父親には是非読んでもらいたい内容です。
単なる引きこもりの話しではなく、親として何をすべきなのかを考えさせられました。
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No.64:
(5pt)

親御さんへ、ぜひ読んでいただきたいです。

林真理子さんは恋愛系、不倫系ジャンルの印象が強く、あまり好きな作家さんではないのですが、この本は発売からずっと気になっていて読みたかった本でした。
中古でお安く手に入れることができて、ありがたいです。(美品でした)
内容は…重たいテーマでした。
思春期の子を育てている私にダイレクトに刺さり、感情移入して涙まで出てしまい…
読み終わった後も、さまざまなことを考え、自分と重ねています。
大変読み易くなっており、あまり読者をしない方にもおすすめですよ。
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No.63:
(5pt)

一気読み!!

面白いかったです。夢中で読みました。
翔太くんが可哀想だった。自分の子供だったら‥と思うと心が震えました。それぞれの家族の視点があってどの人の気持ちもわかります。
いいお父さんですよね。途中から
奥さんの当たりがキツくて奥さんがイヤになってきた。
さすがに林先生です。裁判の展開は読んで
いてドキドキでした!
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No.62:
(5pt)

超リアル、朝まで一気読みでした

引きこもりの子がいる家族の日常や心理描写のほか、夫婦のすれ違い(夫より友達とのLINEに救いを求める妻など、よくわかる)、いじめの実態、引きこもり関連の悪質ビジネスなど非常にリアルで、読み始めたら本を置けない、さすが林真理子さん、と思いました。
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No.61:
(5pt)

引きこもりの原因はイジメだけ?

公立中と違って私立中はイジメが無いと言われていたのは、昔の話。両者の違いは経済力くらいなのであろう。学校以外に落ち着いて過ごせる場所が有ったら、長年の引きこもりにならずに済んだのかもしれない。この本では父親が息子の側についたが、世間の父親は、後から家族に加わった子供より、自分が選んだ女性であるところの母親の味方になるケースが多いような気がした。
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No.60:
(5pt)

8050のリアルが知れる

一気読みでした。読んでいくうちにハラハラしました。これが現実だとするとすごい怖いなと思いました。また、親子が奮起する姿が、上手に描かれてていて、衝撃的でした。
親子問題いろいろ世間では見えない所たくさんあると思いますが、細かい所まで書かれています。長い年月をかけて戦っていく姿に家族愛や人間愛を感じました
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No.59:
(5pt)

読んでよかった

読んでいて何度も苦しくなる場面があったが、それでもページをめくる手は止まらぬほど引き込まれた。この本に出会えたことに感謝します。
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No.58:
(5pt)

林真理子の安定感がすごい

最近の林真理子さんは雑誌の短いコラムの文章ばかり目に入っていて、正直こんなに安定感のある文章、取材力で最初から最後まで書ききる方だったのかと改めて驚いた次第です。
8050というタイトルですが、主人公一家は40代と20代の親子、8050まで少し時間があるからこその苦悩がリアルです。
最初は引きこもりの息子とどうやって8050に突入していき、死んでいくのかという話なのかと思っていましたが、そうではなくて、8050問題になるきっかけをつくったイジメの問題に改めて向き合うという家族のお話でした。
過程で父親が、息子に求めるのはスペックでも行動でもなく、その存在だけなのだと初めて気づく、といった描写は、40代にしては陳腐な気づきではないかという気もしましたが、そこがわからなかったからこそこんなにも長い間一家で苦しんだのだろうと思うし、この家庭では大切な気づきだったのだと思います。
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4101191255
No.57:
(5pt)

流石です。素晴らしかった。

8050問題
同じような年頃の子を持つ者として抉られるような気持ち。

とにかく文章が読みやすく、どうなるの?どうなるの?と夜な夜な読み進めました。寝不足です。

自分は母親ですが完全に父、大澤正樹の目線で読んでいました。

壮絶ないじめの内容を目の当たりにした時、子はどんな気持ちで生きていたのかを想像しただけで苦しくなりました。

それと並行して夫婦仲も壊れていく、これも痛い程共感できる。
地獄のような話だけれど、なくは無いよね…という思い。いや、むしろあるね。

夫婦の言い合いのシーンは本当にまるで自分たちが喧嘩しているかのようにストレス溜まりました。
そして一緒に絶望しました。

ぐわーってストレス溜まって、フッと優しさに触れて涙が溢れ、感情がおかしくなる一冊。面白かった。
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4101191255
No.56:
(4pt)

本の状態が良い

本の状態も良く、価格も安く、丁寧な包装に、予定配送日より早く手元に届きました。
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No.55:
(5pt)

一気に読み進めました。

著者の小説のベスト3に入ると個人的に思います。
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No.54:
(5pt)

深く考えさせられるテーマだった

親のエゴ、愛、いじめによる引きこもりなど様々な事を考えさせられました。
「オレはこのまま、本当の引きこもりになるのかよ。今までは好きでうちにいた。だけどこれからは、うちにしかいられない人間になるのか。オレはそんなのは嫌だ」
この翔太の言葉にグッと感情が揺さぶられました。
それと、学校の隠蔽体質に憤りを覚えました。
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4101191255
No.53:
(5pt)

興味深い作品

引きこもりを題材にした興味深い作品。中学校の途中から不登校となり、20歳までずっと引きこもりの男子を持つ両親の苦悩と葛藤を描く。原因はやはりイジメだったとはいえ、それに行き着くが証拠がない。学校や昔の友達に頼っても埒があかない。弁護士に相談して、当時を知る人を当たり、希望の光が見えて、子どもと一緒に復讐を目指す父親。ストーリーに魅了され、物語の当事者になった感じでのめり込み、あっという間に読了。弱者が救われて、ホッとしました。現代特有のテーマを題材にした良い作品です。
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No.52:
(4pt)

息子を医学部に行かせたい、という願望はいつの時代も変わらず

息子を医学部に行かせたい、という親の望みは、この日本では昔から変わらない、そんな事実がサラッと書かれていたように感じます。
医師を目指すように強要され、仮に失敗した後、メンタルバランスをどう立て直すのか…。
そして合格したとしても、その後の荒業に耐えられるのか。
まさに、「医学部受験への強要によって、起こるべくして起こったパターン」と読み取れます。
こういう問題は日本には少なくないのではないでしょうか。
僕も医学部受験を強要され、小中高とずっとトレーニングを受けましたが、本当に壮絶なものでした。成績不振者はまるで虫ケラのように扱われ、教師も生徒のドロップアウトは見ぬふり。同級生からは容赦なく笑われ、貶され、ひたすら攻撃される。あの日々は今だに忘れられません。
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No.51:
(5pt)

親子の信頼関係の話

私もこの本に出てくるような教育熱心な家庭に育ち、親の価値観を強く押し付けられる一方で両親は仲が悪く、中高生の時には家庭内で生き詰まる思いをしたことがあるので、思い当たることが多く一気に読みました。この本は確かに、8050問題の当事者の話ではないと思います。
ですが、子供が育つにつれてだんだん親子関係がこじれて、そこには夫婦仲や嫁姑問題も関係していて、一時的に子供と向き合うことから逃げてしまった親、親に本音を話せなくなってしまった子の経験がある人にとっては、そうなるメカニズムやそれぞれの心境とどうやって関係を修復するかがとても詳しく描かれているので、読むことで追体験でき、この本の場合は最後には解決するので癒されるかもしれません。
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No.50:
(5pt)

満足

以前から読みたかったので満足しています。
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No.49:
(5pt)

良書だと感じました。

一気に読んでしまいました。
『いじめ問題』『引き籠り問題』を『民事裁判』という俎上にのせてキチンと小説としてまとめられた林真理子さんの筆力に感服です。
家庭内不和・家族関係の崩壊をもたらす『引き籠り問題』から『いじめ問題』とその中に潜む学校側の“ ことなかれ主義 ”の問題等もうまく引き出されたと思います。
主題が多く散逸しがちな問題をうまくまとめられていると感じます。
本来ならこれだけの問題をきちんと書こうとすると三巻四巻の本になりそうなところを一冊にまとめられたのが重要なポイントになるのではないかとも思いました。
重たい問題を長く書くと、昔のように長編を読み込むことのできない“ 飽きやすい読者 ”がなかなか最後までついてこないとの問題点も感じての分量だとも感じました。
“ 飽きやすい読者 ”というのは、高齢になり本を読む体力減ってしまったそして映画などで精々2時間程度の集中力しかなくなった自分自身を模しています。
しかし、それは本離れが著しいといわれる若年層の問題でもあると考えます。
それらの問題からの作家さん側からのアポローチ方法の一つの提案であるとも感じました。
最後を『民事裁判の法廷劇』で締めくくったのは、物事の是非をきちんと裁くのに一番適切だとの林先生の構成上の意図を感じます。それは緊張感がいつまでも続かないそして流れていきやすい家庭内の時間を区切るよい方法だったと感じます。
時効の問題や民事裁判に関する組み立ても良かったと感じることができました。
しかし、読み切った思いとしては『 林先生が一冊の単行本として400ページに収めるために切られた箇所を復活してもっとお感じになったであろう深部を見せて頂きたかった 』と思ってしまう自分もいるのです。一人の高齢な読者のわがままな思いを吐露させてください。
この本はあくまで小説であり稀有なケースを扱っておられます。
しかし、有吉佐和子さんが『恍惚の人』を世に出され認知症に関する世間の認識が深まったように“ 引き籠り問題はただ単に家庭内教育が失敗したからだ。対岸の火事だ ”と間違った捉え方から世間の一部若しくは大部分の人たちが脱却できるようになる啓発の書籍としての位置にあると私は信じます。
良い本を世に出して下さってありがとうございます
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4101191255

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