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尚、赫々たれ 立花宗茂残照
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尚、赫々たれ 立花宗茂残照の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.94pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全13件 1~13 1/1ページ
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関ヶ原の戦いの際に西軍に与した立花宗茂は、徳川家光に呼び出された。「西軍から見た関ヶ原の戦いについて教えてくれ」とのこと。同じく、毛利軍の最高指揮官として戦に臨んだ毛利秀元も呼び出されている。共に戦後は改易されたが、許されて大名になっていた。 家光ら幕閣が外様大名つぶしをしている最中である。関ヶ原の件に関して難癖を付けられ、お家取りつぶしにあうかもしれない。だが、ごまかしや忖度はしたくない。腹をくくって家光の元に出向き話を始める。 せっかく再興した家がつぶされるかもしれないという緊張感のもとで、通説とは違う関ヶ原の戦い=真相?が解説されてゆきます。 作者のきめ細かい調査と鋭い考察には説得力があり、「なるほど」とさせられるものがあります。通説とは違う新しい解釈を展開することは、歴史小説家としての本懐でしょうか。 史実かどうかは別にして、歴史小説・ミステリー小説として大いに楽しめます。 歴史小説というと、どうしても教科書に載るようなパワーエリート中心の話になりますが、本作品のように光が当たってこなかった人の話も良いものです。もっとも、立花宗茂は武将として有名ですが……。 後半は、家光拝謁の際に知己になった千姫(豊臣秀頼室)や関係者の話が出てきますが、最後のまとめがなく、物足りなさが残りました。 それでも、お勧めの1冊です。 | ||||
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徳川家光への代替り時期という、あまり語られない題材を、老齢にある戦国の生残り達の言動を通して語るという秀逸な設定。題材としては難しいはずだが、筆者の筆致が見事で引き込まれる。 次作が待ち遠しい。島原の乱が題材か?! | ||||
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関ヶ原の戦いに参戦していたら西軍が勝利したていたかも家康も恐れていたから!少し読んだぐらい | ||||
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関ヶ原の戦いで西軍につき、改易されながらも徳川の世で 唯一、旧領に復活した名将・立花宗茂。 相伴衆として将軍・秀忠、家光たちに重用される男の老残の境地を描いた意欲作。 本作は立花宗茂を題材にした小説の中で、最も彼の心情と背景をうまく描いている作品だと感じた。 傑出した戦国武士でありながら、茶や笛、連歌を愛する宗茂の文化人的な側面が描かれていて、 太平の世を新たな戦場と定めた男の覚悟と器量が描かれている。 巧みな文章力と歴史的知識に裏打ちされた名作で、かなりの宗茂愛に溢れている。 戦国後期~江戸前期の人物、時代背景に詳しい人は楽しめるだろう。 | ||||
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私のお気に入りの立花宗茂の晩年をテーマにした作品で期待どおりの作品でした | ||||
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歴史小説好きであれば、 立花宗茂という名前は知っている人が多いとは思うが、彼を主人公にした話は読んだことがなく、実際に何を行った人物か興味があったので手に取ってみた。 ただそういった観点からの期待は裏切られたと言ってもよいかも知れない。何分、本書の舞台は徳川幕府の3代目将軍家光の時代で、かつ老境に入った立花宗茂は領地の九州柳川を離れて江戸住まいとなっているため、華々しい活躍ができる立場にはないからだ。この時期の立花宗茂は御伽衆の一人として将軍家光に気に入られており、呼び出されて家光が興味を持つ関ケ原の戦いで何が起きたかについて話をするところから本書は始まる。ただ、関ヶ原の戦いでも宗茂は大きな役割を果たしていないため、本書では立花宗茂の若き日の活躍の場面は殆ど描かれていない。 その点は残念だったが、一方で関ヶ原の合戦で西軍について敗れて生き残った武将たちが、主人公の立花宗茂だけでなく、毛利秀元、丹羽長重などが江戸時代に入ってどのように生きたかが描かれており、そこはなかなか味わい深く興味深い内容であった。 終盤で加藤家のお家騒動や家光の弟の徳川忠長の事件などに巻き込まれた場面は緊迫感はあったものの、やはり外様大名に身分ではさほどの働きをすることができず、やや尻すぼみになった点は残念だった。 | ||||
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立花宗茂。大河ドラマの主人公は難しいかもしれないけれどNHKの3回シリーズの時代劇にちょうどいい内容の本だと思います。 戦乱の時代を生きてきた彼の本はよく見かけますが「太平の世」の宗茂に視点を当てた本は珍しいので一読の価値ありです。 | ||||
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秀作である | ||||
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今まで「それからの立花宗茂」を描いた小説はなかったように思います。かつては西国一の名将と謳われた立花宗茂のその後を人間ドラマとして描いているところに引き込まれていきました。 | ||||
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西国無双と評された名将立花宗茂の晩年、大御所秀忠と将軍家光のお伽集となり、関ヶ原の戦に於ける 神君家康の心理状態、及び戦いの帰趨を決めた毛利勢を率いた毛利秀元を交えた家光との会話等、正に 臨場感あふれたやりとりは戦場と変わらぬ緊張感を齎す。 近来稀に見る傑作と評すべし。 | ||||
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この本、とても面白いです。多くの日本人が大好きな関ヶ原を扱うもので、しかも新しい解釈のようだからです。当方それほど日本史に詳しくないですが、一気に読めました。ネタバレすると申し訳ないので、その辺は書きませんが。 ただ、帯に「ロマンス」みたいなことが書かれていますが、本書は2部構成になっており、前半は関ヶ原の謎解き、後半は主人公の淡い恋心みたいなものが中心に進むのですが、そのロマンスはハンチクで、そんなに必要があったのか疑問です。おそらくは今後の展開への布石なのでしょうが、そんなものが必要であったかどうか疑問ですね。 著者が元々は編集者のようですが、それを考えたら、この構成はやり過ぎのように思います。 しかも、歴史物なのにびっくりマーク(エクスクラメーションマーク)が多用されてて興醒めです。 まあその辺を差し引いても関ヶ原のところは面白いです。星四つは妥当な評価だと思いますね。お勧めします。 | ||||
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よく知らなかった関ヶ原の経緯と、千姫に寄せる老将の思いがおもしろい | ||||
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立花宗茂、丹羽長重、毛利秀元など個人的にあまり知らない武将ながら、平和な時代に移り変わるタイミングでどのように処世すべきか、はこれまで知っている歴史小説とは違った内容で新鮮でした。 | ||||
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