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国替の渦: おれは一万石
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国替の渦: おれは一万石の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.25pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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幕府からの嫌上がらせにもめげずに民のため我が子のために1万石の藩を死守する健気な気持ち、じっくりと考え要を突いて行動する藩を継いだ正紀の心と行動に喝采を送ります。 次号が待ち遠しい。 | ||||
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綺麗でした | ||||
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このシリーズは第一巻から読み続けています。次々と降りかかる難題に知恵と勇気とチームワークで臨み乗り越えて行く主人公たちが素晴らしい! | ||||
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松平定信が排除したい尾張藩の影響力。井上正紀の高岡藩にも危機が迫る。正紀をはじめ先代,正森も手を貸す。領民が信頼する藩主に育ちつつある。どう防ぐか? | ||||
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作者の作品は、最後には解決するのだろうと思ってる だからそう来たか!などの展開が少ない そのなかでは、そういう手段で解決に持ち込んだか、の感情はある それで本当に…?とか、そういう処罰で済むのか?などの疑問はある それでも作者としては十分では? | ||||
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先代藩主正国が重篤の最中、高岡藩の河岸で見慣れぬ侍が河岸塚を探る気配あり。その侍を領民昌助が質す。昌助は斬殺される。藩主正紀は冷静に対処する。藩が表に出ろことなく、領民が命を賭しての直訴。高岡藩、七日市藩の領民は駕籠訴を決行。バックには正紀、矢田部始めとする直臣。領民に慕われる藩主はお上にも強い。正紀をバックアップする兄、伯父。そして大奥滝川の将軍家斉への言上。家斉の考えを変える。老中首座定信は家斉に入った情報なすすべがない。「国替えは、なしといたす。」の断。漁夫の利を得んとした新谷藩の目論見は露と消える。藩主はじめ家臣、領民の嬉しさが目に見える。 | ||||
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シリーズ第26作は第25作と上下1エピソード。国替えの危機への対処。19世紀を間近に資本主義前夜の交通や流通を大道具として生かしつつ小藩のやりくりの大変さを物語の動因としてきた本シリーズにおいて国替えの大変さが詳細に描かれる。リアリズム。 史実で結果は分かっているのだが、そこにどう辿り着くのかと読んだ。そうか庄内藩か。 主人公が家督相続して以降、船に乗って川を上り下りして活躍する場面が少なかったけど本巻では復活。 七日市藩の故地には世界遺産富岡製糸場があるな。 | ||||
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今回は、実に絶望的な状況で、国替えは「もう決まり!」のような状況。 そこからの転換を図る正紀さんやその身近な家臣たち、それだけでなく、国元の百姓の決意と活躍があります。 途中、「この絶望的な状況の中、作者はどこに活路を開くように話を持っていくのだろうか…」と思いながら読んでいきました。将軍の「国替えは、なしといたす」の言葉が出る267頁まで、実に駆け足で読みました(苦笑)。 定信にすり寄った西国の藩の藩士の勇み足?もあって、いささか墓穴を掘ってくれたたおかげでもあるし、尾張徳川家宗主だけでなく、将軍と直に話す機会を持つこともある大奥の滝川様などとの人脈が効いているのだろうなと思います。(やはり人脈は大事か) しかし、こうやって実際に国替えさせられた藩は、どうやって財政を復活させてきたのだろうか…。話の中で44年前に国替えさせられた藩の経験談を正紀さんがききにいきますが、そりゃもう大変で…国替え後も20年以上も藩の財政に響いたと。 藩も大変ですが、藩札を使っていた領民はそれが紙くずになるので、もっと大変。 現代の株券が紙くずになるのと同じですね。今の日本の財政状況も大変ですが、中小企業など、コロナ禍と光熱費高騰で、どんなに大変だろうと思います。 この「おれは一万石」が多くの読者に受け入れられるのは、単に時代物で「正義感の強い主人公が、最後には勝つ」という筋ではなく、現代の中小企業の生き残りの闘いを髣髴とさせるからだと思います。 前藩主の正国さんは、最後まで、藩と領民のことを思いながら亡くなりました…。亡くなる前に解決できていればよかったですが…しかたありません。国替えがなくなり、菩提寺で立派な葬儀を出せたのが慰めです。寛政3年(1791年)8月13日に死去。享年53歳。松平定信の寛政の改革は1793年までです。 まだまだ一波乱ありそうですが、次巻は12月ということで、物語の展開を期待しています。 | ||||
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