君が手にするはずだった黄金について
評判
君が手にするはずだった黄金についての評価:
3.74/5点 レビュー 43件。 C ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全27件 21〜27 2/2ページ
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君が手にするはずだった黄金についての評価:
3.74/5点 レビュー 43件。 C ランク
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小説の詳細ページを閲覧すると、ここに履歴が表示されます。最近閲覧した小説詳細ページへ簡単に戻る事が出来ます。
プロローグは、著者のエッセイで序文のようなものかと思っていた。2話目から小説になるのかな?と思ったが、またエッセイのような始まりである。実名で小説家として自分が登場し、友人も登場する日常である。読み進めていくとどうもこれは虚構だと、つまり現実を入り交ぜたように見せかけた小説だと気がついた。
現実にも居そうな人物に焦点を当て、その人間像と自分の主観を掘り下げていく。いわば他人の人間観察と小説家としての自分観察である。
以下ネタバレ含みます。
「三月十日」: これはちょっと村上春樹を彷彿させる記憶に関する考察。
「小説家の鏡」: オーラリーディングの詐欺師に対峙していく話。
「表題作」: 旧友が詐欺師に成り下がっていく話。その旧友と自分との関わり、旧友の人間性を分析している。
「偽物」: ふと知り合った、とある漫画家の話。これもこの人物を徹底的に分析している。個人的にはこの話が一番好きだった。
「受賞エッセイ」: これは題名でも言及している通り本当のエッセイだと思う。山本周五郎賞を受賞した前後の出来事。
こうしてみると、表題作含め題名から受ける印象とはちょっと異なる内容である。主にキーワードは「詐欺師」「偽物」「偽の記憶」などで(作者の意図は違うかもしれませんが)、何か題名から「冒険SFファンタジー」などを勝手に想像すると、全然違うのでそのことだけは言及しておきます。
日常に存在するような人間観察が好きな人にはお勧めです。