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魔法使いクラブ
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魔法使いクラブの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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内容がつかめず、結局買って読んでしまいました。途中、村上春樹氏の「ノルウェーの森」が浮かんできました。表現できないような孤独感。わかるなぁって人もけっこういると思います。 結仁を囲む環境はあまりに俗っぽく、結仁の純粋な気持ちとだんだんズレてくるのもわかる気がしました。ただ、結仁には兄弟がいるし、葵や史人もいる。その有り難さに結仁自身が気づくまでには、もうちょっと、彼女が自分の足で人生を歩いてみる必要があるのかも。 最後の一文を読み、少しほっとして本を閉じました。 | ||||
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一気に読み終わりました。とても素晴らしかった。 学生時代に感じていた、あの閉塞感がリアルによみがえってきて少し息苦しかったけど・・・。 環境が変わったって、どこにいたって、自分で自分を変えようと行動を起こさなきゃ、 何にも変わらないんだよなぁ。 ラストの展開は、彼女が自分の足で生きていくために初めて取った「行動」なのだと、 希望に繋がる逃避なのだと思いたいです。胸が痛い物語でした。 | ||||
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青山さんの本は結構読んでますが、 こんなロマンチックな作品も書けるんだ!と正直びっくり。 彼女独特の歪んだ感じ、斜な感じ、俯瞰した感じをを期待していただけであまりロマンス的なことは期待せずに読んだのですが、 展開はなかなか予想しにくく、 読み終えたあとは、ほう、、、となってしまいました。 「かけら」が今ひとつだったので今回は本当に期待せずに読んだのですが、 ちょっといい旅行でもしてきた気分です。 自作にも期待。 | ||||
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本の装丁が素敵だなと思って読んでみました。 しかし、予想以上に引き込まれ、共感するというか、「ああ、人生ってこんなかんじよね」と思い、結仁が愛しくなりました。 作者の力量の高さも評価したいです。 この作品に良い印象を持てない方は、きっと、幸せ(平凡?)な家庭で育ったのではないかと、思います。 | ||||
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ハッピーエンドものばかりの展開にあきあきしていた 私にとって、この作品はとても印象に残りました。 でも、「きっと最後はいい方向になるんじゃないか」と どこか期待してる部分もあったので、読み終わったあと もやもやしたというのが正直な感想です。 七夕のことがきっかけで主人公と友達だった子は 最終的に関係が修復しないところや、 契約のような約束をしたなかの3人の関係が 最後まで壊れたままのところが、 今まで読んできた作品と違っていて、新鮮でした。 それから、主人公の「好き」という気持ちが 恋愛の好きとはまた違った「好き」だという 複雑な「好き」という気持ちの描写が個人的に好きです。 きっとハッピーエンドで終わったなら ここまで心には残らなかったと思います。 帯の説明以上に深くて重い作品だったとおもいます。 本棚に一冊おきたい作品ということで★5です。 | ||||
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坂の上の雲をめざすことなど考えられなくなった、現代の青春物語。結仁(ゆに)ら3人は何一つ隠し事のない仲好しで、心を合わせれば願いが叶う魔法を信じる小4だった。幼き日の夢のような友情はいつの時代にも脆いものだが、それに代わる大人への世界の確かな手応えは、坂の上に出ようとしても今は決して見えてこない。何よりも足場とすべき家族自体が脆かったのだ。結仁は中学を経て高校へと辿り着き、物語は初めの印象に反して、気が滅入るほど悲しい展開に陥いる。読後に振り返ると、それらの伏線はそもそも中2や小4の頃に巧みに張られていたことがわかる。それこそが作者の並々ならぬ力量であり、現在を深く捉える感性なのだろう(書籍の帯の表現は、内容を正しく表していないと思える)。 友達も家族も恋人も勉強もスポーツも(結仁が得意だった)絵も、現実にあるものは虚ろで、多くは心を届かせる確かさを示してくれない。リストカットの無数の傷口から紡いだら、こんな現代の若者の物語が出来上がるような感じで…。けれど、私たちにとっては正にこれこそが現実なのだ。 | ||||
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