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狐には向かない職業
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狐には向かない職業の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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夏期休暇の一日。サクサク読める物語はないかと探していたら本書を見つけました。 動物たちが暮らす小さな村、シェイディ・ホロウが舞台。警察署長のクマが毎日釣りばかりしている平和な村で、背中にナイフを突き立てられたヒキガエルのズンフの遺体が発見されます。ズンフは世捨て人のように暮らしていて、殺されるような動機も見つけられず捜査は行き詰まります。 主人公は、<シェイディ・ホロウ・ヘラルド>紙の記者、キツネのヴェラ。(編集長は、スカンクのBW(笑))彼女は村で唯一の書店を切り盛りするカラスのレノーアの力を借りてこの殺人?事件の捜査にあたります。他にも多くの動物たちが登場します。コーヒーショップのヘラジカのジョー、富裕なビーバーのビーバーベルト一族(ここだけ、"西海岸私立探偵小説"のイフェクトが見えました)、そこで働く経理マン、ネズミのハワード、村の小悪党・アライグマのレフティ他、犯人は一体誰?動機は? 捜査の鍵となるポイントを書き出すレノーアにはミステリを理解する作者たちの思いが憑依していて、特に三番目のポイント、"ライヘンバッハの滝"には思わずニンマリしてしまいました。 しかしながら、パズラーとしては何とか伏線を刈り取って、まあ普通の出来だと思います。 ヴェラを抱え上げてすっくと立つヒグマの警察副署長・オーヴィルの姿が何とも言えずクールでした(笑)。 □「狐には向かない職業 "Shady Hollow"」(ジュノー・ブラック 早川書房) 2023/9/8 | ||||
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