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逃亡者の峡谷
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逃亡者の峡谷の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.57pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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牛を爆殺して生き残ると言うのがちょっと無理だと思う。 | ||||
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先に「発火点」を読んでしまったので、クライマックスシーンのドキドキハラハラがだいぶ減殺されてしまいました。 本書がシリーズ第2作目にもかかわらず翻訳が遅れた理由は、推測ですが、日本の出版社側であまりにもご都合主義が過ぎると判断されたからではないでしょうか。正直なところ、全冊読んで主人公が大好きになっている現在ならともかく、偶然の発見や偶然の命中で危機を免れる場面が繰り返されると、引いてしまう部分があり、原作の出版順で翻訳されていたなら、おそらく本書で読むのをやめただろうと思います。 | ||||
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スティーブ・マックィーンの映画「トム・ホーン」をドン・シーゲルあるいはペキンパーが監督していたらと思い描きながら「逃亡者の峡谷 狩猟区管理官シリーズ "Savage Run"」(C.J.ボックス 講談社/Kindle版)を読みました。本国での刊行は、2002年。ジョー・ピケット・シリーズの2作目にあたります。 舞台はいつものようにワイオミング。環境活動家のスティーウィが牝牛と新妻と共に爆殺され(不謹慎だとは思いますが、可笑しい)、狩猟区管理官・ジョー・ピケットがその事件に巻き込まれていきます。一方、そのことを皮切りに次々と環境活動家たちが特異な方法で殺害されていきます。二人組の伝説の「家畜泥棒ハンター」たち。ジョーの捜査と二人組の非情な暗殺がクロスカッティングしながら物語が推移していきます。また、ジョーはスティーウィが爆殺された大牧場のオーナーでもあるジム・フィノッタを訪問した際、飾ってあった大エルクのトロフィーに疑惑を持ちますが・・・・書けるのはこの辺りまでだと思います(笑) シャイアンで絞首刑になった「トム・ホーン」の伝説。ジョーの妻、メアリーベスのある「過去」。三〇八口径レミントン・モデル700スナイパーライフルを持った伝説のハンター。ヤマヨモギの土地。このシリーズは、勿論ジョー・ピケットのワイルドでいながら端正で果敢なキャラクターが輝いていますが、尽きるところワイオミングの山河、自然、馬、エルク、オオカミ、動物たちが本来の主役なのだと思います。 追跡するジョー。逃亡するジョー。追跡する家畜泥棒ハンター。牧草地戦争。辿り着く先には、「シャイアン族が峡谷を渡った場所 "Savage Run"」が待ち受けています。 不満はあります。それは「鷹の王」の時にも感じたことと同様ですが、常に<敵>側に存在しています。 とは言え、C.J.ボックスの著作をいつも一気読みしているわけですから、文句を言うほどのことではありません。ジョー・ピケットに出会ってから、2020を迎える現代においても良き「ウエスタン」の伝統は消えていないと思いつつ、メアリーベスが言うように「わたしのいい人生が始まった」ような気さえしますから本当に不思議なものです。 | ||||
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