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すり替えられた誘拐



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【この小説が収録されている参考書籍】
すり替えられた誘拐 (創元推理文庫)

すり替えられた誘拐の評価: 4.25/5点 レビュー 4件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.25pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全4件 1~4 1/1ページ
No.4:
(5pt)

とっつきにくいけど、そこを耐えると

私にはツボの作家ディヴァイン。これが最後の一冊とは寂しい。
最初のほう、登場人物それぞれの視点での叙述で、ちょっと混乱する。しかも人好きがしない人物ばかり。
そこで挫折せず読んでゆくと、だんだんと整理されてくるし、人物の印象も大きく変わってくる。クリスティとヒッチコックの名前が出てきて、解説には難しいことが書いてあったけど、ミステリーとメロドラマがうまく絡み合って進行する点は似ている。ドロドロやら馬鹿騒ぎやら際どい殺人やらがあっても、上品さを失わない点も。
今回も大満足の一冊でした。
すり替えられた誘拐 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:すり替えられた誘拐 (創元推理文庫)より
4488240135
No.3:
(2pt)

これはねー?

この作者にしては、期待値よりも遥かに低い内容。つまらない。
すり替えられた誘拐 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:すり替えられた誘拐 (創元推理文庫)より
4488240135
No.2:
(5pt)

異様なるラブ・ミステリー。D.M.ディヴァイン最終本邦初訳長編。

D.M.ディヴァイン最終本邦初訳長編(1969)である。原題はネタバレぎみ(???)なので、省略する。
以下、ネタバレないように気をつけて、レビューを書きます。
一、私的感想
○主な舞台は大学。人文学部も医学部もある。1960年代の大学という時代背景、モラル(?)が取り入れられている。
○最終前本邦初訳長編の『運命の証人』(原著1968年、翻訳2021年)と比べると
☆どちらもラブ・ストーリー(メロドラマ)の占める比重が高い。
☆『運命の証人』はすっきりした、シンプルで、王道的なファムファタール→トゥルーラブ・ストーリー、メロドラマ、自己回復のドラマ、幸せ実現ドラマである。一方、本書はちょっと異様な、複雑な、予測困難な、情感の繋がりにくい、クールドライな一方サドマゾティックな、ラブ・ストーリー(犯罪メロドラマ)である。
☆『運命の証人』はラブストーリーとフーダニットミステリーが一応別(?)になっていて、どちらも面白い。本書はそうではなく・・。
○クリスティ警部には驚かなかったが、終盤に出てくるヒッチコック嬢には驚いた。
二、私的結論
○最後まで、情感をキリキリ引き回されている感じで、ちょっと疲れた。しかし、終わってみると、そういう傑作だったと思う。
三、蛇足
○本書が最後に翻訳されることになったのは、何となく理解できる。
すり替えられた誘拐 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:すり替えられた誘拐 (創元推理文庫)より
4488240135
No.1:
(5pt)

コンプリート

やっぱり最期の作品も面白い、頭から尻尾まで満足出来る。鯛焼きみたいな小説。
すり替えられた誘拐 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:すり替えられた誘拐 (創元推理文庫)より
4488240135

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