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2119 9 29



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【この小説が収録されている参考書籍】
2119 9 29 (ショコラ文庫)

2119 9 29の評価: 4.83/5点 レビュー 35件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.83pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

咽び泣きました、が…

前作からの流れも踏襲しつつ、BLを超えた愛の物語が展開されており後半は涙が止まりませんでした。
さすがの筆致です。
ではありますが。キーになるキャラや要素、エピソードを詰め込み過ぎていて、筋道を立てるのが精一杯という印象でした。
ドールである高嶺の寂しさ、枯渇した部分などの描写がこれまでの作品に比べて浅いと思います。
もっと容赦なく底まで描くタイプの作家さんなので、ドールという設定上「心」の描写をあえて淡々と描くにしてもいくつかの単語でさらっとまとめないで欲しかったかなと。
阿部の優しさやひたむきさも、ある程度この二人が寄り添うための予定調和的な強引さを感じました。

とはいえ、読者がこの結末に向き合えるだけの舞台を整える様はさすがです。
曖昧に終わらせない、厳しい部分も切ない現実もしっかりと描き出す凪良さんという作家さんの矜持を感じ、10周年を飾るにはぴったりの作品だと思いました。
2119 9 29 (ショコラ文庫)Amazon書評・レビュー:2119 9 29 (ショコラ文庫)より
4778122356

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