■スポンサードリンク
薔薇色じゃない
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
薔薇色じゃないの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.08pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
高レビューに惹かれて購入。レビュー通りの細かな心情描写、迷う心が日常に沿った形で描かれていていました。 ですが、話の作り込みが如何にも物語を盛り上げるために作った感が見え透いてしまってダメでした。 特に阿久津の結婚。どうせこうなるんだろ、と分かりやすい展開ですし、女性をあて馬にしないようとする努力は見て取れるのですが、やっぱり、物語に華を添えるためだけの可哀想なキャラで、主人公たちを心から祝福することが出来ませんでした。それに続く互いに恋人ができる部分もご都合主義に思えてしまい…。 中途半端さが目立ってしまい、私には合いませんでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
文章力は高くて読まされる力はあります 攻めが顆粒だしじゃない味噌汁にこだわりすぎてて 何度も出てくる顆粒だしの味噌汁には愛情がないみたいな古風な考え方は好きではありませんでした 顆粒だしの味噌汁だって愛情はあります… もちろん若さゆえに奢ってた男が手間暇かけた愛情に気付くまでに時間がかかるという話なのはわかるのですが あまりに攻めにいいところがなくて受けと攻めがあまり対等ではないなとおもいました | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
BLというジャンルをどういう目的で楽しんでいるかによって、読後感も変わる作品だと思いました。 スパダリや健気じゃない、ごく普通の男性によるBLは大好きですし、淡々とした文章や展開というのも好みです。しかし自分はそういった落ち着いたBLに対して「抽象度の高い世界での相互理解」だとか「相手の言動で価値観が一変してしまうようなエモーショナルな到達点」なんかを求めています。抑えられたなかにもドラマチックな熱さがあり、キャラクターと一緒に心を揺さぶられたい。はっとする思考に触れたい。そして満足のため息で本を閉じたいのです。 この作品の会話や表面的な心理描写はとても巧みで、実在感はすごいです。攻めの阿久津の「母子家庭で母親を溺愛、亭主関白気質、気がきかず注意力のない言動」というコンボなんてゾッとするほど不快に表されているし、水野のこれ以上恋でダメージ受けたくない心理も痛いくらいよく分かります。2人ともリアルです。でも2人ともチャーミングには感じませんでした。 感情移入しにくいと書かれている方がいらっしゃいましたが、私も同感です。阿久津も水野も、対人関係における小手先の心情しか伝わってきません。2人はリアルだけれど、読者とは心理的距離が出来てしまっています。 彼らが誰とも接しない個人として、奥底で何を考えているのか。例えば阿久津は大黒柱になりたがるけれど、どうして食品会社を選んで、どういったポリシーで仕事をしているのか。水野はどんな家庭環境で育って、どういう恋愛観を築いてきた上で阿久津を特別に感じているのか。 そういった1人の人間としての描写が不足したまま「阿久津と水野は心身ともに相性最高で、結局お互い以外は考えられない」と駆け足で語られても納得しにくく、またお互いが1番の理解者、というように思い出話されても全く乗れないのだと思います。 BLとしては満足感がなく、普通の恋愛小説としては構成・結末がちょっとお粗末に感じますが、自分のBL観が改めて振り返れる作品ではあったので☆2つにしました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
奈良先生の表紙に惹かれて購入しました。 リアルな大人のヒューマンドラマを目指しておられるストーリーでしたが、 そのわりに文章に深みがなく、登場人物に感情移入しにくくて展開も物語も退屈でした。 この内容でこのお値段は正直高いと感じました。 ルチルレーベル20周年&ルチル文庫創刊11周年記念という事で、 ソフトカバーでの刊行らしいですが、普通に文庫サイズでよかったのでは? | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!