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薔薇色じゃない
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薔薇色じゃないの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.08pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全25件 21~25 2/2ページ
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ちょっと長いお話ですが、ふとした時に読み返したくなりそうな、良作です。 涙する場面も沢山あり、それも多様な涙を誘います。 苦しい涙、虚しい涙、嬉しい涙、幸せの涙、じわじわくる涙。。 一見淡々と毎日が過ぎるようですが、淡々としてるようにみせているだけ。自分をもそんなふうに誤魔化せるようになっただけ。そんな大人の癖を非常に巧く表現されています。 仕事はやったらやっただけ返ってくるので、没頭していればちゃんと報われて、やりがいや幸せを感じつつ日々は過ぎます。でも、喪った恋を完全に忘れられる日なんて来ない。あの恋を知る前の自分には絶対戻れない。そういう何とも言えない、ほろ苦い日々(まさに薔薇色じゃない日々)が非常にリアルに描かれていて、何度も頭を抱えました。 ただ、このお話は私が20代前半の頃に読んでも良さが解らなかったかもしれません。 当時に読んでいたら、色々共感出来ず、へー?ふーん、また戻ったんだ。大人って遠回りね。さっさと白黒つけなさいよ。ぐらいにしか思わなかったような。 自分も今は大体主人公達と同い年で、夫との付き合いも恋人期間をいれると約10年になりますが、良い時も悪い時も終わりそうな時も仕事し過ぎて訳が解らなくなった時もありました。 そういう節目や苦さを経験してきたからこそ「いい」と思える点が多いのだと思います。 主人公達と自分の人生を重ねている訳ではなく、共感出来る幅が増えたという事でしょうね。 ※勿論、どんな読者様もそう、という訳ではなく、若い頃想像力に欠けていた自分に限っての話ですのでお気を悪くなさらないで頂けましたら幸いです | ||||
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本当に素晴らしい作品に久しぶりに巡り会えました。15年かけて本当の自分の気持ちをどんなに相手を愛し必要としているか大げさなエピソードもなく淡々とした文章に阿久津の愛し方、水野の深い一途な深い愛が胸を締め付けるようでした。そして二人が少しずつ本音で向き合っていく過程には思わず目頭が熱くなる思いでした。真面目に考えて出した阿久津のことごとく失敗だらけの結論も阿久津の育った環境や母への愛情が目を曇らせてしまったところもあって同情の余地はあると私には思えたし水野の深い深い阿久津への愛も報われて欲しいと一途に思いながら読み終えた時の幸せな気持ちでしばらくお話に入り込んで抜け出せませんでした。目頭が熱くなるほど感情移入して読んだのは、本当に久しぶりです。磁石が惹かれ合うよにうなるべくしてなった幸運な幸せ大事にして欲しいです。 この本は是非読んでもらいたい1冊です。 | ||||
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凪良さんの作品はある時期からどうにも違和感が拭えなくなりました。 ショートケーキ以降は特にそうです。感情移入しにくいのばかり。 よかった!と思ったのは「愛しのいばら姫」が最後かな。 どんどんこの人の作品には萌えなくなってきてます。 本作も15年間に及ぶ2人の日々や心情を淡々と眺めるにとどまりました。 交互視点も良し悪しで、これが固定だったらどちらかに寄り添えたのかもしれない。 「そうか、そう思ってるんだね、なるほど」で終わってしまって感情移入するに至らずでした。 よほど早坂とのお近づきシーンの方がやりとりに萌えたし、別れる時も早坂の心情に共感しました。 私の中では、本作は「あるカップルの15年間のドキュメント本」という位置づけになりました。 BL小説としての萌えを期待できないのでおそらく読み返さないと思います。 | ||||
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凪良 ゆう さんと奈良千春さんの黄金コンビ。内容も山あり谷ありの本当に薔薇色じゃない満足の一冊でした。 | ||||
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凪良ゆう先生の新刊。凄くいいです。メルヘンでもファンタジーでも無いのに、心をもっていかれる作品です。長い時間経過。地に足が着いた話なのに、キャラ達の心にシンクロして、引き込まれます。物語の展開が面白い。説得力のあるお話です。凪良ゆう先生の作品は、そこが凄く上手いし大好きなところ。いいです!お値段少し高めですが、それでもいいです! イラストも素敵です。奈良先生の絵は、ファンタジーや不思議系の時にその魅力を発揮すると思っていましたが、この作品は、ごく普通の人達を温かみのあるイラストで見事に描いていて、ある意味大変驚きました。イラストも沢山あってそこもいいです。おすすめします。 | ||||
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