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すずめの戸締まり
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すずめの戸締まりの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.39pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全108件 41~60 3/6ページ
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| 本書は、出版された時に購入。少し迷ったのだが、やっぱり映画を見る楽しみを優先して、見た後で読むことにした。一度くらいは、先に読んでみたいと思うのだが、なかなかその勇気が出ない。 作者の過去の4小説は、それぞれ映画を見た直後に読んだため映画との表現の違いがわかり易かったが、今回は映画を見た後、諸般の事情で40日ほど空いてしまったため、映画の印象は薄くなり、細部の記憶もかなりあいまいになっていた。 しかし、読んでいるうちにどんどん記憶はよみがえり、まるでもう一度映画を見ているような感じを味わった。 やっぱり新海作品が好き。 本書については評者の記憶の限り映画との違いが見当たらなかった。まさに映画をそのまま文章化したものと言えるだろう。 家庭用ビデオがまだ普及していなかった頃、本書のような原作本があればずいぶん重宝したことと思うが、残念ながらここまで映画と一致するものは見たことがない。 これは、本書の作者である新海誠が映画を完全に自分のものとしていることの結果だろう。彼の頭の中に生み出されたものが、片方では小説として本書になり、片方では絵コンテになり、ビデオコンテになり、映画として完成したのだと思う。両者が一致するのは当然と言える。 本書は映画の内容を再確認するための絶好のテキストだ。 一方、小説と映画では表現方法の違いにより、当然得意とする表現対象も異なる。深く掘り下げるとキリがないが、基本は、小説では登場人物の心情(心の動き)であり、映画では場面ごとの印象と、画面(物体)の動きだろう。それぞれが、おのおの得意とする分野でもう一方を補完することができれば、それが最高の組み合わせということになる。 評者は、作者の過去の4小説をその点で高く評価してきた。本書についても、その点では同じだ。 以下、評者が気づいたことなど。(ネタバレ有り) 【今さら評者が中途半端に指摘しなくても、既に多くの考察があちこちに発表されているだろうし、公式解釈と異なる場合もあると思うが、あくまでも一読者の感想として】 1点目、本作は、『星を追う子供』以来、久しぶりに少女を主人公とする物語であり、基本的に“ガール ミーツ ボーイ”の物語だ。 草太が椅子に姿を変えられる設定は、各地の童話で、男が魔物によって醜いものに変えられるが、乙女の愛によって元の姿を取りもどすというパターンを採用している。 また、この設定は、少女がイケメンの男と二人で旅をするという通俗的な設定を回避すると同時に、3本足の椅子のキャラクターが派手に動き回るというアニメーション特有のコミカルな描写を可能にしている。 ただ、冒頭の場面では、明らかにダイジンがおまえは邪魔と言って草太を椅子に変えてしまったにもかかわらず、終盤では、鈴芽はそのことを忘れてダイジンを許してしまっていることが引っかかる。結局、ダイジンが何故、草太を椅子に変えたのか、何故、ダイジンがそのような力を持っているのか理解できない。また、サダイジンも最初の登場場面とクライマックスの役割で設定が替わっているような気がする。 2点目、この物語の構造は『千と千尋の神隠し』を思い出させる。 主人公は人間ではないものに変えられてしまった大切な人を元に戻すために、試練に耐え、仲間と共に旅をして目標を叶える。(ブタに変えられた両親と竜に変身したまま戻れないハク。 椅子に変えられた草太。 カオナシが芹澤さん? 坊/ねずみが環さん? それともダイジンとサダイジン?) 年若く世間を知らない主人公が社会を知って大人になっていく。(温泉宿で働く千尋とスナックで働く鈴芽。 指導役の湯婆婆、釜爺、先輩のリンとルミさん、ミキさん、同い年の千果。) このパターンは『天気の子』にもあったが、本作に登場するルミさんのスナックが千と千尋の湯婆婆の温泉宿との近似を感じるのに比べて、天気の子で穂高が働く圭介の会社にはそれを感じなかった。 3点目、終盤、鈴芽は自分だけの後ろ戸を見つけて常世に入り、4歳の鈴芽に椅子を渡して、未来なんて怖くない!・・・あなたは光の中で大人になっていく・・・と告げる。この言葉は筒井康隆の『時をかける少女』以来の未来完了進行形のすばらしい言葉だが、この語りかけは16歳の鈴芽が自分自身のトラウマを解消するために行った精神療法のようだ。 また、この言葉は、『天気の子』で最後に帆高が陽菜さんに告げる“僕たちは、大丈夫だ”という言葉と同様に、作者が読者に語りかける言葉だと思う。 追記 記憶にないが、映画には宗像羊朗とダイジンが話をするシーンがあったらしい。同じシナリオから生まれた本書と映画に異なる場面があるということは何を意味しているのだろう。本書が完成した後、必要を感じて映画に加えたということか、それとも、まさかとは思うが、先に完成した映画では表現していたが本書では不要と考えて削除したのか? この物語には、最初、映画を見た時に思ったことよりもはるかに深い意味が隠されているらしい。 これまでの作品にもいくつかの謎や裏設定があったが、本作は段違いに奥が深いようだ。 作者は、どこまで設定を盛り込んでいったのだろう? これから、何がわかってくるのか? どんな解釈が出てくるか? 楽しみたい。 | ||||
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| 映画で観た方がいい。以上。 | ||||
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| 夢の中の出来事のように遠い記憶となっていた幼い頃の張り裂けそうな悲しみを鮮明に思い出し、今の自分が当時の自分にエールを送る時、気付くと涙で文字が読めなくなりました。 | ||||
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| 配送も早く、綺麗な状態で届けていただきました。 満足しています。 | ||||
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| 特典(映画の方)の新海誠本には『すずめの少女らしさを残すために「お返し申す」を「お返しします」に変更した』と書かれてますが、本書では、すずめがダイジンのことを『お前』と呼んでいて矛盾してるように感じた。 | ||||
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| 映画はやめて、こちらをお風呂で読みました。話の展開はテンポよく読めました。しかし少年少女の様な綺麗な心はなくなったのか、あまり感動は無かったです。歳寄りには経験値が有りすぎて感動が少ない。 | ||||
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| 映画では気づかなかった心情描写が小説に書かれていて、読んでからまた映画が見たくなりました。子供でも理解できるように、読みやすい文章で書かれていてサクッと読み切ってしまいました。 | ||||
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| ●映画の上映後すぐに鑑賞し、その感動の余韻が忘れられず本書を手に取りました。映画の場面を本 書が補完し、本書のイメージを映画で具体化してくれる。それぞれ若干の違いはあるけれど、どちら も同じ新海誠氏(&監督)の作品です。ダブルの楽しみを味わえました。 例えば映画では鮮やかな色彩での映像や壮大な俯瞰図、あるいは迫力ある効果音などで視聴覚に訴 え、本書の文字では情景描写や心のヒダの心象風景を沁みこませてくれた。それに、すずめが「鈴芽」 そうたが「草太」と表すことも知ったし・・・。 ページをめくっている間も原菜乃華氏と松村北斗氏の声がずっと響いていて、自分の背中を押して くれている様な感じでした。母を求める淋しい気持ちは分かるけれど、前に進むためにはやっぱり自 分自身の後押しなんだよ・・・と未来の自分が励ましている。そしてその自分も救われているようで す。 優れた映画監督は又優れた小説家でもあったと納得です。本書は★5つ、映画は★7つ!! もう一度 観に行ってこようかな。 | ||||
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| 映画を見て良かったので購入しました。 | ||||
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| 映画館で2回鑑賞後に小説を読んだ。 細かい設定や登場人物の思いが解り、3回目の鑑賞がさらに尊いものになった。 久しぶりに読んだ小説だったが、内容を知ったうえで読んでも最後まで飽きなく読めた。 手元に残して置く作品になりました。 | ||||
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| 映画を観てから読みました。 実写でも良かったのではないか? と思える素晴らしい映像表現に、小説を読んで加わったのは、匂いです。 大部分は自分の記憶の中にもある匂い。 そしてあの時、そこに居た人が嗅がざるをえなかった臭いも。 想像しながら、もう一度映画を観てきます。 | ||||
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| 同時期に、同じ角川の日本ホラー小説大賞の大賞受賞作品「ぼぎわん、が来る」を読んでいたので、余計にそう思うのですが、この「すずめの戸締まり」はあの世のことを書こうとしているのに、全く怖くない。 地震を起こす巨大ミミズ(村上春樹的な)とのアクションシーンとイケメンへの恋(だけ)で成り立っている作品で、あの世の怖さ、震災の本質的な怖さ、あるいは表面ではわからない人間の怖さ、そういうものがスッポリ抜け落ちている作品だと思います。 そういう意味で、本当はキレイなものだけが存在する世界に浸っていたいという願望が見え隠れする、ある意味で新海誠的な作品だと思います。 | ||||
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| 映画館ですずめの戸締まりを鑑賞して感動した勢いで人生でほとんど読んだことがない小説を衝動買いしました。 結果、本当に買ってよかったです。映画とは違い自分のペースで読めたり、細かい心情や風景描写などもわかったりですずめの戸締まりへの理解がさらに深まり、もっと好きになることができました。 小説がかなり苦手な私でも問題なく、むしろ手が止まらなくなるくらいどんどん読み進めれましたので、普段小説を読まない人もぜひ読んでみてください!本当におススメです! | ||||
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| 映画を先に観て、本書を後に読んだ。頭に残った映像が強く想起されながら、映像の後ろにある意味を文面から拾っていく楽しさ! 土地の生活とすずめの旅にまた別の角度から出会えて本当に良かったです。 | ||||
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| こんないい作品どこにあるのだろうか。 他の作品も触り始めちゃいました。 | ||||
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| 読む価値なし | ||||
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| 日本語下手ですけと、ついスズメの物語に没入しまいました。 困りました。 | ||||
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| 自分の想像力が、貧困なこともあるとは思いますが、、、 8月に、この小説版を読んだ時には、ほとんど心に響くところがありませんでした。 映画は、2時間ほどなので、今作は、大丈夫か??と、かなり心配になったものでした。 で、公開され映画を観たら、杞憂も杞憂、おそらく「君の名は。」をも凌ぐと思う名作でした。 個人的には、この分野のアニメでは「千と千尋~」すら上回る名作じゃないかと思ったりします。 同じ話なのに、どうしてこうも印象が違うのか??映画を2回目に観た時に気づいたのですが、 この小説、たぶん狙ってそうなっているのだと思いますが、脚本(シナリオ)に加筆されているような印象で、 新海作品の持ち味の繊細な風景や光など情景表現が、ほぼすっぽり抜け落ちています。 それが最初の印象につながったようです。 小説だけで満足される方も多くいらっしゃるとは思いますが、小説だけでは、全く完成していません。 (だから8月に発売されたんだと思います。) 本作は、絶対、できるだけ大きなスクリーンの映画館で是非みてください。観る価値があると思います。 たとえば、、 『眩しそうに目を細めて、芹澤さんが言う。 「このへんって、こんなに綺麗な場所だったんだな」 「え?」 景色を凝視したまま、私は思わず呟いた。「ここが ─ ─ きれい?」』 小説版の一部ですが、、、 このシーンを、映画館で観ると、あるものがフレームインしてきて、、、 「そういうことか、、、」鳥肌が立ちました。新海監督凄すぎです。 ところで、、なんでミミズ?? 昔々の人は、地震は地下に住む竜や巨大ナマズが起こしていると考えていたようですね。 地下に住む竜“土竜”は、、モグラ?全然、竜っぽくないですね。 それもそのはず、昔々、漢文を翻訳した人の誤訳で、ミミズを食べるモグラを“土竜”と訳してしまたようです。 中国では、器用に穴を掘って進むミミズのことを“土竜”といったらしいですよ。実はこっちが竜だったんですね^^ 新海監督は、今ある風景が無くるなることが、とても怖いと、常々言われておられます。 今作で、要石は、人の手の届かない“常世”に行ってしました。もう、閉じ師の力も及びません。 なので、、この作品を観て読んで、緩みがちな“心の後ろ戸”をきっちり戸締まりして、 いつか、またやってくる災害に、備えてほしいというメッセージ映画のような気がしてなりません。 | ||||
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| 新海監督が著者ですが、すごく読みやすいです。 赤川次郎さん的な文章。会話が多いしわかりやすい。 若者目線が本当にリアル。 言葉遣いや感覚含めて実際の会話だと思いました。 映画で良く解らなかった部分が解り、 まるで答え合わせや謎解きのような感覚で読めました。 映画では唐突に出会ってイケメンだから一目惚れ? と、誤解していましたが一目惚れじゃなくて ちゃんと裏付けがあったのか!!とか。 そんな箇所がいっぱい。 なぜあそこで懐かしの歌謡曲をチョイスしていたのかも。 この本を読まなかったら、きっと誤解したまま 映画の感想をもっていました。 スッキリしました。 文中に出てくる会話がすべて映画そのままなので もう一度映画を鑑賞した気分になれ、 かつ、感動を再び思い出すことができて良かったです。 | ||||
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| 私は小説→映画→再小説の順で読みました。個人的には映画を見てから小説を読むほうがいいと思います。 少しネタバレが含まれるかもしれません。 東日本大震災をテーマにした作品です。 椅子に閉じ込められた宗太がコロナで外出できなくなった現代人へのメタファーだったり、いろいろとメッセージが練りこまれていて、良い作品だとは思いますが、正直、個人的には詰め込みすぎて内容が渋滞しているように思いました。 考察とか、新海誠監督のインタビュー記事とかいろいろ読むと確かにそうだったなってなるので、深い作品だとは思います。 | ||||
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