有栖川有栖選 必読! Selection7 暗い傾斜
評判
有栖川有栖選 必読! Selection7 暗い傾斜の評価:
3.75/5点 レビュー 4件。 C ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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有栖川有栖選 必読! Selection7 暗い傾斜の評価:
3.75/5点 レビュー 4件。 C ランク
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以前からツイッター等で、徳間書店が改めて笹沢左保の主要作品の版権を取り直したという噂が流れていたのは、本当だったのだ。
「必読!Selection」既刊7冊を含めて、全部で100冊、新装復刊する予定らしい。すごい話だ。
次は光文社文庫版も品切れ中の『結婚って何さ』が刊行予定。
この『暗い傾斜』は角川小説新書版にあった「著者のことば」が印象的だった。
やがて人間不信の闇夜に至る「夕映えの道」を歩き続けるのが人間だと書かれていて、『暗い傾斜』というタイトルの意図が説明されていた。
角川文庫版、青樹社BIGBOOKS版なども『暗い傾斜』のタイトルが踏襲されていたが、従来の徳間文庫版では『暗鬼の旅路』に改題されてしまい、推理小説ファンの個人ブログなどでも、もし「トクマの特選!」で復刊されるようなら、再び『暗い傾斜』に戻してほしい、と書かれていた。
今回の復刊にあたって、有栖川有栖は解説に初版の「著者のことば」を引用し、著者本来の意図を踏まえて原題に戻したと書いている。
徳間文庫では、中町信の作品を勝手に改題してきただけに、今回の「英断」を評価したい。
この上は、旧徳間文庫で『誠実な裏切り』と改題された『夜が溜息をつく』を原題復帰させ、二次文庫で『憑霊』『警部の証言』『殺人者の扉』に改題されてしまった作品たちも『遥かなりわが愛を』『遥かなりわが叫び』『地下水脈』の原題に戻して、復刊してほしいものだ。