恋する検事はわきまえない
評判
恋する検事はわきまえないの評価:
4.43/5点 レビュー 21件。 D ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全21件 1〜20 1/2ページ
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恋する検事はわきまえないの評価:
4.43/5点 レビュー 21件。 D ランク
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小説の詳細ページを閲覧すると、ここに履歴が表示されます。最近閲覧した小説詳細ページへ簡単に戻る事が出来ます。
この作品では、前作の主人公久我周平検事だけでなく、前作では脇役として登場した人物たちが、スポットを当てられ主人公になっている。そして、物語ごとに主人公が変わっていく。
2番目の物語『ジャンフルズ』の主人公は、若手女性検事の倉沢ひとみである。鹿児島に異動した倉沢検事が、シラスウナギの密漁取り締まりで一騒動を引き起こす。
3番目の物語『恋する検事はわきまえない』では、特捜部初の女性検事常盤春子が主人公になっている。春子は特捜部着任早々談合事件を任せられるが、取調中に乱入してきた被疑者の幼なじみによって捜査は思いもよらぬ方向へ行ってしまう。久我検事が小倉支部に勤めていた時の上司でもある元福岡地検検事正常盤春子の過去のエピソードが明らかになる。
タイトルにもなっている「恋する検事」というのはてっきり倉沢ひとみのことだろうと思っていたら、意外にも常盤春子であったのには本当に驚かされた。
5番目の物語『健ちゃんに法はいらない』では、交番勤務の有村誠司巡査が登場する。そして、もう一人新たな登場人物、健ちゃんこと魚河岸の長谷川健介が大活躍する。
もちろん、前作の主人公久我検事も、4番目の物語『海と殺意』では、組織の中で孤立しながらも事件の真相を求め暴力団に立ち向かう。小倉支部時代の久我検事の物語である。
この作品は検察小説であるが、仲間との友情や恋愛ドラマもあり、人情味の溢れるわかりやすい内容なので、気軽に楽しみながら読むことができる。また、文章が平易で読みやすいので、サクサク読み進めていくことができる。そして、読み終えたあとには、不思議なことにほのぼのとした気持ちになり、心が癒やされる。人間に対する優しさがある作品に仕上がっている。
この作品単独でも楽しめるが、前作の『転がる検事に苔むさず』を読んでからこの作品を読むことをお勧めしたい。面白さが倍増することだろう。
著者の直島翔氏は、無実の罪で誤認逮捕・拘留された元厚生労働事務次官の村木厚子氏との『恋する検事はわきまえない』刊行記念対談の中で、「次は久我が活躍する長編を書かなければいけないと思っています。村木さんの期待に応えられるように、久我に頑張ってもらいます。」と述べている。
シリーズ第3弾となる続編が楽しみである。