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(短編集)
鬼平犯科帳 決定版1
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鬼平犯科帳 決定版1の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.73pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全56件 21~40 2/3ページ
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ドラマの登場人物を思い出しながら 楽しく直ぐに読み終わりました。 | ||||
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「鬼平」については、割とTVドラマ等で馴染みのある人の方が多いかも知れない。TVではテレビ朝日やフジテレビなどが制作し、主人公の長谷川平蔵役には八代目松本幸四郎さんや丹波哲郎さん、萬屋錦之介さんや二代目中村吉右衛門さん(八代目松本幸四郎さんの次男)が演じてきた。まず、個人的な好みを言って恐縮だが、私は中村吉右衛門さんの「鬼平」に最も愛着を覚える。なぜならば、吉右衛門さん演じる「鬼平」に、「妾腹の子」として屈折した心情を持ちつつ、放蕩無頼の青春を送った「本所の銕」時代の面影を重ね合わせることが出来るからだ。ただ、池波正太郎さんが描く「鬼平」のイメージは、何と言っても、初代「鬼平」役の八代目松本幸四郎さんが断然近いように思われる。実際、長谷川平蔵宣以(ノブタメ)が火付盗賊改方の長官に就いたのは天明7(1787)年、平蔵42歳のときで、本書所収の「唖の十蔵」によれば、容貌は「小太りの、おだやかな顔貌で、笑うと右の頬に、ふかい笑くぼが生まれたという」ものだ。 それはさておき、この「鬼平」シリーズ第1巻目では、上述の「唖の十蔵」から始まって「むかしの女」までの8篇が収載されている。当巻で、平蔵の生い立ちを始め、妻の久栄、無二の剣友岸井左馬之助、配下の佐嶋忠介(筆頭与力)や酒井祐助(筆頭同心)、さらに平蔵の密偵である相模の彦十や小房の粂八などといった面々のキャラクターが分かってくる。特に、このシリーズを通じて感じるのは、所謂「盗賊」たちの“心性”なども含めて、登場人物の描き方が巧いということだ。まず、平蔵より年上の相模無宿の彦十については、「本所(トコロ)の松井町一帯の岡場所に巣喰っていた香具師(ヤシ)あがりの無頼者」で、「若い平蔵を取り巻いていたやつどもの一人」(本所・桜屋敷)といった按配でキャラが分かり易い。だが、小房の粂八が「狗(イヌ)=密偵」に“転向”するエピソードは、詳述することは避けるけれども、“盗賊の矜持”に基づいたもので、やはり肯んじざるを得ず、本書「浅草・御厩河岸」では、盗賊の「モラル三カ条」なども出てくる。 だからこそ、この「鬼平犯科帳」シリーズで、盗賊たちは「盗み」のことを「おつとめ」と称しているわけである。その盗賊たちの描き方が、無論、フィクションであろうけれども、実に巧みだ。言うまでもなく、シリーズの主人公は長谷川平蔵そのひとである。しかしながら、そのライバル(?)たちの想像を交えた“キャラクターづくり”なくしては、物語は平蔵の一人舞台となって平板となり、面白みに欠けてしまう。元盗賊の小房の粂八のような有能な密偵も、そうした入念緻密な“キャラクターづくり”の中から生まれ出てきたものであるから「さもありなん」となって、現実味を帯びてくるようになる。そして何よりも、この“江戸情緒”がたっぷりと染み込んだ「鬼平犯科帳」シリーズは、初巻を読んだら次巻へ、といった具合に、筋立ての巧妙さなどから“鬼平フリーク”になってしまう恐さ(笑)を持ち合わせている。それがまた、この作品群の特長でもあるのだろうけど、これからも時代小説の傑作として、息長く愛されてゆくことは間違いのないところであろう。 | ||||
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鬼平犯科帳の記念すべき第一巻。すべてはここから始まった。読み直してみると、スタートした時点で、「鬼平」の世界がしっかりと形作られていることに気が付く。後の方の巻を読んで、その後にこの一巻を読んでも、まったく違和感がない。池波正太郎という作家の構想力の確かさを改めて確認した。 この一巻の見どころはいろいろあるが、個人的には密偵の「小房の粂八」と「相模の彦十」が登場すること。ともに、シリーズを通じて大活躍する登場人物だが、特に粂八と平蔵がいかにして関わり、関係が変化し、ついには平蔵の右腕のような存在になったか…その原点が描かれており、読み直して、あらためてよくわかる。 「鬼平犯科帳」が好きな人は、全巻読んでから、またこの一巻を読み直すのも楽しいと思う。 | ||||
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とてもきらいなままの本であり、どうしてこれが1円+送料だけで買わせていただけるのかわかりません。 本当にお買い得ですよ・ | ||||
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ついに鬼平に突入!有名な鬼平の第一話をわくわくしながら読んだのを思い出します。鬼平ワールドの始まりです。 | ||||
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何度読んでも面白い読み物の一つです。読み始めると時間が経つのを忘れます。通勤にもってこいのお勧め本です。 | ||||
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鬼平シリーズは「卒業」したはずでしたが、久しぶりに初期の作品を読みたくなり購入しました。また、はまりそうです! | ||||
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テレビの鬼平ファンだが、第1巻から読み始めてますます鬼平のファンになってしまった。こうなれば全巻読破しかないね!!。 | ||||
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番外篇始め部分的に何冊か読んだが、時間が有るので、24巻すべて、1巻から読むつもりやはり、そのほうが、登場人物のつながりもよくわかって面白く読めそうだ。 | ||||
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「情」と「義」。 武士であれ、町民であれ、人間の「情」と「義」がこれほで絶妙に表現されている時代小説は稀だと思う。 人間は変わる。男も女も、侍も市井無頼の徒も。時の流れと状況によって。その無常の悲しさも表現されている。 司馬遼太郎も山本周五郎も藤沢周平もかなり読んできたが、庶民であれ武士であれ変わらぬ人間の気高さと痛みを淡々と語ってくれる池波正太郎の世界が、今の私には心地良い。 | ||||
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知り合いから借りて読んだのが最初でした。あまり期待もしないで読み始めましたが、これは何回も読みたいと思い購入しました。再読に値する本です。 | ||||
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依然一度通勤電車で読んだが、今落ち着いて読むと更に味わい深いものがあった。 | ||||
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小説については作家単位で読むのですが,池波正太郎,すばらしく楽しいです。小説を読んで吹き出して笑う経験も初めてかもしれない。池波さんの男としての魅力があるからだと思います。安心して楽しめます。24巻目は未完となったことが惜しいです。それでも池波シリーズは多数あることから,今後1年位は楽しめる時間が生まれたことに喜びを感じます。 | ||||
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「鬼平犯科帳」は、全23巻ありますが、通勤の1か月弱で読切りました。それほど、軽快に読める娯楽性の高い小説です。 流石にこれだけあると、ストーリは、パターン化してしまいますが、それでも飽きさせずにグイグイ引き込むのは、長谷川平蔵をはじめとする鬼平キャラの引きの強さにあります。これほど、人間くさく、また魅力的なキャラ群は、そうそうないですね。 取り締まる側と盗賊との殺伐とした捕り物の中で、人と人がおりなす業と愛憎、試練を、池波先生は多彩な角度で切り込み、江戸庶民の生活のにおいを感じさせながら丁寧に描いています。 ただ、誠に残念なのは、鬼平の中で内容的にも完成度の高かった最終シリーズが未完で終わってしまう点にあります、う〜ん残念!!!続き書きたい!!! | ||||
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中古本有りとamazon画面に出ており希望したが実際は売り切れとの事で手数料こみで800円と高額に なった。 中古有りと記載後メンテされていないようだ。売り切れたら画面から消して欲しい。 犯科帳はTVで不定期に放映されている。 先日もTVを見てその後、本を読んだら同じものだったので 結末が判っており面白く読めなかった。 TV放映の年間予定があればサービスで商品画面に出すか メールしてもらえませんか? 犯科帳の話には地名と橋の名前が必ず出るが地図が挿画されていると有り難い。 | ||||
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唖の十蔵 本所・桜屋敷 血頭の丹兵衛 浅草・御厩河岸 老盗の夢 暗剣白梅香 座頭と猿 むかしの女 を所蔵。 今の私の善悪の基準は、鬼平によるところが大きい。い。 第一巻のベスト1はなんといっても血頭の丹兵衛だろう。 テレビでは、酒井の代わりを平蔵がやっているが、あれはちょっとテレビ的過ぎ。 池波正太郎もテレビと同じように平蔵を使いたかったろうが、 あえて酒井にした池波正太郎の「心」を読み取りたい。 | ||||
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何かの本で見た、日本一売れている文庫本という事で読み始めたのですが、一気に24巻読みきってしまいました。最終巻を読んだ後のなんとも言えない寂寥感は忘れることができません。自分にとっては、江戸時代への興味もつきっかけになった本であり、その後、落語への世界を開いてくれた記念すべき本です。読んで良かった。何度も読み直しています。ありがとう御座いました。 | ||||
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このシリーズを読まずして、時代小説を語ることなかれっ! 名作です。 | ||||
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絶品!以前は、「こんなくだらない本を読むなんて、低俗だ。」と思っていたが、読み始めると面白くてたまらない。剣客商売と鬼平シリーズは、読書の楽しみを改めて教えてくれた。確かに、マンガを読むのと同じ感覚なのだが、それでも面白いものは面白い。あなたも、読み始めたら、はまってしまいますよ! | ||||
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うーん、原作もこれほど面白いとは。 中村吉衛門のドラマは何度かみたことがあったし、ドラマも面白いと思ったが、小説は小説で作者の世界観を強く感じることができるのと同時に、ドラマを文字で読んでいるような感覚になる。 初刊だけに、長谷川平蔵の生い立ちや若い頃のやんちゃぶりまでが分かったのも興味深い。 そして、鮮やかな捕物劇と人の心の描写が巧みに絡み合って、物語を重厚かつ深いものに仕上げている。 時代小説の中では、かなり劇調に描かれているので、展開が大きく、登場人物も大物が多いので、飽きが来ないのがよい。 今から四半世紀以上も前の作品なのに、文体は古臭くなく、ついこの前書かれたのではないかと思うので、違和感なく読むことができる。 むしろ、今時の小説とも思えるくらいで、すぐに次の巻が読みたくなる作品となっている。 | ||||
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