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幽霊絵師火狂 筆のみが知る



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【この小説が収録されている参考書籍】
幽霊絵師火狂 筆のみが知る

幽霊絵師火狂 筆のみが知るの評価: 4.25/5点 レビュー 4件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.25pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(5pt)

過不足のない文章

事件は、解決ではなくても片がつきます。
絵師の心情をもう少し知りたいが、しかし踏み込みすぎない。
ほんの少し物足りないような気持ちになるのが不思議な後味。
幽霊絵師火狂 筆のみが知るAmazon書評・レビュー:幽霊絵師火狂 筆のみが知るより
4041117321
No.2:
(5pt)

美しい情景が浮かびました

絵師さんと主人公の関係性がとても美しい情景として思い浮かびました。普段は食べ物にまつわる小説の多い作家のイメージがありましたが、食べ物が出てこなくてもこちらのような美しい作品をもっと読みたいです。
幽霊絵師火狂 筆のみが知るAmazon書評・レビュー:幽霊絵師火狂 筆のみが知るより
4041117321
No.1:
(4pt)

生者と死者のドラマ

江戸という呼び名は過去のものとなっても、武家支配の時代の陰影をまだそこかしこに残す世に出会った、大店の料理屋のワケあり養女と、店に居候する不吉絵を得意とする流浪の絵師。薄幸の影をやどす娘と、この世のものでない存在を、その目に映しているらしい絵師とのあいだに巻き起こる、絵にまつわる怪談の数々。近藤女史の軽妙な筆先が描きだす怪談は、背筋が寒くなるような恐怖を伝えてくることはない。しかし、日常の謎を解く謎解きミステリ的な展開で、怪談の背後からあぶり出される、生きる人間の懊悩と、この世に思いを残した者の執念が、暗澹と入り混じった情念のドラマが、哀切な余韻のさざ波を、読後の胸に静かに伝えてくる作品となっている。
幽霊絵師火狂 筆のみが知るAmazon書評・レビュー:幽霊絵師火狂 筆のみが知るより
4041117321

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