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孤篷のひと
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孤篷のひとの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.85pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全20件 1~20 1/1ページ
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勉強になる | ||||
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40代で読むに早過ぎかと思ったが、 後半生の在り様の参考になる | ||||
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本書は、2016年9月に刊行されたものを、2019年8月に文庫化されたものです。 内容は、68歳の遠州が、利休と古田織部、秀吉と家康など、 関りがあった人々の印象や出来事を、身近な人に語るという設定です。 当時の状況や人物が分かりますが、遠州自身のことは深く知りたいと思う方には 物足りないかもしれません。 | ||||
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本書を読んで、「きれいさび」と言われる遠州の茶が少し分かった気がします。そして融通無碍ともいえる遠州の生き方に感銘を受けました。生き方でいえば、千利休が自分の求める美にこだわり豊臣秀吉から死を賜ったこと、同じく己の信じる美にこだわるへうげもの古田織部が徳川秀忠から死を賜ったことをを見れば、遠州の生き方はしなやかだと見える。 | ||||
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もう一つの内容だった。 | ||||
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茶道の心とか人間関係とか茶会とか、とくに 小堀遠州についての知識は理解できるのではないでしょうか。 | ||||
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分かり易い文体と自分の関心事を掘り下げてくれる歴史小説で、読後も感動が後を引き心が満たされました。 | ||||
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書いた方は知識は大変持っているのだろうなあとは思う。 ただ、その知識の見せ方が鼻につくというか、小堀遠州その人の生き様を辿る的な話ではなく、 遠州になった目線をとった筆者の歴史蘊蓄を聞いているようなそんな本。 | ||||
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難しい茶の道を上手に纏めたものです。 茶室の事など横にiPadを置いて、資料を見ながら読みました。 「綺麗寂び」が理解できました。単なる世渡り上手ではなかった。 数人に読むように勧めました。 | ||||
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小堀遠州について、知りたいと思って読んだ。 桂離宮の造園を設計したと言われているので、どんなひとなんだろうかと。 時代は、秀吉から徳川家康にうつり、江戸時代の初期の頃。 小堀遠州は、秀長の小姓として仕えるときから始まる。 秀長が、千利休と話している時に、 小姓の遠州は、その会話の中に入ってしまう。 弟子の山上宗二が 太閤の怒りを買うことで、処遇をどうするか という話で、千利休は平然と「捨て殺し」と言い茶の道のためですという。 遠州は、その厳しさを、しっかりと刻み込むのだった。 遠州は、古田織部に師事することになり、伏見奉行になる。 千利休、古田織部は、太閤に切腹を命じられる。 茶の道を全うするために、死の覚悟を持って立ち向かう。 遠州は、「利休様は、客のためだけにお茶を点てられたのではない。 世間を相手に点てられた。この世が醜い争いの絶え果てた浄土 になるようにとの祈り子こめられていた。」という。 小堀遠州は、茶の心を大切にするが、千利休や織部とは違って、 ヒューマニズム的なところがある。 遠州は「力強きものに屈する生き方はしたくない」と織部にいう。 織部は、遠州に「茶碗を割って金でつげば新たな風合いが見えるが、所詮よくないものは、割ってもどうにもならぬようだ」という。非常にきつい表現である。 遠州は、伊達政宗にも 「退屈な茶」と言われ、 千利休や織部と違って、「業の深さ」がないと言われる。 遠州は、徳川和子に「われも生き、かれも生き、ともに命をいつくしみ、生きようとする心が、茶の心」という。ともに生きることの大切さを語る。 遠州は、織部の娘 ことに対しても、「ひとがこの世にて何をすべきかと問われれば、まず、生きることだ」と強く訴えた。 全く、ストレートで、外連味がない。戦国から徳川の争いのない平和な時代の中で、 まっすぐに答えながら、お茶をたてている。そして、お茶の心を大切にする。 一つ一つのエピソードが、何と無く聞いたことがあるのだが、奥行きのある話に構成されている。 藤堂高虎が、実に豪快な男で、憎まれ役で立ち回ることができる。 御水尾天皇に対しても、平気で脅しをかけ、自ら切腹するという。豪傑だ。 遠州は、徳川の命を受けて、作業をするのだが、 智仁親王から、桂離宮の造園を頼まれるが、遅々として進まず。 これは表立って、できない。庭師 賢庭は、遠州の仕事を手伝うが、 あくまでも、豊臣の恩義があるところがある。そのため、智仁親王の言われることに 対応しようとする。中沼左京、佐助を賢庭の要望に対して、手伝わせる。 時代の微妙なバランスと人の心を組み上げて対応する。 桂離宮が作られる時の時代的背景の中で、作り上げていく。 面白い物語に作り上げられている。 | ||||
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安土桃山時代から江戸時代前期にかけての大名、茶人、建築家、作庭家、書家。 備中松山藩第2代藩主、のち近江小室藩初代藩主。 遠州流茶道の祖。 後世、その茶を「きれいさび」と称される茶人、小堀遠州の生涯を描いたもの。 利休居士や古田織部をはじめとする綺羅星の如く並ぶ多くの茶人の名に胸が躍った。 「中興名物」や「遠州七窯 (志戸呂、上野、朝日、赤膚、膳所、高取、古曾部) 」という言葉は断片的に知っていたが、作事奉行として、仙洞御所や大徳寺孤篷庵茶室と庭園、南禅寺金地院庭園などを手掛けたことは知らなかった。 茶道を学んでいるので、興味深く読んだが、遠州の心情にあまり踏み込むことなく、淡々と描かれているので、感情移入はできなかった。 | ||||
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忠臣蔵のスピンオフ小説というのも沢山あるけれどこの作品もそのひとつ。もちろん和歌をキーワードのように使った展開はいつもの葉室作品の常道だが、それもタイトルを導き出すだけの仕掛けでしかないのが残念。 | ||||
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小堀遠州の若い時代のことも颯爽と描いてほしかったし、作事奉行ですから建造物への 熱い情熱を見せる箇所がもっともっとあっても良かったのではないかと思います。 葉室さんは、茶人遠州を描きたかったのですね。 同じ遠州でも、読みたかった分野と違いましたし、関ヶ原前後の史実はたいへん有名 なので、その辺のところはスパッとカットしても大方の読者は十分ついていけたと 思います。 葉室作品は大好きですけど、たまに当たり外れがあるようです。 | ||||
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小堀遠州という茶の湯で有名な人の物語。千利休も登場。茶の湯だけにドラマティックになることもなく終了。 | ||||
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ストーリーの展開が素晴らしい | ||||
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茶道の楽しみ方、受け止め方が深いものになりました。葉室麟の死生観が好きです。 | ||||
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本作品では主人公・小堀遠州最晩年の1年間を舞台とし、自らの来歴を様々に振り返っていく。東えりか氏による解説によれば本書刊行の1年3ヶ月後に著者が亡くなられたとのことで、著者が静穏に追走する主人公と重なり合って来る。 それにしてもそれだけなら割と地味な作品であるのだが、本作品を読んでいる間中、筆者は昨年の1月に最終25巻が刊行された漫画「へうげもの」山田芳裕モーニングKCを思い浮かべていた。千利休や古田織部など漫画そのままの顔で想像してしまった。「へうげもの」と本作品のどちらにおいても、「茶人」の文化的表現者としての在り方が深く追求されていたからこその連想であった。その上で主人公と細川三斎のやりとりなど漫画の後日談であるかのようだった。 一方で主人公と岳父藤堂高虎の関係や協働が描かれるが、最近読んだ「藩とは何か-「江戸の泰平」はいかに誕生したか 」藤田達生(中公新書)では、幕藩体制の成立にあたっての藤堂高虎の寄与がいかに大きかったかが述べられており、本作品ではその機微と、さらに主人公小堀遠州の貢献がよく描かれていたと思う。 また全体として藤沢周平氏の「信長ぎらい」(「ふるさとへ廻る六部は」新潮文庫 所収)を思い出した。「平和な江戸時代」がこうして出来上がっていくのかと感慨深い。 | ||||
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この人の作品は、歴史ものは、今一、歴史小説でも、藤沢周平のように、フィクションを、もっといれれば、面白いと思う。決局、後日完読 | ||||
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多くの人が茶道の世界なりその道の物語を描いているが、さすがに葉室ワールドはここでも健在。読者をひきつけてやまない魅力があふれている。 | ||||
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葉室さんの作品を久々に読みました。 今作の題材が、戦国から江戸にかけて実在した人物を扱っているからです。 茶人の小堀遠州。 恥ずかしながら初聞きです。利休やら織部とか自分の中でのドメジャーな茶人しか知りませんでしたが、非常に勉強になりました。 現在と過去の連鎖が実に巧く描かれていて、思わずのめり込んでしまいました。今日は寄り道しないで真っ直ぐ家に帰るぞ!的に読める作品です。 | ||||
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