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スイート・マイホーム



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【この小説が収録されている参考書籍】
スイート・マイホーム (講談社文庫)

スイート・マイホームの評価: 3.20/5点 レビュー 46件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.20pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全46件 41~46 3/3ページ
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No.6:
(4pt)

胸糞注意

冬の長野、床下エアコンの新築を舞台に、イケメンの夫、可愛らしい妻、愛らしい子供の家族の物語です。
謎解き要素というより、得体の知れない恐怖感はありました。
読みやすい文体でスラスラ読めます。
中盤らへんから急に心霊っぽくなったりしたと思いきや、終盤にかけて伏線を回収していく感じ。
ラストに胸糞要素が2か所ほどあるので、耐性が無い方は要注意。
そして読み終わったあと、最初の1ページ目の文章の意味がわかります。
「彼女」とは誰か。
「それ」とは何のことか。
「逝ったあの子」って誰なのか。
ひとつ確実に言えるのは、長野県はめっちゃ怖い所・・・

床下エアコン以外に、精神病も重要なキーワードとなっています。
そこで患者の思う寛解(全治ではないが病状が治まっていること)と、周りの人間の思う治ったとは差があり、それで患者は苦しんでいるという件は「なるほど」と思いました。

映画化しやすい設定ですけど、実写でこれは見たくないです。
特に後半は。
作者の方は長野在住の歯科医院勤務のようですね。
次回も上質な恐怖を体感させてくれることを期待。
スイート・マイホーム (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:スイート・マイホーム (講談社文庫)より
4065237688
No.5:
(5pt)

家族の在り方も考えさせられる

話題の1冊。最初から最後までノンストップで読まされる、迫力あるホラー描写。あえて中盤で犯人をある程度明かす構成だが、それでも後半がどんどんおもしろくなっていくのが新鮮で、ラストは想像以上の戦慄が襲ってくる。恐怖だけでなく、兄と弟、母と息子、夫と妻、という家族の関係性についても考えさせられるのがとても良かった。
スイート・マイホーム (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:スイート・マイホーム (講談社文庫)より
4065237688
No.4:
(3pt)

最後はちょっと。

途中で流れはわかってきますが、ラストシーンはちょっとどうかと思いました。子供のいる方にはちょっと刺激がきついかも。
スイート・マイホーム (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:スイート・マイホーム (講談社文庫)より
4065237688
No.3:
(3pt)

期待したほどではない

この作品を評価するなら、構成力。
結末は想定内。
審査員全員が戦慄は誇大広告だろう。
葛藤の部分のスピード感は素晴らしいが、
古い言葉と新しい言葉を使い分ける筆力に躊躇する。
スイート・マイホーム (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:スイート・マイホーム (講談社文庫)より
4065237688
No.2:
(5pt)

人の怖さ恐怖作品を総括する『オゾミス』の冠するに相応しい名作だと思います(^-^*)/

まずは個人的に、怪異にしろ人にしろ恐怖作品が大好きなのですが、人の怖さの恐怖作品が『イヤミス』と呼称されるようになり、僕としては好きな作品の呼称に『嫌』という言葉を盛り込まれる事自体に嫌悪を感じていたので、
今作品のキャッチコピーに 「オゾミス」と名付けられた事は凄く嬉しかったです(^-^*)/

ただ作品に関しては、人の狂気や怖さが抜群の恐怖を構成していたものの、真相の全てを情報が出た途端に推測出来てしまい、その推測が完璧に当たってしまったので、もっと予想を裏切る展開であって欲しかったという物足りなさはありますし、
作品の根幹のネタも、僕が6歳の時に初めて夢中になった大作家の有名作の発展版だったり、
その他の肉付けも近年の怪異恐怖神作や人の怖さ神作の雰囲気と似通っており、
印象としては様々な恐怖神作の良い所をバランス良く配置された作品に感じました。

ただ、全ての真相が推測出来つつも、恐怖を存分に楽しめたので、構成の巧みさは素晴らしいの一言に尽きますし、
恐怖作品を読みなれてなければ更に楽しめると思いますし、
ラストとバランスの巧みさを含めて、人の怖さ恐怖作品を総括する『オゾミス』の冠するに相応しい名作だと思います(^-^*)/
人の狂気を存分に楽しみたい時に、是非オススメです!
スイート・マイホーム (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:スイート・マイホーム (講談社文庫)より
4065237688
No.1:
(5pt)

帯に偽りなし

その帯に踊らされて衝動買いした一冊。
読んでいて感じた恐怖心は、20年前に読んだ貴志祐介の「黒い家」を思い出す。
両方とも題に「家」、狂気を「黒い瞳」で表現するところが共通している。
怯えるのに読み進むことを止められない、好奇心を駆り立てる作用も同様。
特に本作は、三部構成で第一章が全体の半分以上を占めるのだが、ここを読み終えた時点で、まだ、その狂気の正体も発信源も推測できないから、得体の知れない恐怖心と共に、先を急いで読み進めざるを得ない。
ラストの衝撃と共に感じた哀しみは、これまた30年以上前に読んだキングの「ペット・セマタリー」を思起した。

著者は歯科衛生士として歯科医院に勤務しており、4年前から小説を書き始め本書を上梓した。
文理双方に才能を有するって、本当に羨ましい。
スイート・マイホーム (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:スイート・マイホーム (講談社文庫)より
4065237688

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