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母の待つ里
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母の待つ里の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.45pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全67件 41~60 3/4ページ
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浅田次郎さん他のTVでの対談番組でこの作品を知り読みたくなり購入しました。 | ||||
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浅田さんのファンですが、これは少しやりすぎと感じました。 | ||||
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山や川という自然だけでなく、後悔や迷いに悩む自分を、何も言わず無条件に受け入れて抱きしめてくれるのが、母の待つふるさとではないだろうか。だからこの小説は、これがビジネスであることを知りながら、ふるさとを求めていく登場人物たちに感情移入することができるのではないだろうか。太宰治がふるさと津軽を旅して、最後に育ての親”たけ‘‘に出会って感じる安堵の気持ちを思い起こした。 最後に母がその寝物語に、3.11の津波で子も孫もみな奪われてしまった”ちよ‘‘の気持ちを語ることで、ビジネスと言い切れない母としての気持ちを照らし出した構成に、「あっ」とそれまでを振り返らせられた思いがした。 | ||||
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母親も故郷も同級生も全く架空の環境に作られたものであることを、登場人物たちは理解しながら、その環境にはまっていく。読者である自分自身も、そうした全くの架空の空間と理解しながらも、ついつい、感動して泣いてしましました。 | ||||
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浅田次郎は悪魔のような作家だ。 読者を必ず泣かせる。 泣かせようと企てているのがわかる。 確信犯だ。 今度は泣かないよ、と思って僕は読む。 それなのに、まんまとやられてしまう。 前半で涙腺は決壊した。 | ||||
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私は浅田次郎さんのファンであり、ほぼすべての作品を読んでいます。その中でもこの本は、惹きつけられて一気に読み、また読後感が素晴らしい一冊でした。「天国までの百マイル」が好きだった方なら、間違いないでしょう。でもあの頃よりも、文章にいい意味で力が抜けていてとても自然だと私は感じました。お勧めします。 | ||||
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少しずつ、少しずつ、大事に大事に読みました。それほど素晴らしい作品でしたし、今までに読んだことのない物語でした。 私自身も母を亡くして、母のいない実家はもはや故郷ではなく、いつもどこか母のいる故郷を求めている気がしていました。自然と登場するホームタウンサービスを利用する人たちの気持ちがすんなりと入っていき、疑似体験しているような気持ちで読んでいました。 巻末にちよさんの悲しい記憶が寝物語に打ち明けられ、深い悲しみとともに読了となりました。誰かにぜひ勧めたい1冊です。 | ||||
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私は今は限界集落となっております兵庫県の相川村で生まれ育ちました。本当です。 一人っ子で母を早く亡くし、60を過ぎた今も母の死をうけとめられず子供のままのような気がします。 浅田先生の作品はほとんど読んでおりますが、母の待つ里は私そのものです。 先生は私の事をご存知だったのかしら?と不思議な気がしております。 美しい作品に出会えて幸せです。 いつも思いますが浅田先生の作品は体に沁み込むのですよね…ありがとうございました。 | ||||
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大変良い本でした。内容も良かったと思います。 | ||||
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デジタル優先の現代。人は何を求めているのだろう?。「ふるさと」って、どこなんだろう。人は何処に戻ったらいいの? | ||||
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買って損したとはいいませんが、他の方が書くほどではありませんでした。読む人を選ぶと思います。 | ||||
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壬生義士伝はじめ浅田さんの小説には南部地方の言葉が良く出て来ます。東北弁を活字にするのは難しいと思いますが感動が大きいほどに吉村貫一郎の"おもさげながんす"に違和感を覚えた記憶があります。この母の待つ里では活字になったふるさとの言葉が違和感無く自然に読み取れました。浅田さんの東北愛の深まりにあらためて感動しました。 | ||||
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「じゃじゃ。六十でお医者をやめるってかい」 ふるさとの母が言う。 「それァ、わがままだなす」と言う。 「わがまま、かな」と夏生先生が答える。 強い母だ。 子どもの顔色を見ながら、言葉を飲み込むことをしない。 「わがままでがんす。夏に生まれたなら夏に死んでもかまわねが、 夏にお医者をやめる道理はねがんす」 有り難い... 憧れだった父の医者としての志を思い出させてくれる。 私にも、叱ってくれる親がいない。 根なし草だなぁ。 「ふるさとを探すのは、寂しい人だから」と 話す夏生先生の言葉が染みるなぁ。 | ||||
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浅田次郎の思い描く世界にすっかりと取り込められてしまった。話の舞台は宮城県か岩手県か、或いは福島県か、、、。私は建設会社に勤務していた若い頃に、東北地方で道路やトンネルを建設しており、その頃に行き合った人々の息吹を感じさせるような雰囲気がこの本には流れていて、それがまたよかった。そういうところで家族帯同で勤務していたが、家内と時々、懐かしくその時にお世話になった人々のことを話している。 話は、故郷を持たない人達、それはとりも直さず親をとうに亡くした人たちでもあるが、そう言う人たちに、一泊五十万円で故郷の体験をしてもらう会社があり、そこに身を委ねた二人の男と一人の女と、一組の夫婦の話である。着想が思いもよらないものであり、「地下鉄に乗って」や「鉄道員」を産んだ作家の面目躍如たるものがある。すっかり話にはまり込んでしまった。人の心を掴むことの上手い作家だ。 | ||||
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穏やかな気持ちにされる。 | ||||
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面白く奇抜な設定だ。他のレビューから分かることは、作者と世代がずれるとふるさとや母に対する実感が湧かないことや、ビジネスとしてはアメリカにモデルがあるようなことである。当レビューアーにとってより重要な点は以下のようなことだ。作者が描こうとしたのは、現在、とてつもなく急速に日本から失われつつあるものに対する渾身の哀惜の念ではないのだろうか? 作者は「ちよ」(坊ちゃんに出てくる千代と優しさが似ている)という現実にはあり得ない、理想の「母」を創作し、ちよに、今まさに滅びようとしている寸前の日本の美や優しさを託したように思える。ちよは、日本の故郷の化身なのだ。地方を旅行すると、各地の疲弊は目を覆うばかりだ。本作品の中でも、多くの兵士たちが、「命をかけて守りきったはずの故郷が、平和な時代が続いたゆえに消滅してしまう」と書かれている。この状況を作者は、「荒廃しているのはこの村ではなく、自分が生まれ育った大都会にちがいなかった」との古賀夏生の独白に仮託している。我が国の近年の人口政策や地域振興政策は、ことごとく失敗した。国民が選択した小泉内閣の新自由主義は多くの災厄をもたらし、そのあとの民主党政権は公共事業を削るばかりで大きな成果はなく、安倍政権でも回復しなかった。作者は政治の主張はしないが、そのような時代状況の中にこの作品はある。いま、そこにある危機を抉っている。全体的には名人芸で、細部の描き方はさすが浅田次郎、とくに「母」との会話の妙には心底唸らせられる。 | ||||
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さすが浅田次郎さん、泣きました | ||||
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故郷を持たない人、あるいは、故郷に希薄な人がこういう形で故郷とか母を感じることは大変良いことと 感じられる。特に今後、核家族化が進んでくると、こういうビジネスも活況を帯びてくると考えられる。 しかし、この価格だと、ビジネスエリートしか使用できない、これが狙いかもしれないが、ちょっと疑問である。地方の過疎化対策としては、良いアイデアである。今後、地方に移り住んでも、仕事のリモートやオンライン化が進んでくれば、問題ないと思われる。 | ||||
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離れて暮らす母と重なったり、 一人のお母さんにそれぞれの思いの違いを考えさせられました。 | ||||
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私がこの作品を読むのにはまだ20年以上の時の経過が必要だと思いました。私は母を若くに亡くしたのと浅田次郎氏の最新刊という事で購入しました。ただ、私は都会で生まれ故郷は、やはり都会だと思ってしまいました。方言が多く、読みにくいとも感じました。また定年退職した人の気持ちがわからない。主人公達が60代です。やはり年齢により、育った環境により感想がハッキリすると思います。どうしても、感情移入できず。自分の母が、方言を話して現れたら、やっぱり他人だろうとしか思えない。 読み手に委ねられる作品だと思って☆3です。 | ||||
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