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絶望キャラメル



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【この小説が収録されている参考書籍】
絶望キャラメル (河出文庫)

絶望キャラメルの評価: 3.80/5点 レビュー 5件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.80pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

能天気な地域再生物語

左翼作家として知られる島田正彦氏の作品。新聞か雑誌か忘れたが書評に取り上げられていたので読んでみた。

その書評によると、バブル期に強欲な政治家が補助金をもらって町興しに資金を投じた施設がうまくいかず、借金だけが残った町を、若者たちが再生するお話だということだが、確かにそういう内容だった。

物語としてはスピーディにテンポよく進んで、非常に読みやすい。あり得ないような都合のよい展開や地域も全然再生していない、といったことも物語なので許せるので、星三つをつけたが、日頃から安倍政権を批判している人物が書いたとなると、星一つでもいいくらいというのが本音。

というのは、政治家や芸能界は悪い人ばかり、日本の学校教育もウヨク的でいい人材が育たない、と既存の体制をちゃっかり貶す一方で、主題の地方再生に関しては、余りに能天気で将来への展望も何も見えてはこない。物語に目くじらを立てるなと言われそうだが、暇つぶしにはよいが何も残らない小説だ。
絶望キャラメル (河出文庫)Amazon書評・レビュー:絶望キャラメル (河出文庫)より
4309418708

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