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絶望キャラメル
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絶望キャラメルの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.80pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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日本の田舎における土地開発問題、借金問題などが山積する事態。 それらの問題解決に若者が一躍買うストーリー。 若者の勢いにより活気づくストーリーは明るくキラキラしていた。 下品な描写が少し多いのと、成り行きが気になっていた分、エンディングの軽さが少し残念だった。 | ||||
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登場してくる主役の4人の高校生がみんなそれぞれ成功していくなんてことは全くの非現実ですが、そもそも、小説ですからそれもまた良しです。 話のテンポがよく、痛快です。 お坊さんが4人のまとめ役となっている点については、誰かがドン・キホーテ役をやらないと何も始まらないということで、町おこしのヒントになりそうです。 好みの問題でしょうが、もう少しほろ苦さがあった方が青春小説としてはいいと思うので、☆4つとさせてもらいます。 | ||||
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衰退する地方都市と利権を貪る大人たちを背景にした4人の若者の成長物語である。 ストーリーは予定調和ではあるが、日常に忙殺されて小説に飢えていた評者には心地よく読むことができた。 昨今の社会的動向に関しては悲観的にならざるを得ないいが、希望を捨ててはいけない。 小説が現実を超越できるように、我々は現実を飛び越せるはずである。 そのような錯覚を抱かせるだけの楽しさがこの小説にはある。 | ||||
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「絶望キャラメル」は、荒廃する地方の田舎町の若者たちの物語だ。若きヒーロー、ヒロインこそが、地域活性化の原動力となる。 そして、2018年は、そういった年だ。 冬季オリンピックで大活躍した、カーリング女子チームの熱狂は、スポーツ選手Xアイドルの要素合わせて、北海道の田舎町、北見市常呂町の町おこしに大いに貢献した。また、フィギュアスケートの金メダリストの羽生結弦の凱旋パレードは、スポーツ選手としてだけでなく、アイドルとしておおいに仙台を盛り上げた。 日大アメフト、殺人タックル問題で焦点をあびた、スポーツの陰で、若者とそれを利用する大人たち問題が噴出し、また、芸能界のブラックな雇用契約問題は、働き方改革を推進する政策とあいまって、引き続き世間の注目を浴びた年だ。 故郷愛で、資本主義の論理の挑戦する若者たち。それを後押しする、大人たち。若者VS地元の利権政治家。 「サヨク」作家、島田氏の真骨頂。インチキ保守政治家が跋扈する、2018年「利権まみれのインチキ保守政治家をやっつけろ」と応援したくなる。 地方からの、若い有能な人財 X 知恵 X プロデューサーこそが、現代日本の問題の解決策だと作者は教えてくれる。 2016年、2017年に「文藝」に掲載されたこの物語は、2018年を先取りしてる。 青春、闘争、恋愛、冒険、スピード感あふれる軽快な文章は、最後まで読者を大いに楽しませてくれる。 | ||||
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