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金閣寺は燃えているか?



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【この小説が収録されている参考書籍】
金閣寺は燃えているか?: 文豪たちの怪しい宴 (創元推理文庫)

金閣寺は燃えているか?の評価: 3.25/5点 レビュー 4件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.25pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(3pt)

文豪たちの怪しい宴の続編です。

今回も純文学作品を斬新な視点で切ります。
取り上げられているのは川端康成『雪国』、田山花袋『蒲団』、梶井基次郎『檸檬』、三島由紀夫『金閣寺』です。
『雪国』は主要人物の葉子が幽霊だった!
『蒲団』の本当の著者は花袋の女性弟子だった!
『檸檬』は文学界に投げ込まれた爆弾だった!
『金閣寺』は三島由紀夫の自決で完成した!
という解釈が3人の掛け合いで述べられます。
前作『文豪たちの怪しい宴』と比べるとやや強引で、ネタ的に厳しいかもしれまん。
大量生産できるテーマではありませんからね。
作品には様々な蘊蓄がちりばめられています。
炎上する前の金閣寺は金箔ではなかったとか、川端康成と三島由紀夫の関係とか、田川花袋は文庫の解説で福田恆存から罵倒されていたとか、そうしたマメ知識も面白いです。

純文学作品をモチーフにした変わったミステリを楽しみたいひとのために!
金閣寺は燃えているか?: 文豪たちの怪しい宴 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:金閣寺は燃えているか?: 文豪たちの怪しい宴 (創元推理文庫)より
4488422063
No.2:
(3pt)

定番バーミス 文学版

よく言えば安心安定で間違いない
ネガはマンネリ気味でテーマが浅薄化してく事かな
金閣寺は燃えているか?: 文豪たちの怪しい宴 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:金閣寺は燃えているか?: 文豪たちの怪しい宴 (創元推理文庫)より
4488422063
No.1:
(3pt)

楽しい名作イジリ

三人の登場人物によって、バーのなかで繰り広げられる文学談義。女性バーテンダーのミサキ、大学教授にして文学研究界の重鎮である曽根原、そして思いがけないロジックで、いつも定説や常識をくつがえしてくる客の宮田。川端康成『雪国』、田山花袋『蒲団』、梶井基次郎『檸檬』、三島由紀夫『金閣寺』の名作四作を、新解釈でイジリ倒しているのがおもしろい。各話のタイトルが名作映画のパロディになっているのも楽しい。ただ、同著者の『邪馬台国はどこですか?』に比べると、登場人物が一人少ないせいか、展開がやや平板で物足りなく感じた。もう一人二人ユーモアやアイロニーなどに長けた、にぎやかしの花火を上げてくれる人物を配置して、ブッ飛んだ作品にして欲しかった。『邪馬台国――』に比べると、やや地味にまとまってしまった印象をうけた。
金閣寺は燃えているか?: 文豪たちの怪しい宴 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:金閣寺は燃えているか?: 文豪たちの怪しい宴 (創元推理文庫)より
4488422063

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