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怖ガラセ屋サン



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【この小説が収録されている参考書籍】
怖ガラセ屋サン

怖ガラセ屋サンの評価: 3.39/5点 レビュー 18件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.39pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全18件 1~18 1/1ページ
No.18:
(5pt)

身につまされるホラー

タイトルや帯からもっとコミカルなテイストを想像しましたが予想が外れました。
どんでん返しありのホラーです。
読者に対する問題提起もあります。

第一話 本当に人を怖がり警戒しているか?
第二話 搾取される側の苦痛を知っているか?
第三話 見て見ぬふりは罪か?
第四話 都合の悪いことを隠していないか?
第五話 恐怖とは何か?
第六話 自分が何者かわかっているか?

私も自分自身の行いを顧みて反省するところがありました。小説にそういうものを求めていない人は不快に感じるかもしれません。
自分自身もドキッとさせられるようなホラーが好きな方はおすすめです。
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No.17:
(4pt)

「仕掛け」に満ちたモダン怪談集

「口裂け女」的な存在らしい謎の女――「怖ガラセ屋サン」の存在によって、ゆるやかに結ばれた連作である。

各話はそれぞれ異なる趣向で書かれ、構成に工夫が凝らされている。
序盤を読んで、「ははーん、この手の話か」と予想すると、その予想を見事に裏切る展開がその先に待っている。

澤村伊智らしい、斬新なアイデアに満ちた短編集だ。
全7話はみな広義の「怪談」なのだが、一般的な怪談の枠組みを壊そうとするような独創性、言い換えれば“怪談ジャンルに向けた批評性”に富んでいる。

7話のうち、私は「救済と恐怖と」「怪談ライブにて」を、とくに面白く読んだ。

わけても「怪談ライブにて」は、澤村伊智の真骨頂ともいうべき傑作短編だ。

一夜の「怪談ライブ」(そういうものがあることを初めて知った)を舞台に、4人の怪談師が怪談を披露する。
4つの怪談それぞれが高クオリティだが、「語り手」はそれらを細かく批評する。つまり、「メタ怪談」的構造を持っているのだ。
最後のどんでん返しも鮮やかに決まっている。
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No.16:
(4pt)

日常の恐怖

怖さは日常に潜んでいるという普通の恐怖を感じました。
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No.15:
(1pt)

この作者ってこんなにつまらなかったっけ

時間の無駄だった
ひとんち、ぎぼわんは面白かったのになぁ
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No.14:
(1pt)

怖くない

怖い怖いと書いてあったので購入し読みましたが
全く怖くなかった
幽霊よりも人間が怖いという帯に期待しすぎたようです
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No.13:
(4pt)

サクッと読める全7話

心霊現象のような類ではなく、
「怖ガラセ屋サン」という怪異により破滅の道を辿ってしまう人々のお話が7話収録されています。

全7話という構成により1話ごとのページ数は少ないものの
「そうきたか」という一捻りある結末が各話に用意されています。

世にも奇妙な物語のようなライトな恐ろしさの上、スラスラと読みやすい文章なので
ホラーは苦手だけどとりあえず澤村作品に触れてみたい。
という方にオススメかも。
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No.12:
(4pt)

中古品だかきれい

古本といっても新品と変わらないくらい綺麗な商品でした。
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No.11:
(5pt)

冷や水浴びせ屋さん

著者の澤村氏は、読者に冷や水を浴びせかけるような作風の方です。
そういうものを楽しめるかどうかで、作品への評価は分かれます。

特に怒って酷評しているレビュアーさんは、冷や水を浴びせられたんじゃないかと思います。

読者を選ぶ作風だとは思いますが、ハマれば楽しく読めます。

こちらの本は連作短編でとても読みやすいです。一話一話に違った恐怖の形があり、最後まで面白く読めました。

後味が悪くても大丈夫な人、ホラー好きな人は一度読んでみてほしいです。
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No.10:
(1pt)

不愉快屋サン

ぼぎわんシリーズのキレを期待してる方は読まない方が良いと思います。
すみません。頑張って読みましたが、2話までで断念してしまいました。
人を怖がらせる話ではなくて、人を不愉快にさせる話を目指したようです。

1話は、兄がイジメで自殺した、弟の復讐劇ですが、
なぜか、いじめっ子ではなく、兄を裏切った親友に害意を抱き、
同じ会社に入って長いこと機会を伺い、親友とその奥さんを
毒入りワインで動けなくした後に、包丁で殺すという陰惨な話です。

怪談話をバカにして、幽霊よりも人間が怖いと主張する人々に対して、
人間としての信頼を勝ち取った後に、明智光秀の如く不意打ちで襲い、
「人間が怖いと言ってる割には、人間に対する防御が全くなってない」と愚弄する、
誠に胸糞の悪くなる話でした。
もちろん、全く怖くなかったですね。

2話は、霊感商法に嵌った母親を救出する為に、霊感商法の親玉を交通事故で怪我をさせ、
なぜか、その妻子は毒?で死んでしまうという、これまたすっきりしない話。
さらに件の母を救出した娘が教祖となり霊感商法を立ち上げ、
事故で障害者になった親玉が、その霊感商法に嵌ってしまうというオチまでついています。
筆者が「どうよ!見事な因果応報でしょ!」と悦に入っている感じが行間から滲み出てきて、
辟易させられます。やはり怖さは全くなく、後味の悪さだけが残る、はらわたが腐るようなイヤな気分にさせられます。

ぼぎわんシリーズ待ってます。。。
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No.9:
(5pt)

澤村伊智さんらしい1冊で、非常におもしろかったです!

一気読みのおもしろさと、この作家さんでないと醸し出せない胸くそ感(ほめてます!!)
勧善懲悪なのに救いがない。
真実がわかるのに、すっきりとほどけるわけではない。
もっと勧善懲悪にふったら読後感スカッとになるエンタメホラーなんでしょうけど、この世界観だからこその、ほかにないおもしろさがあります。
読者をだましにくるのですが、気持ちよくだまされました。
マジかーっ!となります。
怖ガラセ屋サンの正体にもっと近づいたお話も読みたいです!
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No.8:
(2pt)

怖がらせ屋さんというか言いがかり屋さん

怖がらせ屋さんというテーマで人間が怖いや、幽霊が怖い等色んなタイプの話が出てくるわけですが大体が伏線回収をメインとした話で2話くらい読むと「あ、この著者がこういう導入の話を書くってことはこういう展開かな」と予想が付いてしまうのが残念だった。
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No.7:
(4pt)

ひとつは確実に怖かった

怪しげな若い女が、恐怖を引きおこす、という形式の短編集です。
著者としては、さまざまなタイプの恐怖を描きたかったのだと思います。
ただ、読んでみて、それらの恐怖がみな、こちらの琴線に触れるかというと、少し違っていた気がします。
第一話から第三話については、恐怖というより、どちらかというと不快感をおぼえました。
私が本当に恐怖をおぼえたのは、第六話だけでした。
もちろん、それは受け手の感受性の問題なのでしょう。
人によっては、全部怖かった、ということにもなるのかもしれません。

あと、第四話で「恐怖とは、起こってほしくないことが、起こりそうな予感」と分析しているのが興味深かったです。
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No.6:
(2pt)

残念

全作「邪教の子」から失速してますね。「うるわしはみにくし」がピークだったのかもしれません。オチがあるようなないような、ぼんやりした話の連続。ぼぎわんシリーズが良過ぎただけに残念です。。。

澤村さんが好きな人ほど買わない方がいいです。
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No.5:
(4pt)

本当に怖いのは何か?

それぞれの短編に通底して「本当に怖いものは何か?」という問いかけがある。
その答えは微妙にぼかされたり、はぐらかされたり。
実は、その答えに辿り着くまでの道のりが怖いのだ。
やがて、安全なところから登場人物たちが陥穽に落ちるさまを眺めている自分の足元が揺らいでくる。
そんな落ち着かない気分にさせる。
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No.4:
(5pt)

怖すぎず構成の上手さを楽しめる

人間が怖いという連作短編。
完全なホラーという怖さみたさで楽しむ人より、ストーリーを含めて楽しめるホラー。

怖い話だけど、クセになるというか止められない。
女性であることは分かる怖ガラセ屋の正体も不気味。

最初の話からゾクっと掴まれて、一気に読んでしまう。
単純に怖いというか、何か得体のしれない不安を醸しだす怖さ。
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No.3:
(4pt)

うーん、そこまでは。

津津と滲みてくる感じの怖さではなくて、ちょっと考えないとわからない違和感的な怖さ、かな。
現代社会の不安を組み合わせているので、ちょっとめんどくさい描き方ですね。
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No.2:
(1pt)

後味悪いイヤな作品

この作者の作品は二度と読みたくなくなりました
個人的にはお金をどぶに捨てたようなものでした・・・・
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No.1:
(5pt)

一作一作が巧く出来た連作集

人間が一番怖い人も
救済と恐怖を
子供の世界で
怪談ライブにて
恐怖とは
見知らぬ人の
怖ガラセ屋サンと

怖ガラセ屋サンという現象(怪異)に関する連作集。一作一作、構成・オチと綺麗に仕上がっていて、非常に良い恐怖小説集になっているかな、と。
イヤミスは嫌いなんだけれど、幽霊より人間の方が怖いという人もいるけれど、それでは貴方はその人間に対してどれだけ備えをしていますか、ってテイストは嫌いじゃなかった。
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