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三屋清左衛門残日録
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三屋清左衛門残日録の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全96件 21~40 2/5ページ
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藤沢周平は今まで読んだ事なかったが、 自身も還暦になり、惹句に惹かれて初 めて手に取った。身につまされる思い のする場面が多く、文庫本初版92年だ が全く古びていない。 | ||||
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清左衛門と同じくらいの歳になって、はじめてわかる事がありました。いく先の糧となります。 | ||||
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普段読んだ事の無い分類の本ですので、たのしみです。 | ||||
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三屋家の隠居となった清左衛門の毎日を描いている藤沢作品のよい点は、登場人物の機微を丁寧に描いているところである。また、本人はつい忘れていることも周囲の人から当たり前のように教えられて思い出し、滑らかに展開していくところが実に楽しく愉快なのである。 | ||||
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派閥争い、嫉みなど現代社会と変わらない人間社会が面白い | ||||
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藩主の用人を務めていた清左衛門が隠居して、国元で暮らすことになった。 隠居所も建ててもらい、藩からは手厚く遇されているのだが、忙しかった身が 軽くなると、何ともなしに不安が募ってくる。 あれもしよう、これもしようと思っていても、それまでの生活とのギャップが 大きく、新しい生活のリズムがつかめない。 現代のわれわれの、定年後の生活と全く同じ悩みではないか? 若い頃のように道場に通い、釣りをし、ようよう慣れてきたところに、昔の 仲間との出会いがあり、今の藩政の問題が持ち込まれ、過去と現在の狭間を 行ったり来たり、清左衛門ものんびり、残された日々を数えながら隠居生活を しているわけにはいかなくなった、、。 隠居してボケてきたり、落魄して鬱々と日を送っていたり、かと思えば女を 囲っている者もいて、人さまざまなのはいつの時代も同じこと。 何だか身につまされてならない。 | ||||
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1990年代に仲代達矢と南果歩が出ていたドラマをNHKで見たときは、仲代さんの渋い・かっこいい大人の男の声とあいまってとてもいい話に思えていたので、ぜひ読破したいと思い買ったのですが、仲代さん抜きだと、よくもまあ、こんなに隠居の自分を持ち上げる台詞を清左衛門は心の中で言うもんだと、拍子抜けした筆致でした。 くどいと言ってもいいかも知れません。他の方で冗長だと仰せだった方もいますが、その表現も当たっているかも知れません。 | ||||
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布団の中で、読み進めてみると寝ることも忘れるほど引き込まれました。 | ||||
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藤沢周平氏の本の中では評価が高いようで、面白かったです。けっこう最後まで引き込まれました。おすすめの本です。 | ||||
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藩主の代替わりに伴い、用人を辞し、隠居したものの、未だ元気は有る人物。とは言え、それなりに老いも実感しつつ、色々な出来事に関わっていく。短編の累積のように見えて、大きな流れで完結する手法は見事だし、一つの章の長さが程よい感じで疲れない。 | ||||
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中断しても続きのページからすぐに見れるので読み易いです。 | ||||
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派手なチャンバラシーンが無いのがとても良いです。 | ||||
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満足しています。 | ||||
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TVドラマを見て、原作を読みたくなり購入しました。 藤沢作品は好きで、結構購入してますが期待を裏切らない内容した。 | ||||
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楽しく読めました | ||||
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武家物と言っても、抜き差しならぬ決闘の物語りではなく、主君の側用人を辞して隠居した主人公を取り巻く物語り15編で構成されている。一話一話でまとまった話になっているが、勿論全体でも、藩主の跡継ぎを巡る争いという点で繋がっている。ストーリーの組み立てが自然で実にうまい。 決闘場面はなくとも、手に汗握る場面はある。又登場人物の人情の機微が鮮やかに描かれており、味わい深い物語りが多く、藤沢周平の作家としての円熟ぶりがうかがわれる。又周囲の自然描写がきめ細かに描かれるのが藤沢文学の大きな魅力である。晩年になっても藤澤の筆力は衰えていない。 藤沢周平の長編「蝉しぐれ」中編「麦屋町昼下がり」短編「たそがれ清平衛」などに劣らぬ傑作である。 1993年にNHKが主演仲代達矢でドラマ化しているが、脚色でかなり変更・省略されている。やはり原作を読むことは不可欠である。北大路欣也で映画化もされたがこちらは全くの駄作である。 | ||||
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頼んだ本が届かないので本棚から本書『三屋清左衛門残日録』を読むことにした。 もう三十年近く以前に読んだ記憶であるが、NHKのテレビドラマの印象が記憶の多くを占めていて、主人公の清左衛門の仲代達矢、佐伯熊太の財津一郎、嫁の里江を南果歩と、思い浮べてしまいながら読むことになってしまった。 著者の描写する嫁の里江を演じた南果歩は、原作から浮き出てきたように思いながら読んでしまいました。 どの短編もなかなか秀逸な作品なのですが、何十年ぶりに読む評者が年を経たからなのか、この作品にたいして微妙に受け止めかたが変化しているのに気がついたのです。 主人公の清左衛門は、側用人で二百七十石取りの上士で隠居したよい身分である。 まだまだ壮健である歳で隠居した清左衛門が、藩で起きた表沙汰にできないような事件を解決していくのがこの短編集の多くを占めている。 が、なんとなく清左衛門に感情移入することを躊躇うように感じながら読み進む作品もあったのです。 何故だろうと考えたら、主人公が身分のよい上士の隠居であることから、江戸時代の身分社会であることを色濃く感じさせる物語があるように思えたからでした。 時代小説にそんなことをもちだしたら可笑しいだろう、と反論されそうですが、しかしこの短編集が評者の藤沢周平作品のイメージではないように感じてしまったのが正直な感想だから仕方ありません。 庶民や下士などを描く作品にこそ藤沢周平の冴えがあるように思うのは評者だけの偏見なのでしょうか? 例えば、藤沢周平の描く『一茶』などが、目立たない傑作のような気がしてならないのですが・・・・・ | ||||
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現役で若くて颯爽としている反面、能力があればあるほど政争に巻き込まれそう… そういうストーリーとは一線を画した話でした。 用人を務めていたくらいなので、何かと頼まれてくることは多いですが、現役として 活躍できない寂しさをほのめかしながらも、かつての仲間たちとは一歩引いて付き合って いる清左衛門。 清々しさと寂しさが入り混じったようなお話ですが、相変わらず藤沢周平さんの文章は 美しいです。 | ||||
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面白かったです。定年後の人との付き合いと時間をゆっくりと過ごす良い本です。 | ||||
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読んで面白かった本について、父親と話す機会が増えてきた。 若かった頃は、こんな話をすることはなかったので、なんか嬉しい。 この本は、父が時代物の小説の中で 一番面白いと言っていたので、読んでみることにした。藤沢周平の本は、初めてだ。 章ごとに 一つのストーリーがあって、章を追うごとに それらのストーリーが繋がって、大きなストーリーになっていく様は、最近のドラマのような展開で、とても面白かった。 この小説の魅力は、主人公の目や心を通した描写がとても良いこと、いくつも起こる事件のプロセスが語られるものの 結果については あっさりと書いていることにあると思う。 こういう時代小説は、事件を中心に描かれていて 次はどうなるのか と読み進めて 主人公を忘れてしまう。でもこの小説は、主人公になった気持ちで読めて、いい心地がする。 | ||||
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