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春秋山伏記
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春秋山伏記の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.09pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全25件 21~25 2/2ページ
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kindleでたまたま発見。十数年ぶりに再読しました。朴訥でありながらも力強く生きているのが伝わってくる登場人物たちの魅力に、初見時の感動を思い出しました。藤沢先生はやっぱり最高! | ||||
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藤沢周平の「春秋山伏記」を読了。何処にでもあったであろう、古い日本でおこる事件の数々を山伏「大鷲坊」が解決していく物語。ストーリーも完成されていて、手に汗握る物語もあり、やっぱり完成度が高い物語は安心できる、といった素直な読後感であった。 また、全編庄内弁で描かれている物語であるので、まるで山形庄内地方にいる錯覚を覚える。どこまでも優しい物語集であった。 | ||||
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暖かい。 古きよき日本の小さな田舎の世界観。 こみあげる懐かしさは遺伝子が共鳴しているのか・・・ 今はもう珍しいというより既に過去のものとなってしまった閉鎖的な共同体社会に憧れを感じてしまう。 当然、頭の中にできあがった箱庭の様なこの世界で、藤沢流の個性的な村民達が泣いたり笑ったりする。 ノスタルジックに、リラックスして読むことができる一冊。 | ||||
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私はかつて、奈良の山中をハイキングしていた時山伏に突然出会い相当ビックリさせられたことがある。時折しか人すれ違わない山道を翔けるように降りてくる山伏達は極めて異形であった。 現代社会といわず古来から、山伏達は里の人間にとって異形であり、里に住み祈祷や「まじない」を行う里山伏ですら異質の人間としてとらえられていた。 この連載小説は、羽黒山からやって来た気は優しくて力持ちの山伏「大鷲坊」が色々な村の事件を通して次第に村人からの尊敬を集めるようになっていく物語で、筆者がかつての山村の暮らしを愛情こめて綴ったもの。 現代から見れば辛く、過酷であったろう当時の村人の日々の暮らしを、筆者の故郷への想いは暖かく救いと平安がある郷愁の春秋記として心地よく和ませてくれる佳作。ぬるさは少しはあるけど暖かい。 | ||||
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一人の山伏が庄内の村に突然現れ、村に起こる難問を次々と解決していく物語。山伏とは言え、さほど霊力が強いわけでもなく、むしろ私たちとさして変わらないところに親しみが持てる。 主人公は必ずしもこの山伏というわけではなく、むしろ、村で慎ましく暮らす人々が主人公と言える。そのあたりは藤沢作品に共通なことだろうか。 幼なじみのおとしとのロマンスもあって、最後の章「人攫い」までハラハラさせられる展開になっている。また、出羽三山を中心とした庄内地方の幽遠な自然や習俗を味わうこともできる。 一言で言えば、「大人のための日本昔話」というところだろうか。 | ||||
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