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(短編集)
隠し剣孤影抄
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隠し剣孤影抄の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.53pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全43件 41~43 3/3ページ
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隠し剣シリーズは、藤沢周平さんの代表作ですね。 どの主人公も、華やかな強い剣客というよりも、何処か影を持ち、ごく普通の生活を営みながらも、人知れず、秘伝の隠し剣を継承していて、それを人知れず花咲かせる。 強さをあまりひけらかしたりしない、日本人の美意識がここにはあるように思う。本当の強さ、かっこよさというのは、こういう秘めたる力であるように思う。藤沢さんの描く、日本人の美意識には、いつも心動かされます。 映画「隠し剣 鬼の爪」も本当に楽しみ!! | ||||
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短編集です。必殺の剣技を持ちながらも、それを使う機会に恵まれないまま、あるものは孤独に、あるものは貧困に喘ぎながら生活している。しかし、いざ決闘となればその剣は冴え渡り、死闘を制してまた日常に戻っていく。 普段は苦しく生きながらも、いざというときに能力を開花させる、この独特の美学が素晴らしいですね。死闘のシーンの素晴らしさもさることながら、様々な苦しさを抱える日常生活の描写が、何ともいえず共感を呼びます。そのあざやかなコントラストが、この短編集を名作にしているのでしょう。 孤高に生きる武士の魂を、そこはかとなく感じさせてくれる静かな名作たちです。 | ||||
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なるほど、うまいものだ。と、当たり前のことを思わされる。 一見臆病者風だったり、妻の方が強かったり、と、ありがちに思える設定でありながら、みな新鮮だ。 それぞれ、主人公は、他者の知らぬ秘伝の技を身につけている。だからといって剣豪もの、というわけではない。どちらかといえば人情ものだ。 何と言っても書名がいい。 作者が考えたのか、編集者が考えたのか知らないが、「秘剣」や「秘伝」などと言わず「隠し剣」というのがいい。 また、「孤影抄」というのも雰囲気が出ている。 およそ3ヶ月に一作のペースで執筆する力量には驚くばかりだ。 | ||||
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