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ふぉん・しいほるとの娘
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【この小説が収録されている参考書籍】
ふぉん・しいほるとの娘の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.20pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全61件 1~20 1/4ページ
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本の角が傷んでいたです。新潮社の文庫は配送過程で傷むのでしょうか。 それに比して、文春文庫のものはカバーが丈夫な為か傷みがなく届けられます。 | ||||
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シーボルト亡き後、おいねさんが歴史に名を残す方々との交流する中で母、師二宮敬作との別れを克服し激動の時代を生き抜くドラマと同時に明治初期の出来事(鉄道の開通、人力車の発明等々)が端的に説明されています。おいねさんが主人公ではありますが文明開花の速さにも改めて驚かされます。大河ドラマでもやって欲しいですね | ||||
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幕末史の勉強になった。他の吉村作品も読んでいきたい。 | ||||
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天保の基金、大塩平八郎の乱、天保の改革、ネズミ小僧…歴史の教科書にあったような? イネの成長と同時にその時の社会情勢、出来事を説明しながら進むので改めて歴史の勉強になります シーボルト事件のきっかけや関わった人たちのその後(死んだ人にそこまでする?と言ったようなことや)いろいろと飽きさせることなく読ませていただきました | ||||
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かつて幕末には男ばかりではなく、女性も少なからずいた、のお手本です。 フォンシーボルトの娘、おイネ。 日本初の女医。 それだけに産婦人科、婦人科の貢献のみならず、時代に翻弄されず、逞しく生き抜いたイネの一代記。 時はまだ鎖国。長崎の出島からの情報のみ海外から遮断されていた。 シーボルトは医師のみならず、海外情報漏洩の疑いを受ける。 蘭学者も高野長英ら、多くの学習がで、また弾圧。 そんな中、生を受けたイネ。 数え切れない人物像、ペルリ来航、開国。 時代に流されず、父の跡を継ぎ医師を選ぶ彼女に周囲は冷たく。 心とは何か、医療とは、後半にはそんな内輪が‥。 女だから出来る事、出来ない事。 本書はそれら医療だけにとどまらず、女性の生きざまが決して簡単ではなかった事が、しっかり描かれています。 本書はむしろ、これから勉強したい女性の方にお勧めと感じました。 | ||||
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かつて学校で習った内容では長崎の出島、ペリー来航によって開国までは知っていました。司馬遼太郎さんの「花神」では村田蔵六が主人公でしたが、こんどはお稲さん。 凄まじい資料が外国以前からあり、蘭学、謂わば、あまり日本では役に立たぬ学問が流行った。シーボルト来日、それらの記述が膨大で著者は見事に天保から明治までをまとめ上げています。 残念ながら、仕方ない話、会話の記述が少ないですが、それでも、今の金勘定ばかりしている堕落しているといっても過言ではない当時の医療を浮き彫りにしたり。 当時の庶民には医者は少なかった。 誰もが診て貰うのを嫌った。 金も無かった。けれどもみんなが幸せだった。 天文、地図まで輸出の嫌疑での高野長英らの学者、数えきれない人物。 幕末は大変でした。 愛想がない、つっけんどんという理由だけでも命を狙われた。 相次ぐ飢饉、物価暴落にも小滝、稲親子は負けなかった。 今後の御一新で小説は終わりますが、本当に令和になり国民は豊かになりました。 けれども本当に幸せなのか。 心を考えるだけでも本作は一石を落とす事でしょう。 拙文ご容赦ください。 個人的な乾燥まで。 | ||||
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シーボルトが帰国した後残された妻子の人生がとても気になって吉村昭先生の本を読みましたが、読み応えある本でした。きっと何度も読み返すと思います。あの時代の中で自分の人生を切り拓き逞しく生き抜いたイネさんを尊敬します。力をもらえました。 | ||||
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シーボルトの娘こと楠本イネを描いた本作品。 上巻では、イネ誕生までの経緯についてシーボルトと妾(妻)其扇(そのぎ)とのロマンスを通じて描かれていました。 下巻では、彼らの娘楠本イネの活躍と悲哀をドラマティックに描きます。 ・・・ 宇和島で、シーボルトの高弟子二宮甚作に薫陶を受け、勉学に勤しむ姿や「あいのこ」ながらも徐々に受け入れられていく様はNHK朝ドラばりに清々しい。その二宮の医学仲間の石井宗謙で更なる修行に身が出る様、両師匠の別の面を垣間見たときの思い、宗謙に凌辱され彼の子を身ごもったシーン、さらにはその子を誰にも見られず産科医として独りで産み落としたこと等々、実にビビッドでありました。 この後、ペリーの来航以降の幕末・明治維新という日本史の出来事とイネの仕事とがやや錯綜する形で描かれますが、個人的には日本史の部分は少し冗長?に感じました。一度おさらいして読むと分かりがいいかもしれません。 更には父シーボルトとの再会や、実は女癖がよくないシーボルトに幻滅しつつ、長崎での医師兼研修生としての生活、さらに東京での医師生活、福沢諭吉との邂逅など、歴史上の人物との交差も見ものでありました。 ・・・ ということで下巻でした。上巻につづき非常に緻密に描かれており、遅々として進まずも楽しく読みました。 歴史好き(幕末・維新)、長崎に興味があるかた、医学の歴史に興味があるかた、等々にはお勧めできると思います。 | ||||
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日本史の授業ではさらっと出てくるだけで、ほぼ忘却の彼方にあったシーボルト事件。長崎へ旅行へ行くついでに、購入してみました(ただし到着したのは旅行中で、本作は旅行中に読みました泣)。 ・・・ シーボルト事件とは、平たく言えば、オランダ人に成りすましたドイツ人医師シーボルトが出島で名声を広め、例外的取り扱いを受けつつ、国法に触れる日本地図等の国家機密を持ち出そうとしたことがお上に露見し、彼自身は国外追放、その他関連したものが処罰を受けたというものでした。 で、本作。上巻では、題名にある「娘」より、むしろシーボルト自身とその妾である其扇(そのぎ)とのロマンス?や、シーボルトが密命を帯びて日本情報をあの手この手で集めようとしていること等(およびその周辺事項)にページ数が割かれています。特に後者はいつ露見してもおかしくないというスリリングが面白い。 また上刊通じて、当時の長崎の様子がいきいきと描かれているのが特徴であると思います。出島への出入りの厳しさや遊女の取り扱い、年中行事・祝祭化した「絵踏み」の儀式、オランダ船入港時の、港や野母の岬での緊張感など、時代劇を見ているかのようなビビッドさです。 いわゆる日本史の授業は主に政治史を追うことが中心で、そのなかにあってもシーボルト事件はさらっとしか触れられませんでした(少なくとも私の記憶にはその程度です)。でも本書を読むと、一医者がいわばスパイとして国名を帯びて日本を探る様子など、明治の産声を聞く前の日本の緊張感を学べる稀有な作品であると感じました。 また、西洋人との間にできた子の取り扱いなど、自身国際結婚をした身としては複雑な心境で読みました。まあうちはアジア系国際結婚なので外見はわかりませんが。 ・・・ まとめます。全編にわたり非常に緻密に描かれており、また大部になるため、なかなか読むのにスピードがでませんが、歴史好き(幕末・維新)、長崎に興味があるかた、医学の歴史に興味があるかた等々にはお勧めできると思います。 | ||||
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上巻を読み終わり、下巻を読んでいますが本当に時間を忘れて読んでいます。流石の吉村昭作品です。飽きっぽい自分が上下巻を読み終え様としています | ||||
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装幀も新しく、小説の内容も流石の吉村昭作品ですね~‼️個人的には「長英逃亡」に続く上下二巻の読書になります | ||||
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先程商品未着と連絡しましたが、玄関ポストに入っていました。失礼しました。 | ||||
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新品で購入しましたが本が傷だらけです。 プチプチで梱包してくれませんか。 4,5日かかって届いた場合など、もう最悪です。 もう何十冊も買ってますが、完璧な商品はほとんどありません。 よろしくお願いしますよアマゾンさん。 | ||||
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本作自体は大変興味深く、ストーリーも面白かった。 しかし、女性に対する暴行シーンについてたいへん不適切な、女性の視点からしてみればありえない描写があり、著者のファンだったのでたいへんがっかりした。 | ||||
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シーボルトに娘がいた事を全く知りませんでしたので、大変興味深く読みました。医師免許制度が確立する前の時代に立派な女医として活躍した一方で、とても不幸な生涯を送った女性にとても感動しました。 | ||||
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シーボルトの娘として生まれ、波瀾万丈の人生を送り、まさに時代の先端としての女医として活躍した女性にとても感動しました。 | ||||
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長崎の”シーボルト記念館”をおとずれたのを機に、もう1ど読み直し。 シーボルトに対する私の評価は、変わりましが小説としては面白い。 | ||||
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吉村昭さんの脂ののりきった名作です。 感情的でない洞察力に溢れた筆致で、シーボルトと遊女との混血に生まれた、お稲が産科医を志し、最初の師の家に歓迎されるまでが上巻に収録。 まだ、人生の真の荒波を受ける前の若い主人公の希望と矜持に溢れた初々しさが魅力です。 母のお滝のシーボルトへの心情、後に大疑獄へと発展した、帰国に際してシーボルトが日本地図等の禁制品を持ち出した際の心の動きなど、さもありなんと納得しました。 | ||||
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江戸時代に日本初の女性産科医を目指したシーボルトの娘の後半生。思わぬ奇禍により、娘を宿した稲。彼女が自ら名乗った姓と娘の命名に込めた思い。砂を噛むような実父との再会の結末。しかし、淡々と描かれる感情を排した筆致に、幕末の日本社会の有り様が、くっきり浮かび上がって来るのを感じました。晩年の異母弟たちとの交流に救いがあります。矜持を持って生き抜いた一生。 | ||||
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書籍が読んでいるうちに、バラバラに外れてくる。 | ||||
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