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(短編集)

黒く塗れ: 髪結い伊三次捕物余話



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【この小説が収録されている参考書籍】
黒く塗れ―髪結い伊三次捕物余話
黒く塗れ (文春文庫)

黒く塗れ: 髪結い伊三次捕物余話の評価: 4.40/5点 レビュー 10件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.40pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全10件 1~10 1/1ページ
No.10:
(5pt)

いい作品です。

台詞がいいね。よく書けてるね。
江戸っ子よりもよくわかっているんだね。
黒く塗れ―髪結い伊三次捕物余話Amazon書評・レビュー:黒く塗れ―髪結い伊三次捕物余話より
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No.9:
(5pt)

心温まる

引き込まれてちょこちょこと読みすすみ、最後の慈雨は、この本を買って良かったと感動しました。どうもありがとうございました。
黒く塗れ―髪結い伊三次捕物余話Amazon書評・レビュー:黒く塗れ―髪結い伊三次捕物余話より
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No.8:
(5pt)

5作目まで読みました

何年振りかで改めてこのシリーズを読みだしたところです。
あらすじをすっかり忘れていて、改めて「良いお話が揃っている」と思っているところです。
お文は、芸者時代に家のことは女中任せだったのに、伊三次がやって来ると「まま喰ったのかえ」と
伊三次が腹をすかせていないか心配しているような、挨拶代わりのような言葉をかけていました。
伊三次と結婚しても、やはり「まま喰ったか」がお文の口から出てきて、ほのぼのとします。
女中がいない家ではろくなものが用意できず、長屋のおかみさんから分けてもらったのやら棒手振り
から買ったものが中心なのではないかと思いますが、伊三次の腹具合を気にかける妻のお文って
味わいがあるな、色気だけじゃないんだなと、このたび読み返して楽しくなりました。
「捕物余話」、捕り物の話じゃなくて、捕り物のそばで起きている哀しみやささやかな喜びが収められた
素敵な作品です。
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No.7:
(4pt)

飽きが来ないです

時間の許すときはずっと読んでいる伊三次の物語。男としてどんどん頼りがある、成長してることが感じられる。
1冊ごとに1歳年を取り、確実に時が流れて、登場人物の生活や環境が変化していることが飽きない要因ではないかと思う。
いつでも良いことばかりでなく、切ないことが多いけど、それに向き合って生きていくしかないのだなと感じた「黒く濡れ」でした
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No.6:
(5pt)

期待どおり

やはりなんと言っても髪結い伊三次はとても良いと言わざるを得ない髪結い伊三次はとても良い
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No.5:
(5pt)

ハマりました!

図書館の時代小説フェアで読んでファンになり、図書館に無い作品も全部読みたくなって購入しました。

字江佐真里さんの他の作品も読みながら、ゆっくり全作品読みます。
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No.4:
(1pt)

期待外れ

5巻まとめ買いしましたが、つまらない本です内容が乏しくて話しの筋が見えてこない
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No.3:
(4pt)

楽しみなシリーズ♪

伊三次の客である翁屋八兵衛の、妻おつなの様子がおかしい。どうやら、店の金を
持ち出しているらしい。だが、おつなはまったく身に覚えがないと言う。伊三次は
出かけていくおつなの後をつけるが、目にしたのはおつなの不可思議な行動だった・・・。
表題作「黒く塗れ」を含む6編を収録。髪結い伊三次捕物余話シリーズ5。

今回も、楽しみながら読んだ。表題作の「黒く塗れ」では、人の心を思いのままに
しようとする男との対決が面白い。「蓮華往生」では、寺の悪事に腹が立った。それと
同時に、年をとることの哀しさも味わった。「畏れ入谷の」では、どんな要求でも
上の者の言うことは無条件にきかなければならないという、その理不尽さに憤りを感じた。
「夢おぼろ」では、富札を買いそれで夢を実現しようとする伊三次を描いている。いつの
世も、人は夢を追い求める。だが、当たらないのは今も昔も変わりはない。「月に霞は
どでごんす」では、金で他人の恨みを代わりに晴らす男を描いている。道を踏み外した者には、
ぞくっとする怖さがある。またこの話の中で、お文の出産も描かれている。伊三次もついに
父親になる。「慈雨」では、堅気になるため自分の指を切り落とし、伊三次の前から姿を
消していた直次郎を再び登場させている。直次郎とお佐和、離れていても互いを思いやる心に
ホロリときた。どの話も、読んでいて心にしみてくる。移りゆく季節の中で、流れゆく時の中で、
彼らはこれからどう生きていくのか?ますます楽しみなシリーズだ。
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No.2:
(5pt)

シリーズの節目、転換期

伊三次とお文の夫婦に子供が生まれました。

このシリーズは転換期を迎えたなと思いました。

従来は、伊三次とお文の恋愛を縦軸に、

様々な事件が絡む、いわば恋愛と事件の2本立てでしたが、

これからはファミリーものへの転換が予感されます。

登場人物に変化があったことはもちろんですが、

作者の心境もずいぶん変化があったようです。

ご本人によるあとがきが興味深く、

「時代小説とは?」、「エンターテイメントとは?」など、

考えさせらます。

本作に収められている短編は、

どれも円熟、安定の味わいのある作品です。

不破の息子、龍之介が今後、

重要な役回りを担っていくような予感があります。
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No.1:
(5pt)

『さんだらぼっち』に続く待望の髪結いシリーズの第5弾です。

紆余曲折があっても一作一作徐々に幸せを体感できることが本シリーズの魅力である。
全6編からなるが、子供の誕生する「月に霞はどでごんす」の感動度は格別だ。
確かに今までのようにじれったい恋を楽しむ事は出来なくなりましたが、子供が誕生して読者も本当に自分の家族がひとり増えたような気分になっちゃいます。
あと最後の「慈雨」であるが長男出産の「月に霞はどでごんす」に勝るとも劣らずの感動話となっている。
一言で言えば人情話であるが、髪結いシリーズファンにとっては懐かしい直次郎とお佐和が満を持して登場します。
以前の話のいきさつから気に掛かっていた読者も多かったのではないでしょうか。
宇江佐さんからの大きなプレゼントと言えそうです(笑)
お互い過去のことを水に流し一緒になる2人に声援を送りつつ、伊三次の心の葛藤とお文のアドバイスを素直に受け入れたことが本作全体を爽やかなものとしている。
2人の結びつきがより強いものとなったことを素直に喜び、この先も波乱万丈な人生を歩むであろう2人の長男伊与太の幸せを願わずにいられない。
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