■スポンサードリンク


インフォデミック: 巡査長 真行寺弘道5



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
インフォデミック-巡査長 真行寺弘道 (中公文庫)

インフォデミック: 巡査長 真行寺弘道5の評価: 4.75/5点 レビュー 8件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.75pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全8件 1~8 1/1ページ
No.8:
(5pt)

必読の一冊

米中の新冷戦、その冷戦のきっかけを作つたとされるコロナ禍。
警察キャリア官僚と巡査長が絡む知能戦争。
読むに値する内容がぎっしりです。
インフォデミック-巡査長 真行寺弘道 (中公文庫)Amazon書評・レビュー:インフォデミック-巡査長 真行寺弘道 (中公文庫)より
4122069866
No.7:
(5pt)

浅川マキは良かった

主軸に浅川マキは良かった。久しぶりに聴きなおしたくなった。
コンサートの映像を見ているような文章に感謝しています。
インフォデミック-巡査長 真行寺弘道 (中公文庫)Amazon書評・レビュー:インフォデミック-巡査長 真行寺弘道 (中公文庫)より
4122069866
No.6:
(4pt)

感染症の陽性者をトレースするソフトも登場する現代性のあるサスペンス

真行寺巡査長が登場するこのシリーズはどこかとぼけていて親しみやすいが、その分緊張感に欠ける。真行寺、森園ものる、白石サラン、黒木とそのシリーズでおなじみの面々が登場して、今回はコロナ禍を話題に追跡アプリまで登場する現代性に富んだ物語に仕上がっている。コンピュータの達人黒木や内調の吉良大介もからんであらすじが展開されるが、やや通俗的な分だけ緊張感に欠ける面がある。
インフォデミック-巡査長 真行寺弘道 (中公文庫)Amazon書評・レビュー:インフォデミック-巡査長 真行寺弘道 (中公文庫)より
4122069866
No.5:
(5pt)

真行寺は自由の象徴。

今作はコロナウイルスという時事的なネタをタイムリーに打ってきた。
テーマは「自由か命か」だと感じた。命より自由を取るか、自由より命を取るか。前者が真行寺であり、後者が大衆(または国家)であろう。

自由の本質は「失うものが何もない状態」を指す。財産や家族や仕事(地位)など守るものがあれば、束縛されるから本来の自由はない。それらがない(に等しい)真行寺は自由の象徴だ。私たちは自由を求めているのだが、命の安全を求め、皮肉にも国が推し進める科学技術に管理されることを望んでいるのではないか。そんなコロナ禍における違和感を本作はこれでもかと問うてくる。そしてこのシリーズの中で、最も真行寺がかっこよかったのではないかと思う。

科学技術は万能なのか?これから訪れるデジタル社会は、果たしてユートピアかデストピアか?
真行寺シリーズと対をなす、DASPA吉良シリーズ「コールドウォー」が楽しみだ。
インフォデミック-巡査長 真行寺弘道 (中公文庫)Amazon書評・レビュー:インフォデミック-巡査長 真行寺弘道 (中公文庫)より
4122069866
No.4:
(5pt)

いい本です。

あとがきに、次のような文章があります。
「書くことを通じて、このコロナ禍で起こっている現実と向き合いながら、この時代が抱えている問題の多くについて、
思索を深め、その結果を作品という形で提出できたのではないかと信じています」

作家榎本憲男氏は、その目標を達成したのでは、と私も確信しています。

「エアー2.0」と同様に、この「インフォデミック」も、
難しい問題提起はされていますが、と同時に、
「晴れた五月の風に吹かれながら、たしかにここに希望を見出したいという気持ちをおさえきれない自分を、
真行寺はみとめた」
の文章のように、けっして絶望的ではありません。
だから、私は、これらの作品が大好きです。
インフォデミック-巡査長 真行寺弘道 (中公文庫)Amazon書評・レビュー:インフォデミック-巡査長 真行寺弘道 (中公文庫)より
4122069866
No.3:
(5pt)

スピード感ある読み物です。

まるで映画を見ているような小説でした。とても面白い!
インフォデミック-巡査長 真行寺弘道 (中公文庫)Amazon書評・レビュー:インフォデミック-巡査長 真行寺弘道 (中公文庫)より
4122069866
No.2:
(5pt)

今読むことに意味があるとおもいました

まだ読み始めたばかりです。いま、現実で起こっている事象からの、始まりです。
1年後、5年後、私たちは、「今」をどのように評価するでしょうか?
その未来の評価に染まる前に、今、この本を読んでおくことに、大きな意味があると思いました。
榎本氏の、努力と勇気に、敬服いたします。
インフォデミック-巡査長 真行寺弘道 (中公文庫)Amazon書評・レビュー:インフォデミック-巡査長 真行寺弘道 (中公文庫)より
4122069866
No.1:
(4pt)

スッキリさせて!

シリーズ第一作から、わくわくしながら読んできた。本作は、読み終わって何かすっきりしない。今まで真行寺の相棒、上司、居候、居候の彼女と、彼にシンパシーを感じたり、味方だと思っていた人たちが、本作では、距離を置いていく。
 ストーリー的に、尻切れ感がある作品も過去にもあった(一作目、二作目など)。しかし、後の作品で伏線が回収されたりしてきた。本作は、尻切れ感があるわけではないが、読後のカタルシスが無い。
 文庫の帯には、DASPA吉良大介の2作目が2021年1月4日に発売との記載。「『インフォデミック』と同時進行するリアル・エンターテインメント小説」と書かれている。本作のスッキリしない感じが、それを読むことで、スッキリする可能性もある。そうあって欲しいという期待もある。
 同時進行する別作品で、本作の解決を期待するのは反則な気もするが、読まずにはいられないだろう。
 個人的な希望としては、これらのシリーズの他に、エアー2.0の続編が読みたい。
インフォデミック-巡査長 真行寺弘道 (中公文庫)Amazon書評・レビュー:インフォデミック-巡査長 真行寺弘道 (中公文庫)より
4122069866

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!