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(短編集)
くらげ色の蜜月
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くらげ色の蜜月の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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全然面白くなくパラパラ読みだった。別の著者の本を買えば良かった…。 | ||||
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62年から87年にかけて活躍した作家だ。何作か読んだ記憶があったが、他の人と間違えたらしい。 完全に初読みだった。 乱歩賞受賞者だが、推理作家ではない。異様な設定のもと追い詰められた人物がどう行動するか?を主軸とした心理サスペンスまたは生臭い幻想小説だ。ほとんどの作品が性愛をテーマにしている。 男の妄想を描いた小説は色々読んでいるが、女性作家のねっちりと絡みつくような描写は、味わいがまったく異なる。未知の作風に夢中になった。 十四篇収録している。設定がそのままネタのような作品が多いので、印象深い作のみ簡単に触れることにする。 表題作は、蜜月の夫婦は二人ともある事情を抱えていた。性愛スリラーの逸品だ。 『隕石の焔』むかし隕石の落ちた村には、奇怪な習俗が残っていた。伝奇SFとでもいうのか。 『ウルフなんか怖くない』見世物小屋が出てくる。大好きな乱歩を思わせる。 『悪魔のような女』ヒロインの造形が凄まじい。 『聖女』尼僧が妊娠した。父は重病で寝たきりの大司教だと言い張る。結末がまったく予想できない。 『蟻の声』幼いころに見た蟻の恐ろしさが生涯のトラウマになった。パラノイアじみた心理描写が素晴らしい。 『赤い的』不幸な少女が現状から逃走する唯一の方法とは。サスペンス満載の傑作だ。 まったく知らないタイプの小説だった。編集の日下三蔵氏に感謝したい。 | ||||
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