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(短編集)

くらげ色の蜜月



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【この小説が収録されている参考書籍】
くらげ色の蜜月 (竹書房文庫)

くらげ色の蜜月の評価: 3.00/5点 レビュー 2件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(1pt)

時間の無駄!!

全然面白くなくパラパラ読みだった。別の著者の本を買えば良かった…。
くらげ色の蜜月 (竹書房文庫)Amazon書評・レビュー:くらげ色の蜜月 (竹書房文庫)より
4801923992
No.1:
(5pt)

絡みつく性愛サスペンス

62年から87年にかけて活躍した作家だ。何作か読んだ記憶があったが、他の人と間違えたらしい。
完全に初読みだった。
乱歩賞受賞者だが、推理作家ではない。異様な設定のもと追い詰められた人物がどう行動するか?を主軸とした心理サスペンスまたは生臭い幻想小説だ。ほとんどの作品が性愛をテーマにしている。
男の妄想を描いた小説は色々読んでいるが、女性作家のねっちりと絡みつくような描写は、味わいがまったく異なる。未知の作風に夢中になった。
十四篇収録している。設定がそのままネタのような作品が多いので、印象深い作のみ簡単に触れることにする。
表題作は、蜜月の夫婦は二人ともある事情を抱えていた。性愛スリラーの逸品だ。
『隕石の焔』むかし隕石の落ちた村には、奇怪な習俗が残っていた。伝奇SFとでもいうのか。
『ウルフなんか怖くない』見世物小屋が出てくる。大好きな乱歩を思わせる。

『悪魔のような女』ヒロインの造形が凄まじい。
『聖女』尼僧が妊娠した。父は重病で寝たきりの大司教だと言い張る。結末がまったく予想できない。
『蟻の声』幼いころに見た蟻の恐ろしさが生涯のトラウマになった。パラノイアじみた心理描写が素晴らしい。
『赤い的』不幸な少女が現状から逃走する唯一の方法とは。サスペンス満載の傑作だ。

まったく知らないタイプの小説だった。編集の日下三蔵氏に感謝したい。
くらげ色の蜜月 (竹書房文庫)Amazon書評・レビュー:くらげ色の蜜月 (竹書房文庫)より
4801923992

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