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続・氷点



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【この小説が収録されている参考書籍】
続氷点(下) (角川文庫)
続氷点(上) (角川文庫)

続・氷点の評価: 4.54/5点 レビュー 81件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.54pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全74件 61~74 4/4ページ
No.14:
(4pt)

許しとは。

前作のラストで自殺を図った主人公は、奇跡的に一命を取り留める。

大学生になった主人公は、殺人犯の娘ではなかったことを知るものの、
不倫の子であったことを知ってしまう。

「罪」に対する「許し」とは、どうあるべきなのか。
考えさせられる作品です。
続氷点(上) (角川文庫)Amazon書評・レビュー:続氷点(上) (角川文庫)より
4041003865
No.13:
(5pt)

成る程な

TVドラマの最初に60歳になった陽子が美瑛川の川原で「お母さん、ごめんなさい」と言っていたのにドラマでは何でそう言っていたのか分からなかった。このシリーズを全部読んでやっと生みの母である三井恵子を許した場面だった。原作で血の様に赤く燃える流氷を見てキリストが聖書の中で言っていた「許す」という事を悟ったことになっていて憎み続けた三井恵子に電話をするところで完結するのですがそういうことだったんですね。陽子が北原と結婚するらしいことは余り重要ではなかったというのが想定外でした。陽子が北大生だという設定なので縁のある学校で懐かしいと読み始めたが結構奥が深い話でした。
続氷点(下) (角川文庫)Amazon書評・レビュー:続氷点(下) (角川文庫)より
4041003857
No.12:
(5pt)

真実の愛

殺人犯の娘と間違われ、養母に冷たく遇され、自殺にまで

追い込まれた陽子ですが、彼女は他の登場人物たちと比べると

それほど不幸ではないと思います。彼女の場合は生まれが

特別だったわけで、そのために苦痛を味わっても、それは

彼女自身のせいではなかったからです。生まれ持っての罪と

いうものにこの続編で彼女は苦しんでいますが、それは人間なら

誰しもが持っているものです。人に好かれる容姿や真っ直ぐな

心を持って生まれたことを、彼女は感謝すべきなのでは、と逆に

思ってしまうほどなのですが。それに若い頃の苦労は彼女の

その後の人生の糧にもなったのではないでしょうか。

啓造や夏枝、恵子などのほうに私はより深い同情を感じてしまいます。

それはおそらく、私自身も彼らのように過ちを犯したり、その

罪の深さに苦しんできたりしたからでしょう。真の「愛」を

持った人間になるために、つまづき、苦しみ、模索しながら

歩む道、そのものが人生なのだと思います。
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4041003865
No.11:
(4pt)

温故知新というわけではありませんが

ちょっと古めの話し(40年前の人気小説?)ですが今でも十分楽しめました。
小説の中を通っている寒さと静かさが北海道の景色によく似合っていると思いました。
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4041003857
No.10:
(5pt)

永遠の名作

「氷点」が余韻を残して終わったので、続きがとても楽しみでした。
自殺をはかった陽子は甦ったもののかつての少女の無邪気さを失い大人になります。同時に北原さんへの恋心も失うのです。
「続・氷点」は順子という魅力的な新キャラクターが加わり、ますます読みごたえがあります。
読み終わった後は深い感動をきっと味わえるでしょう。
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4041003857
No.9:
(4pt)

許すということ

愛していた母親から,あなたは殺人犯の娘だと冷たく言われ自殺を図った陽子。奇跡的に助かった陽子の周りの多くの人は何らかの形で自殺の要因を作っており,陽子をはじめそれらの人々が自分の罪をどのように許しを得ていくかが「続氷点」。
 結果的に陽子は殺人犯の娘ではなかったが,それは新たな罪を生み出すことになる。表面上は許していても心の奥に残る過去の出来事。他人を許すということは結局,自分自身を許すということではないのか。自分の心をごまかしたままでは他人を心から許すということはできない。
 陽子を取り巻く人々は相変わらず心の中に言いようのないわだかまりを抱えており,誰一人本当に罪を許すことができない。陽子への想いをあきらめきれない徹と北原,そして陽子の弟までを巻き込む状況は,ある意味,陽子の抱えている小さな罪のような気もする。陽子自身もそのことに気が付いているのではないか。
 人は必ず罪を抱えて生きており,その罪を許すために生き続けるものだとしたら人間とは何と悲しい。そんな気にさせてくれる作品。
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4041003865
No.8:
(5pt)

人として生きること

「続・氷点」でも登場人物はそれぞれ原罪を負って様々な行動を取ります。
自分の病院の眼科医師におもちゃにされた事務員の娘に、助けをさしのべてやらない父親啓三。
陽子がもてるのに嫉妬して、陽子のボーイフレンドを誘惑しようとする母。
陽子と血がつながっていないことを知って、急に妹の陽子を愛し始め、
性に突き動かされ、陽子の真の父母を探ろうとする兄。
そのなかで、陽子は「人を許す」ことに目覚め始めます。
ラストは意外な結末ですが、是非読んでおきたい小説です。
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4041003857
No.7:
(5pt)

引き続く人間の原罪

この本の中で最も清純で、神に近い(神を信じていなくても)陽子が
母親に「あなたは殺人犯の娘だ」と嫉妬心からいわれ、薬を飲んで自殺を
はかります。これが前作「氷点」のラストでした。
奇跡的に助かった陽子は、北海道大学の学生となります。
一方、陽子が自分と血がつながっていないと知った兄の徹は、陽子の
ために陽子の真の父母探しにあたります。
これは、陽子のためでなく、兄でありながら妹を女として愛してしまった
ためでした。
相変わらず、正義のためと思いながら、性のために動かされる兄。
大学生になってもてる陽子を、嫉妬心からいろいろないじわるをする母。
人間の原罪が、行動となってどこまでもさらけだされます。
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4041003865
No.6:
(4pt)

普通の恋愛小説になっちゃった

陽子を恋する二人。一人は血のつながらない兄。もう一人は兄の友人。
しかし、陽子は自分の心を決めかねていた。
最終的に、ある事件を理由にどちらかとおつきあいするようになる。
ガ、いかにも明治時代的な「申し訳ないから・・」発想が古い。
大小説のエンディングとしては、残念である。
人生を感じさせるのは、院長に恋する看護婦ガ、悪徳医師にだまされて、玩具にされ、目が見えなくなり、温泉で按摩をしている所に、院長と再会する場面である。
彼女を引き取る踊りの師匠、この人の凛とした生き方は素晴らしい。
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4041003857
No.5:
(5pt)

待望の「氷点」続編

陽子は命をとりとめた。しかし、人間全体に対する不信は解けなかった。
院長も、継母も優しく接するが、その殻は破れない。
ただし、、年頃になったので、男性の方から陽子によって来る。
そんな中、陽子の父は、本当は殺人犯ではない、別人だということがわかり・・・
意外な展開を見せる続編です。
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4041003865
No.4:
(5pt)

陽子の自殺から

自分が殺人犯の娘だ、と母に告げられた陽子は、美瑛川のほとりで薬を飲んで自殺を図った。なんとか助かった陽子に突きつけられた「自分はルリ子を殺した犯人の娘ではないという事実」だった。一方、徹は、陽子の自殺未遂に衝撃とやりきれない思いを感じながらも、本当の陽子の母親に会おうといろいろ試みる。辻口家の周辺と陽子の実の母の周辺が段々と騒がしくなってくる。徹の陽子に対する感情も見物の一つである。この作品は、「人間とは何か」を考えさせられる作品である
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4041003865
No.3:
(4pt)

何回も読む価値あり!

氷点そして続氷点と、内容のおもしろさもあり4日で読み終えました。氷点は、犯罪者の娘といわれる陽子を通じて「原罪」を世に問うた作品であるが、続氷点は「罪のゆるし」だけでなく、人として生きるとは何かを世に問うた作品といえます。氷点に関しては一回ぐらい読めばいいですが、続氷点は何回も読み続けてほしい本です。
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4041003857
No.2:
(4pt)

何回も読む価値あり!

氷点そして続氷点を、内容の面白さもあり4日で読み終えました。氷点は犯罪者の娘といわれる陽子を通じて「原罪」を世に問うた作品ですが、続氷点は「罪のゆるし」だけでなく「人として生きるとは何か」を読者に教えてくれる本です。氷点は一回読めばいいですが、続氷点は何回も読み続けて大事にしてほしい本です。
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4041003857
No.1:
(4pt)

ゆるし

氷点では原罪のついてだったが、続 氷点では『ゆるし』について
人間にとって許しとは何なのかを考えさせられた。
意外な結末だった。
計4冊は結構長いが読むだけはある作品です
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4041003857

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