■スポンサードリンク


続・氷点



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
続氷点(下) (角川文庫)
続氷点(上) (角川文庫)

続・氷点の評価: 4.54/5点 レビュー 81件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.54pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(2pt)

民放昼帯ドロドロドラマ

これだけ「名著だ!」って言われてるんだから、
これから後半でどんなどんでん返しがあるのか?
どんだけ感動させてくれんのか?と半ば期待しながら、
でも、あとの半分は、あの前半からみて、
後半に感動、というのも無いだろうなと思いながら読みました。

そして、結果。。。
なんだよー、結局最後までただの民放昼帯ドロドロドラマだったよー。
これが世紀の名作だなんて、どういうことなんですかね?
大方、小説募集して賞あげて連載した
朝日新聞の宣伝がうまかっただけじゃないですかね?

それか、もしくは、もう一つの可能性としては、
昭和30年代末の当時の現代小説界としては、
この程度でも受け入れられた、むしろこういうのが
今までに無い小説として受け入れられた、とか?

その昔、日本で韓国ドラマが流行り始めた頃に、
どのドラマも判で押したように金持ちの御曹司と貧しい娘の恋愛物語で、
判を押したようにどっちかが交通事故に遭って、
そんなドラマばっかだったのに受け入れられてたのと同じような感じですかねぇ?

でも、それにしても、この内容で、「人間の存在理由の根本に迫る」、みたいな、
そんなことを真剣に考えるきっかけになるような小説じゃないなー。
「原罪」とか、みんなが知らない、
いわば“キャッチコピー”を持って来てうまくやった、んじゃないですかね?

もう、夏枝がとにかく気持ち悪い。とことん気持ち悪い。
「10人が10人振り向く」絶世の美女らしいが、
小説ではそれは言葉で示されているだけで想像するしかなく、
一方、性格の底意地の悪さ、行動の気持ち悪さは文章でありありと分かるので、
どうしても、読んでてこの人が“絶世の美女”であるとは思うことが出来ません。

洞爺丸の遭難事故という、実際に起こった事故を引っ張り出してきて、
主人公の啓造にその事故に遭わせ、生き残らせて、
それではこんな大事故を生き延びたんだから
さぞかし心も変わったんでしょうと思ったら何も変わってない、
これ、なぜに洞爺丸事故を持ち出したの?
単に多くの人の心に残ってる事故を持ち出して、
身内に犠牲者もいるだろう読者の関心を引くためじゃないの?

それ以前に、本のテーマのように出てくる「汝の敵を愛せよ」も、
セリフだけはしょっちゅう出てくるけど、全く実践されてないし。
このスローガンもただのキャッチコピーですね。

まぁ、もう、何を言っても民放昼帯ドロドロドラマなので、多くは言いません。
登場人物がみんなクズ。最後には陽子も徹もみんなクズ。
あー、読んで損した。そんな感想しか持てませんでした。

。。。ちなみに、『続・氷点』があるのだそうで。
死んだか死ななかったか分からないような終わり方をさせた陽子が
案の定生き延びててその後の人生が綴られてるようで、
あの健気だった陽子ちゃんがその後どうなったか、読んでみようかと思いましたが、
あらすじ見ただけでもうお腹いっぱいになったのでやっぱ止めときます。

塩狩峠とか、泥流地帯とか、この人の作品、読みたいと思って
いつか買おうとAmazonに登録してたのですが、この作品であまりにガッカリして、
どうせみんなこんなんだろうから削除することにします。
続氷点(下) (角川文庫)Amazon書評・レビュー:続氷点(下) (角川文庫)より
4041003857
No.1:
(2pt)

続いるかな~

これは続きを書かない方がよかったのでは。。。。
と思わせる暇な続編です。
最初は続きを見たいと思い読んだのだが、展開があっけなく、これだったら書かない方が良かったのではと思う。
続氷点(上) (角川文庫)Amazon書評・レビュー:続氷点(上) (角川文庫)より
4041003865

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!