ホーンテッド・キャンパス 最後の七不思議
評判
ホーンテッド・キャンパス 最後の七不思議の評価:
4.11/5点 レビュー 9件。 B ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1〜3 1/1ページ
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ホーンテッド・キャンパス 最後の七不思議の評価:
4.11/5点 レビュー 9件。 B ランク
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読みやすくてするすると読める作品ではあったのですが、ラノベ風設定と、厭なホラー設定がどんどんかみ合わなくなってきている印象です。
主人公は「平凡と自称しつつ、特殊能力と優れた身体能力を持ち、高校時代から美少女二人にベタ惚れされていても、鈍感で気づかなかった」という、ある意味でよくある設定です。
ヒロインこよみも、これまた男の理想を詰め込んだかのような非現実的な美少女で、主人公は優しさが売りとしながら、よく知りあう以前から彼女は主人公に惹かれていたようだという矛盾も出てきています。
そんなファンタジックな二人のじれったい、ただし両思いで成功に向かっているのは明らかな恋愛物語と、ドロドロした現実的な男女・慣習・人間関係が基本にあり、すっきりと解決することは少ない(一見しているようでも、霊も含む被害者側からすれば不満足だろう結末が多い)ホラー部分はとても相性がいいとは思えません。
特にひどいなと思ったのは14巻でしょうか。
黒沼部長などの口から、苦みまじりに何度も良くないことだとされ、作者も否定的に描いていたはずの「身勝手な思想の強引な押しつけ(善意からであっても)」をしてくる相手がいるのですが、
それを「こんなことを受け入れられる、俺(主人公)かっこいい!」をやらせるために、主人公が積極的に認め、許容してしまうのです。
ラノベ風設定の甘酸っぱい恋愛と、現実的でやるせない後味の悪いホラー、どちらも単独ではよくできているのですが、この二つの要素が溶け合うのではなくぶつかり合ってしまっていると感じたシリーズ作品でした。