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ブラックシープ・キーパー
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ブラックシープ・キーパーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.75pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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第11回(2019年)角川春樹小説賞受賞作。 近未来の札幌を舞台に描く、超能力バトル小説。SF的な超能力の背景を序盤に4ページ程度でさっくと説明して、後の展開にほとんどかかわってこないという割り切りぶりが素敵。ただ、近未来要素が作中で活かされているとはいいがたく、これならオカルト路線でもよかったような……。 ついでにいえば超能力バトル自体はそれほど新味はないのですが、自分の精神(MP)を消耗するのではなく、「契約」を結んだ他人の精神を犠牲にするという設定が珍しく、現実でいえば知らないうちに誰かに貯金を引き出されているような状況を連想してしまうのであります。「契約」の相手=羊が少ないのに浪費すると羊が精神崩壊してしまうというのは知らない間に破産しているようなものでしょうか。 すでに指摘があるように超能力の扱いといい、ネーミングのセンスといい、全体に『ジョジョの奇妙な冒険』(第三部以降)タッチ。もっとも、超能力バトルは序盤と終盤に偏っているため、戦闘用よりも調査用の超能力の方が 作中では印象深く、使い勝手がいいように思えます。戦闘用の超能力は本当に戦闘以外での使い道はなさそうなものばかりでして、そんな中、戦闘から道案内まで役立つ伊織の超能力がぶっちぎりでストーリーに貢献しています。 全体にどこかで見たことあるようなプロットではあるものの、リーダビリティは素晴らしく、そつなく、過不足なく、300ページ弱のボリュームにまとめてみせた手腕はまことにお見事。伏線が露骨に過ぎて、真相は容易に想像がつく一方で、先の展開となるとなかなか読むことができません。 主人公に匿われることになる「ヨウ」は、男女のどちらともつかない両性兼備の人造人間。作中の言動もあえて男女のどちらでも通用するように(ほとんど幼児のように)描かれており、読者によってショタにも美少女にも男の娘にも自分の好みに合うようにイメージできるようになっている各フェチ対応型の仕様でして、この発想はなかったなあ。 | ||||
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羊飼い、という異能者の闘いと、羊飼いの道具としての羊との交流を描くアクションドラマ。 自身のトラウマを基にした特殊能力を持つ異能者同士の戦いは、なかなか読ませますし、ジョジョが好きな方にはお勧めできます。 それなりにストーリーもしっかりしているし、泣かせるような展開もよかったです。 それぞれの能力も面白く、アクション小説しては良かったです。 | ||||
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