教皇の勅書に従い、各地で魔女裁判が行われた15世紀末。

北海道警察本部刑事部捜査第一課に所属する吉灘麻耶は、ある事件で負った怪我をきっかけに、“廃墟に限定して、そこで起こった過去の情報を視ることができる目”を持つようになった。

明治15年の横浜。

香港。

第18回『このミステリーがすごい! 』大賞・大賞受賞作、待望の文庫化です! どんな紙でも見分けられる男・渡部が営む紙鑑定事務所。

八代将軍・徳川吉宗と尾張藩主・徳川宗春の対立が水面下で繰り広げられる元文の世。

一七世紀オランダで、陶器の名産地として栄えた港町・デルフト。

【AIと人類を巡る超巨弾エンタメ小説が文庫化】 今日も働く、人類へ 至高のAI『タイタン』により、社会が平和に保たれた未来。

14歳の少年Aによる20年前の女児殺害事件。その残酷な犯行映像が闇売買された。

コーヒーの香りとともに蘇る、学生時代の思い出とほろ苦い暗号。いまは亡き夫が、俳句と和菓子に隠した想い。

「できることが目的じゃないよ。

「女の人の声が聞こえるんです」。 殺人の罪を認め、素直に聴取に応じていた被疑者が呟いた。

南極遊覧中のチャーター機がシステムダウンを起こし不時着。

橘樹雅は研究テーマ「出雲」を追い、京都を訪れる。

企業の炎上鎮火を請け負う裏仕事人の西澤奈美は、筋力トレーニングを日課とし、冷蔵庫にはビールと栄養ゼリー。

新型コロナウイルスが猛威をふるう春、センバツ高校野球大会の中止が決まった。昨年の夏、優莉結衣は甲子園にいた。

テレビ局のアニメ・プロデューサーが鎌倉の自宅付近で何者かに殺害された。

刑事夕雨子はいつも首元にストールを欠かさない。

第18回『このミステリーがすごい! 』大賞・隠し玉作品。

一九九〇年五月。たたき上げの会社社長が首だけの死体となって発見された。

冬の朝の学生寮で、少女が死体で発見された。白い雪に覆われた地面には足跡がなく、警察は自殺として処理する。

女子高生の亜李亜は、猟奇殺人鬼の一家に生まれ、郊外でひっそり暮らしていた。

顔と体に広がる黒いシミ、あの世へ誘う黒い影。何者かの呪いがトップアイドル・るるを襲った。

望川貴は幼稚園で出会った日仏混血の少女・万里枝プティに心を奪われ、二人は永遠の絆で結ばれていると確信する。

宮部みゆき、久々の新シリーズ始動! 謎解き×怪異×人情が味わえて、著者が「生涯、書き続けたい」という捕物帖であり、宮部ワールドの要となるシリーズだ。

第13回小説現代長編新人賞受賞作。 長野の冬は長く厳しい。